グループCEO前川のQ&Aコーナー【Vol.003】ファーストキャリアで税理士法人を選ぶのはどう思うか? グループCEO前川のQ&Aコーナー【Vol.003】ファーストキャリアで税理士法人を選ぶのはどう思うか?

グループCEO前川のQ&Aコーナー【Vol.003】ファーストキャリアで税理士法人を選ぶのはどう思うか?

2020/11/30

Kengo-Maekawa
  • 【頂いたご質問】

    Q. 会計士受験生です。ファーストキャリアで税理士法人を選ぶのはどう思いますか?

  • 【前川より回答】

    A. 税務×●●(英語やIT)というマルチスキル領域ならファーストキャリアで税理士法人というのはありです。

ご質問ありがとうございます。

 

会計士受験生の方からのご質問ということで今時点の私の正直な考えでご回答をさせていただきます。

 

ファーストキャリアで税務を選んだ場合、もしその後やはり会計士の独占業務である監査業務にチェンジしたいとなった際にビハインドとなるかと思います(主に昇進面・給与面)。監査法人は基本的には新卒で入りたたき上げでパートナーを目指していく組織であります。

 

超大企業の監査業務をしっかりと行うためには時間を要します。短い期間で理解し信頼関係を構築していくことはそう簡単ではありません。そのため独占業務である監査業務をしっかりとやりたいということであれば、ファーストキャリアで監査法人を選ぶという選択肢が無難であるように感じます。

 

一方で、『税務×●●(英語やIT)』というマルチスキル領域で活躍することを将来イメージしている場合には、ファーストキャリアで税理士法人はよろしいかと思います。この領域は突き詰めると極めて希少価値の高い存在となります。そして英語もITも今後将来を見据えた際には不可欠なスキルでしょう。

 

幸い税金という世の中の社会インフラがなくならない限り、税理士という仕事も非常に安定しているのですが、ただテクノロジーの進化により付加価値の低い会計領域のサービスは今後ITにより置き換わられていくことが容易に予想されます。そのため『税務×●●』という組み合わせによるキャリアが安定的かつ高付加価値領域であるように感じています。

 

なお、CFOキャリアを目指すのであれば監査法人がお勧めです。IPOを目指すベンチャー企業であったり、上場会社のCFOを目指すのであれば監査法人と対峙する必要があり、監査法人の組織の仕組みや業務の進め方を理解しておくことはとても有意義です。

 

CEOに信頼されCFOポジションを任されるためには、公認会計士としての経験だけでなく事業や戦略に対する知見が極めて重要であるのは言うまでもございませんが、監査法人で色々な企業を見てきた経験も必ずや役に立つことでしょう。

 

ご質問ありがとうございます。参考になりましたら幸いです。