事案例:職場でのパワーハラスメントについて

Q.私は女性ですが、携帯のアプリなどのプログラム開発の仕事をしております。あまりお酒が飲めないし、仕事の終わりに疲れていて、早く帰宅したいのですが、勤務している会社には男性従業員が多く、上司や先輩にお酒を勧められると、断りづらい環境です。お酒を飲むのはプライベートのことだと思われていますが、飲酒強要って、パワハラになるでしょうか。

A.IT関係などの技術系の会社の女性従業員は、男性従業員に囲まれる職場環境で働くのが、大変ですね。飲酒強要は「パワハラ」と認定されていますので、上司や先輩の飲酒強要行為を断ってもよろしいかと思います。

飲酒強要は不法行為

飲酒強要などのパワハラを受けたという理由で、ホテル運営会社の元社員が会社と元上司に対して、損害賠償などを求めた訴訟を提起しました。

結果として、控訴審判決で飲酒強要は東京高裁によって、不法行為と認定され、会社側は150 万円の支払いを命じられることになりました。

「職場のパワーハラスメント」の予防と解決

職場の「パワハラ」は、労働者の尊厳や人格に損害を与える許されない行為であり、その発生によって、「職場の生産性の低下」や「人材の流出」など企業に損失を与える可能性があるので、労働者の働く意欲を向上させ、職場の活力を増すために、早急に予防や解決に積極的に取り組む必要があります。

職場のパワハラをなくすためには、以下が必要となります。

①企業や労働組合そして一人ひとりの取組み

職場のパワハラの概念・行為類型やワーキング・グループ報告に示された取組例を参考に取り組んでいくことです。企業や労働組合はもちろん、組織の取組みが形だけのものにならないよう、職場の一人ひとりにも、それぞれの立場から取り組む必要があります。

②トップマネジメントへの期待

職場のパワハラは、組織の活力を損なうものであるため、こうした問題が生じないような組織文化が求められます。その組織文化を育てていくためには、自らが模範を示すと同時に、その姿勢を明確に示すなどの取組みが必要となります。

③上司の立場にある方への期待

上司として、パワハラは無論、してはいけないことですが、部下にもさせないように職場を管理し、職場で起こってしまった場合、その解決に取り組む役割を果たすべきです。

④職場の一人ひとりへの期待

互いの価値観の異なる部分を認め、人格を尊重し合い、互いに理解し協力し合うべきです。互いを受け止めるために、コミュニケーションを適切に行う必要があることを心がけるべきです。

「パワハラ防止規程」の用意

パワハラ訴訟などは、経営上まったく無用なコストなので、予防対策として服務規律違反の処罰の強化やパワハラ防止規程を作成し、社員に知ってもらう必要があります。

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