Q1 なぜ税理士を目指そうと思ったのですか
簿記というものに興味を持ったのが、最初のきっかけでした。
大学では経済学部で学んでいたこともあって、何の気なしに簿記の授業を受けたのですが、全然わからなかったんです。単位も落としました。
簿記というのは貸借があって必ず一致するようになっており、パズルみたいで今までにはない感覚だと感じました。それまでの自身はアルバイト代の入金やコンビニで物を買うといったような「現金主義」的な考えしかなく、例えば割賦販売や減価償却などは斬新な考え方ながら腑に落ちるもので、興味を持ちました。最初に授業で聞いたときには先生が何を言っているのかがわからなかったですが、興味を持ってからは自分から理解しようと努力しました。
一方、校内には公認会計士を目指す人向けのコースがあり、自分の周囲にも1年生の時からそこへ行く人は一定数おり会計士の存在は意識していました。
2年生の時にそのコースに私も体験のような形で行ってみることにしたんです。そこで本格的に勉強し「簿記って面白いな」と興味を持つようになりました。
しかし、そこから順調に継続したかというと実は違いました。短期集中ということで勉強以外との両立を取ることができず会計士の勉強は諦めました。その後3〜4年生になって、周りが就職活動を始める中、「ここに行きたい」「こういうことをしたい」という明確なゴールがなかったので就職活動をすぐにする気にはなりませんでした。そこでやはり、資格の取得を目指してみようと思いました。色々と調べた結果、税理士試験であれば1段階ずつ科目合格ができる、ということを知りました。これなら働きながらでも自分のペースで諦めずにできると思い、税理士を目指し始めました。
Q2 汐留パートナーズに入社したきっかけは何ですか

2014年の1月からアルバイトで汐留パートナーズに入社しました。大手予備校の就職説明会に参加した時に、偶然出会ったのですが、当時は特に税理士事務所の業界にも詳しくはなかったので、数多くの事務所を見て回りました。その中でも、この会社は税務だけでなく、様々な経営課題に士業全体で対応しているというところが魅力に感じました。
また、平均年齢も若くて、20〜30代のメンバーがほとんどでした。税理士業界というのは年齢層が高めのイメージだったので、良い意味で珍しい事務所だなと思い就職しました。
会計事務所というのは、シーンとした静かな空間でパソコンを打つ音だけが聞こえるようなイメージでした。しかし汐留パートナーズには明るいメンバーが多くて、就職説明会では自分と近い年齢の人も多く、エネルギーに満ち溢れて仕事をしている感じがして、自分に合っていると思いました。
入社時点では実務未経験の状態で、右も左も分からない状態だったので、一日中書類のスキャンしていることもありました。最初は会計ソフトに慣れたり、入力作業を中心に行なっていました。同期や年齢が近いメンバーがいたこともあり、その点は仲間に恵まれたと感じました。
その後、すぐに担当を任せてもらえたり、チーム長や教育など様々な業務を経験する中で毎年着実に成長していくことができました。
Q3 汐留パートナーズではどのようなお仕事をしていますか
メインの業務としてはメンバーの申告書や試算表など納品物のレビューを中心に行っています。また、新規のお客様と打ち合わせをしたり、部内の採用活動や業務管理といったところを付随業務として行っています。
自分だけでなく、社労士や司法書士、弁護士などと連携したプロジェクトが終わった時などはワンストップサービスを体感でき、やりがいを感じます。経験したことのない仕事は調べながら作業をしていくことになるわけですが、様々な専門家から学ぶことも多く非常に勉強になります。同じフロアに様々な士業がいるというのは、中々稀有な機会だと思うので、その部分は非常に心強いです。
Q4 汐留パートナーズで今後成し遂げたいことは何ですか
個人として、会計税務の知識をブラッシュアップしていくことは当然大切だと思います。また、外資系のクライアントも多いので、英語でサービスできるようにしていきたいというのが直近で考えていることです。英語を使用するクライアントとのメールなど読み書きはある程度できますが、直接コミュニケーションを取るとなった時に、スムーズにはいかないことが現在の自身の課題だと考えています。
汐留パートナーズはPKFインターナショナルというグローバルファームに所属していることもあり、英語を使用することができれば自身だけでなく会社にも貢献できます。弊社はフィリピンにも拠点があるため、そこのメンバーとSkype等で話すこともあり、コミュニケーションは英語を使用しています。普段の業務でも学ぶ機会があるので、多くを吸収していこうと思っています。