シンガポール法人で従業員を雇用するには?

シンガポールでローカルの人材を採用するにはいったいどうすればいいでしょうかというご質問をいただくことがあります。シンガポールでどのような人材を採用したいかは企業によって大きく異なるとは思いますが、まずはその人材の履歴書を入手してバックグラウンドを確認するというプロセスは、日本と同じであります。

1.ジョブホッピング(job-hopping)

job-hunting

シンガポール人は、皆キャリアアップを求めて転職を繰り返します。ジョブホッピングとも言いますが、このカルチャーについては避けて通れず、一定の理解をしなければならないでしょう。2~3年ごとには新しい会社へと転職していってしまいます。

日本においては、長い間終身雇用制度や年功序列制度が継続していたため、転職を繰り返すことはネガティブな印象をもたれることが多いのが一般的です。しかしながら、国際的に見ますと、能力給志向の強い国や業種において、技能や給料のUPを目指して転職を繰り返すということに対して、ネガティブな捉え方をされず特段不利な扱いを受けないという国も多く、シンガポールもそのような国の1つであるといえます。

2.シンガポール人を採用する方法

いずれにしても、自社が求めているスキルや経験を持っている人材の募集に対し、そのようなスキルや経験をもっておりより高いポジションを求めているシンガポール人が応募する、そしてお互いが納得して採用、という良い出会いが理想的です。

例えば、シンガポールには以下のような採用・求人サイトがあります。

・JOB STREET URL:https://www.jobstreet.com/
・StartUp Jobs URL:https://startupjobs.asia/
・JOBS DB.com URL:https://www.jobsdb.com/
・glints URL:https://glints.com/

その他、Linkdinのようなネットワーキングを利用したり、インターンにて学生を囲い込むという手法もあります。

一方で、より高度な人材との出会いは、ヘッドハンティングが有効であるようです。シンガポールのローカルのヘッドハンティング会社以外に、世界的に有名なHudson、Robert Waltersなどもシンガポールにおいて事業展開をしております。

3.シンガポールの給与水準

①ベーシックな事務スタッフレベル

基本的な事務職のスタッフですと、1ヶ月の給料水準は2,000SGD~3,000SGD程度です。1SGD=90円としますと、日本円で1ヶ月180,000円~270,000円となりますので、円安の影響もあいまって東京都心の給料水準とほぼ変わらないか、場合によってはそれよりも高いという印象です(2015年1月現在)。

➁マネージャー・専門職レベル

マネージャー職などより高度な業務を行う人材であれば、5,000SGD~15,000SGD程度です。1SGD=90円としますと、日本円で450,000円~1,350,000円となります(2015年1月現在)。このようなレベルの人材であれば、インセンティブプランを導入しコミットするなど、単純に額面だけではなく、モチベーションがアップするような雇用条件を提示することも必要でしょう。総じてシンガポールの人件費は東京と同じかそれよりも高い水準であると覚悟をして、シンガポールに進出すべきでしょう。

従業員を採用する際に雇用契約書で決めておくこと

employment-contract

シンガポールで従業員を採用する際には、雇用契約書にて、労使双方で合意した内容を定めておく必要があります。シンガポールの労働法・労働慣行や、会社の労働条件などを丁寧に従業員に説明をして、本人に納得してもらった上で、労使双方のサインを取り交わします。取り交わした雇用契約書は労使双方大切に保管するべきでしょう。

雇用契約書には以下のような内容を織り込んでおく必要があります。

・職務内容
・契約期間
・雇用開始日
・勤務時間
・就業場所
・賃金額とその計算
・賃金の締め切り日
・賃金の支払い方法
・昇給に関する事項
・福利厚生に関する事項
・保険関係に関する事項
・退職に関する事項

雇用契約書をしっかりと作成し、将来のトラブルを防止することが重要です。

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