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シンガポールにおける車に関連する税金について


シンガポールは世界で最も住みやすい都市ランキング1位に選ばれるなど、観光をはじめ居住地としても人気を誇っています。特に、街は清潔に保たれている事や、水道水を飲む事ができるなど衛生面でも心配する事はありません。また、政情が安定している事もあり治安が良いことも挙げられます。

そんな魅力のシンガポールですが、一方で物価が高いために普段の生活に必要な食費や住宅費など日本よりも高くなります。その中でも本日は車に関連する税金についてご紹介いたします。

1.シンガポールの交通事情

シンガポールで車を購入する際に、その値段を見て驚かれる方が多いようです。あまりにも新車の値段が高すぎるからです。なんと、シンガポールの車には新車の価格とほぼ同じ額の税金がかけられてしまっているのです。

シンガポールの面積は淡路島と同程度となっているのですが、人口は淡路島のおよそ38倍にもなる世界でもトップクラスの人口密度です。 特に都市部に人口が集中しているため、慢性的な渋滞が懸念されています。このように交通環境が非常に悪くなっており、交通渋滞は常に大きな問題となっています。

もちろん、道路ネットワーク整備やノーマイカーデーなどなど、多くの対策を国を挙げて行って来ていますが、それもほとんど効果が無かったようです。そこで政府が自動車購入者を減らして渋滞緩和や交通環境を守る目的として、高い税金を設定する事で自動車保有を制限しています。

2.シンガポールの自動車が高い理由

シンガポールでは国内では自動車を生産していないために、すべて輸入車となります。当然、価格は高くなってしまいます。例えば日本で人気のトヨタ・カローラクラスでも、シンガポールで購入しようとすると1000万円近くかかるといわれています。

また、それだけではなく、新車を購入する際には政府が発行している新車購入権、通称COEを公開入札する必要があり、ほとんどの場合は業者が代行でCOEを購入しており、それが上乗せされて転売されているために、非常に高価な値段になっています。日本でもそれなりに高価な車であるプリウスが、なんと1500万円相当にまで値段が高騰しているので、その値段の高さは良く分かるかと思います。

また、COEも政府が入札させるものですから、実質的には税金とほとんど変わりがありません。シンガポールで車を購入するようなことがあれば、このような高価な買い物になってしまうことをあらかじめ覚悟しておかなくてはいけません。

3.新規車両登録権利書(COE)について

シンガポールで新車を購入する際には、車両本体価格以外に、商品サービス税や登録料、追加登録料そして輸入税が課せられることになります。さらにはこれらとは別に、車を購入する為の権利といえる新規車両登録権利書、いわゆるCOEと呼ばれる車を購入する権利を取得する必要があります。

新規車両登録権利書(COE)は政府が国内の車の数をコントロールするために政府が発行するものになり、入札で価格が決まります。車を少なくしたければCOEの数を減らして発行することになり、車を購入したい方は、より高値で落札することになります。したがって、シンガポールで車を購入するためには、まずは新規車両登録権利書(COE)を入手しなければ車を購入することができません。

つまりは、車両販売店に行っても新規車両登録権利書(COE)がなければ購入することができません。さらには、新規車両登録権利書(COE)の権利は10年で切れてしまいますので、引き続き乗るためにはCOEを再取得する必要があります。

4.新規車両登録権利書(COE)の金額

新規車両登録権利書(COE)は、排気量1.6リットル以下で出力130馬力以下の乗用車のAカテゴリー、排気量1.6リットル以上か130馬力以上の乗用車Bカテゴリー、そしてどの車両の購入にも使えるオープンカテゴリー、商用車やオートバイなどといったカテゴリー別に設定されています。

ちなみに価格は変動するのですが、自動車であれば、約600万円から約700万円、オートバイでは約70万円程度の費用が掛かります。この様に、日本でお値打ちなトヨタ・カローラクラスもシンガポールでは1000万円近くも必要となってしまうのです。

このように、シンガポールで車を所有するためには想像以上にお金が必要となります。反面、マイカーがなくとも公共交通機関は安くて充実していますので、生活する上ではそれほど問題になることはありません。とはいえ車好きの人にはシンガポールは厳しい国と思うことでしょう。

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