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シンガポールの通貨シンガポールドルについて


本日は、シンガポールの通貨シンガポールドルについてご紹介いたします。

1.シンガポールドルの概要

シンガポールドルはS$と表記されるシンガポールの通貨です。ドルという名称通り、補助単位としてドルの100分の1に当たるセントが設けられているのは、米ドルと同様の構成です。

このシンガポールドルはブルネイドルと等価固定されており、ブルネイ国内でも通貨として使用されています。ブルネイという国は余り知られていませんが、ボルネオ島の北部にあるイスラム教の王国で、石油や天然ガスが豊富に埋蔵しており、東南アジアでも最も豊かな国といわれています。逆にシンガポール国内でも、ブルネイドルが使用されており、たまにお釣りなどでブルネイドルに出会うこともあります。

2.シンガポールドルの為替管理

世界の通貨の為替相場を国が管理する制度として、

①日本やアメリカなどの先進国が採用している「自由変動相場制」、
②かつて日本円が米ドルに対して1ドル=360円と固定されていた様に為替レートを一定比率に定め完全に固定する「固定相場制」
③国が為替レートの変動幅を定めその範囲内では自由に取引が行えるという「管理変動相場制」

の3つの方法があります。

シンガポールドルは、この為替管理方法として管理変動相場制の1つである通貨バスケット方式を採用しています。このバスケット方式というのは、複数の通貨をバスケットの中に詰め込み、為替管理のための1つの通貨の様に見なし、それに対して為替レートを決定する方法です。このバスケット内に入れられている通貨にどんなものが入っているかは、為替投機の攻撃から守るため、非公開となっています。

この管理変動相場制のバスケット方式は、シンガポールの為替の安定に大きく貢献していますが、これが導入されているのは、シンガポールが小国で、また国家の利益が輸出入に大きく依存しているためです。

3.シンガポールドルの紙幣とコイン

シンガポールドルの紙幣としては、2、5、10、50、100、1,000、10,000ドルが発行されています。この中で10,000シンガポールドル紙幣は1S$=85円で換算すれば、85万円紙幣と言う事になり、これは世界最高額の紙幣だと言われていますが、一般には流通していません。

シンガポールドル紙幣には、いずれの紙幣にもシンガポールの初代大統領であるユソフ・ビン・イサークの肖像が印刷されています。また、流通度合いの高い2、5、10ドル紙幣では2004年からは耐湿性や耐久性を考えてプラスチックポリマー性の紙幣が発行されています。

一方のコインは、マーライオンが描かれた1ドル、シンガポール港が描かれた50セント、チャンギ国際空港が描かれた20セント、公団住宅が描かれた10セント、エスプラネードが描かれた5セントが発行されています。

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