前回の投稿から早半年、2回目の投稿となりました。
どうもyamaguchiです。
半年に1回となるともはやローテーションを意識しなくなるレベルなので、
不意打ちのように担当が回ってきて結構焦ります。
いざ書こうとしても、ネタがなかったり、かといって日々の出来事の中で、
「あっこれブログにかこう」と思って準備してても半年に1回なので、
担当になった時には忘れているというオチ。難しい。
さて、準備していたネタもすっかり忘れてしまったので、
今回は最近自分が意識しているワード、について書いていこうと思います。
ビジネスとデザイン
コンサルタントという仕事をしているせいか、よく提案資料や説明資料を作成することがあります。
その際に、Excel、Word、PowerPointを使うのですが、作り終わった資料を見ると、
その出来に納得のいった資料が4割、そうでない資料が6割といった具合にわかれます。
半分以上がなんか違うな、という感覚で終わってしまうのです。
もちろん、仕事の資料ですので、言いたいことや伝えるべきこと等はしっかりと明示しているので
目標とした作業自体は達成していますが、なんとなく違う、という感覚を覚えるのです。
そこで少し前に、なんとかしたいとの思いから、インターネット上に落ちている様々な提案資料や
説明資料等を集めてみたことがあります。
結果、参考となるグラフの描き方や表現の仕方などのテクニック的な収穫はあったものの、
その「なんか違う」という原因解明に繋がるものは得られませんでした。
しかし、とある人に辿り着くことが出来ました。
ビジネスデザイナー
濱口秀司さん
どのような方かはググれば一発で出てくるので割愛しますが、
分かりやすくいうと、USBメモリなどの発案者、だそうです。
濱口さんの記事でよく見かけるのが「ビジネスデザイナー」という肩書です。
最初に記事で見かけたときは、ビジネスデザイナーってなんだ?というレベルでしたが、
登場される色々な記事を読み漁っていくと、あぁなるほどビジネスデザイナーだな、と思わずにはいられませんでした。
物事に対して非常に冷静に、俯瞰的に、そして多角的に把握するのに優れている、
そんな印象を受けました。
驚いたのは、イラストチックなデザイン能力に富んでいるのみならず、
概念的なものに対してもデザインを施してしまうことです。
例えば、フレームワークやコミュニケーションに対してもデザインされている、そんな感覚。
人が受ける印象や、心理的なものについても非常に繊細に分析がされていて、
なおかつ経験に裏打ちされた確かな説得力があり、示唆に富むものが多く、
今までの自分は果たしてどれほどの雑な仕事をしてきたのか、と痛感させられました。
ビジネスにおけるデザインの重要性
濱口さんを知ってからは、デザインというワードに対する自分の意識が変わってきました。
今までは、デザインといえば付加価値そのものだと思っていましたが、
今では、デザインとは付加価値を創出する手法ではないか、と思うようになりました。
例えば、Apple関連製品では、
とことん追求されたデザインに、誰もが使えるUI/UX。
それだけでその他有象無象のスマートフォンとは一線を画す、確固たるポジションを築いてきたのは、
言うまでもなく、まさにデザインが付加価値そのものであったからだ、と思いこんでいました。
もちろんデザインが付加価値であったことは事実だったとは思いますが、
Appleが優れていたのは、ユーザーのニーズに占める割合のうち、
デザイン性という項目の比重が高く、従来のスペック重視というメーカーよがりの視点を捨て、
ユーザー目線での物づくりをしたという、デザイン力であったのではないかと。
これからの時代は、デザインセンスが必要になるのでは?と勝手に妄想しています。
全ての物事を冷静に、俯瞰的に、そして多角的に把握した上で、
ベストな色とは何か?を徹底的に分析し、着色していく。
そんなデザインセンスを常に意識し、磨き続けながら生きていきたいです。
ご興味がありましたら濱口さん記事でググってみてください。
yamaguchi