日商簿記検定を持っていると会計事務所へ就職しやすくなるか? 日商簿記検定を持っていると会計事務所へ就職しやすくなるか?

日商簿記検定を持っていると会計事務所へ就職しやすくなるか?

2020/06/1

日商簿記検定を持っていると、会計事務所・税理士事務所への就職はしやすくなるのでしょうか?

今回は、税理士を目指す方にとって大変も身近である日商簿記検定の概要と会計事務所・税理士事務所への就職についてご紹介します。




日商簿記検定とは?


日商簿記検定とは、商工会議所法(昭和28年法律第143号)第9条第9号の規定に基づき日本商工会議所および各地商工会議所が実施する検定試験(商工会議所検定試験)のうち、簿記に関する技能を検定するものを指します。

正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」です。

日商簿記検定は年に3回開かれており、会計などに関わる専門的な知識を有する検定で、上から1級から4級までがあり、それぞれにおいてレベルが違います。

会計事務所・税理士事務所への就職を考えている方のみならず、企業の経理・会計担当者や利益率を重視する営業担当者、コスト管理を求められる管理者、取引先企業の経営状態を把握したい人、税務申告を自分で行いたい人、有価証券報告書等を分析して資産運用を図りたい人にも人気の検定です。



日商簿記検定のそれぞれの級について


日商簿記4級は商業簿記の入門知識的なものであるため、小規模小売店の経理などに役に立ちます。

日商簿記3級以上になると、個人企業における経理担当、経理補助などが行えるようになり、営業や管理に必要な知識を得られるといわれています。そのため、日商簿記3級から受験を始める人が多く、日商簿記4級はあまり受験されません。

日商簿記2級は、高校生程度の商業簿記・工業簿記に関しての知識を有しているとされ、大学受験や推薦入試などに役に立ちます。

また、中小企業ならば日商簿記2級でも十分に就職活動において優位になります。会計事務所への就職においても、日商簿記2級の取得というのは1つ重要なポイントにはなろうかと思います。有しているのと有していないのでは、やはり大きく違います。

日商簿記1級は、広く深い簿記や会計に関する専門知識を有していなければ合格することはできず、受験者の多くは公認会計士や税理士を目指す方、大企業の経理部門にいる方、商業高校や経理専門学校の学生などです。

特に大企業や中堅企業などの簿記、経理、会計などについて幅広く学習できるので、今後の就職やキャリアアップに最も役に立つことには違いありません。

なお、日商簿記検定の最上級である1級を取得することは税理士の受験資格の1つとなっています。最終学歴が高校卒業の方が税理士試験を目指す場合には、この日商簿記1級(あるいは全経簿記上級)が最初の目標となります。



日商簿記検定取得のメリット


日商簿記検定は、現在まで140回以上の検定が実施されており、全国的に知名度の高い資格とあって、経理や財務、一般事務職などへの就職・転職の際に有利な資格とされ、募集要項などに「簿記資格保有者優遇」と記載されているケースもあります。

税理士試験科目を有していなくても、日商簿記1級や2級を取得してれば、会計事務所や税理士事務所へ就職活動においてとても有利です。

もし日商簿記1級合格や2級合格と履歴書に書いてあったら「日頃から努力されているんだな」と好評価につながります。(3級も記載をおすすめします)



得られるスキルと役に立つこと


日商簿記検定は、受ける級にもよりますが得られるスキルとしては、
・帳簿などを自分自身で付けることができるようになること
・税金の申告などが自分自身で行えるようになるスキル
・経理や会計などを行えるスキル
・資産運用などを行う際の有価証券報告書などを読み解いて分析するスキル

上記のようなスキルが一定程度身に付くといわれます。

そのため、会計事務所や税理士事務所への就職において業界の一定程度の知識を有しているということから大変有利です。これから会計事務所や税理士事務所に就職したいという方や、税理士や公認会計士を目指したいという方は、ぜひ日商簿記検定を取得することをお勧めします。



最近の日商簿記検定は難しい


最近の日商簿記検定は、1級の出題内容が増えたことにより、1級から2級に出題内容が移管されている部分があります。

具体的には平成28年度(第143回)以降、順次商業簿記の出題範囲が変更さおり、2級商業簿記を中心に変更がなされ、従来の帳簿処理などが出題範囲から削除される反面、新しい会計処理が追加されて従来は1級の範囲であった連結会計や税効果会計などが初歩的な部分に限り2級の範囲とされました。

つまり昔の日商簿記検定2級よりも今の日商簿記検定2級は難しくなっています。当然1級も昔よりもさらに難しくなっています。合否というよりは出題範囲が広がっているので勉強が大変という印象です。

なので、昔の日商簿記検定2級よりも最近取得した日商簿記検定2級は高く評価されるべきですね。

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