司法書士 石川宗徳の相続コラム

相続放棄をした人がいるときの、相続登記の必要書類

不動産を相続した人は、その登記簿の名義を自分へ変更する手続きを行います。

この名義変更を相続登記といいます。

相続登記に必要な書類は、それぞれの相続のケースによって異なります。

相続人の中に、相続放棄をした人がいるときは何が必要になるのでしょうか。

このコラムでは、相続放棄をした相続人がいるときの相続登記の必要書類について紹介しています。

相続放棄と相続登記

相続登記の審査は書面だけで行われます。

戸籍上は相続人であることが明らかである人(相続放棄をした相続人)が、遺産分割協議に参加していないことが分かれば補正の対象となってしまいます。

そこで書面をもって、当該相続人が相続放棄をしたことを示す必要がでてきます。

相続放棄とは

相続放棄とは、相続人が被相続人の財産負債を承継することにつき放棄することをいいます。

相続放棄をした相続人は、はじめから相続人ではなかったものとみなされます。

相続財産に不動産があるときは、相続放棄をした相続人は、当該不動産を承継することができません。

相続登記とは

相続登記とは、被相続人の相続財産に不動産があるときに、被相続人の名義となっている不動産の登記簿について、それを不動産を承継した相続人名義に変更する登記のことをいいます。

相続放棄をした人がいるときに必要となる書類

相続人の中に相続放棄をした人がいるときの相続登記手続きには、戸籍から判明する相続人が相続放棄をしていることを示すために相続放棄申述受理証明書を用意する必要があります。

相続放棄受理証明書と似たものとして、相続放棄申述受理通知書というものがあります。

相続登記手続きにおいて、相続人が相続放棄をしたことの証明として、相続放棄申述受理通知書では足りず、相続放棄申述受理証明書の提出が必要とされています。

相続放棄申述受理通知書とは

家庭裁判所に相続放棄の申立てが受理されると、家庭裁判所から相続放棄申述受理通知書が交付されます。

これは、その名のとおり申立てをした相続放棄が受理されましたという通知です。

この相続放棄受理通知書は、一度しか発行されず、家庭裁判所に再発行をしてもらうことはできません。

相続放棄申述受理証明書とは

相続放棄申述受理証明書とは、裁判所において相続人の相続放棄の申述が受理されたことを証明する書面です。

相続放棄申述受理通知書と異なり自動的に一部交付されるわけではなく、必要であれば相続放棄をした家庭裁判所に交付請求をしなくてはなりません。

相続放棄申述受理証明書の取得方法

相続放棄をした相続人(あるいは利害関係人)は、相続放棄申述受理証明書を、相続放棄の申述をした家庭裁判所で取得することができます。

1通につき収入印紙150円を貼付した交付申請書の他に、身分証明書のコピー、利害関係疎明資料(被相続人死亡の記載のある除籍、申請者の戸籍等)のコピーを一緒に提出します。

郵送で交付請求をすることもできます。郵送で交付請求をするときは、返信用封筒(切手貼付)を同封することを忘れないようにしましょう。

相続登記に必要となる書類のまとめ

被相続人の相続人は子2名(A、B)であるときに、Aが相続放棄をしたときの、Bの相続登記に必要となる書類は次のとおりとなります。

  1. 被相続人の出生から死亡までの戸籍・除籍謄本等
  2. 被相続人の住民票除票または戸籍の附票
  3. 相続人ABの戸籍謄本 ※
  4. 相続人Bの住民票
  5. 固定資産評価証明書
  6. 相続放棄申述受理証明書

相続放棄をした相続人の戸籍謄本

相続放棄をした相続人の戸籍謄本等も、相続登記の添付書類として不要となるケースがあります。

それは、法務局に提出する戸籍・除籍謄本等により、相続放棄をした人が被相続人の相続人であることが分かる場合です。

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