連結決算における決算期のズレと為替変動②

会計・税務

前回の続きです。
為替レートが著しく変動している場合、その影響を連結財務諸表に反映させなくていいのでしょうか?

どうやら原則論としてはあくまで子会社の決算日の為替レートでいいようです。

ただし、「外貨建取引等の会計処理に関する実務指針」(会計制度委員会報告第4号)に以下のような記述がありました。

【第33項】
・・・・(中略)・・・・なお、連結決算日との差異期間内において為替相場に重要な変動があった場合には、在外子会社等は連結決算日に正規の決算に準する合理的な決算を行い、当該決算に基づく貸借対照表項目を連結決算日の為替相場で換算する。

この記述より、「為替相場の重要な変動があった場合」は特別だということがわかります。この「重要な変動」という点がポイントですね。個人的には、通貨危機、例えばかつての南米の貨幣価値が著しく下落したようなケースが想定されているのではないかと思われます。

仮に、9月末と12月末の為替レートに重要な変動があった場合に当該会計処理が採用されることとなるかが、上記記述の解釈によりわかれるのかなと思います。第3四半期に注目です。

昨日、本日と極めてマニアックな内容を書かせていただきました。

念のため・・・あくまで私見でございますので、当該情報の妥当性等についての一切保証をするものではございません。

TANAKA