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会計事務所・税理士法人の業務内容とは?

2019年12月2日

会計事務所や税理士事務所は、具体的にどんな業務をしているかご存知でしょうか?
会計を専門とするお仕事ということはすぐにわかりますが、それ以外は業界に係わらない限り未知の世界のように思います。

少なくともこれから会計事務所や税理士事務所に就職をしようとされている方は、最低限、どのような業務を行っているかについて知っておきたいですよね。本日は、実際に会計事務所や税理士事務所がどのような業務を行っているのかについてご紹介します。

会計事務所とは?税理士事務所とは?


会計事務所や税理士事務所は、主に個人や法人向けの税務相談・各種税務申告業務・記帳代行など、税務や会計に関するサービス全般を扱っています。会計事務所と呼ぶこともあれば、税理士事務所と呼ぶこともあります。また、公認会計士が所長の事務所は、公認会計士事務所ということもあります。

税理士法人という法人格を有しているところもあります。RSM汐留パートナーズグループでも「RSM汐留パートナーズ税理士法人」があり、法人格を有しています。

会計事務所は、税務や会計に関する知識を持った税理士や公認会計士が運営しています。税理士として行うことができる独占業務や、個人事業主や中小企業で経理部がない会社などの経理業務全般のサービスを提供しています。

最近では、株式公開支援や企業再編の支援など、より付加価値の高いコンサルティング事業を行う会計事務所も増えてきていますし、会計大学院などではそのような知識についても講義を行っていると思います。

RSM汐留パートナーズでは、税理士法人やコンサルティング事業部など、組織でワンストップサービスを提供しているため、付加価値が高く業容の幅がかなり広いコンサルティング業務を行える環境です。

会計事務所の種類とは?


会計事務所と呼ばれる事業所の種類はいくつかあります。最も一般的なものは個人事業所としての会計事務所です。税理士や公認会計士の資格を持つ方が独立開業して運営しているタイプです。その規模は地域密着型から他の事務所と協業してコンサルティングを行う事務所、全国的に事務所を展開している事務所など様々です。

その他の形態として、アウトソーシング型の会計事務所もあります。アウトソーシングは経理業務や人事業務を企業から委託されてサービスを提供するという事業形態で、専門知識を持つ外部のスタッフに経理を任せるというスタンスになります。企業としては良いアウトソーシング先の事務所に任せることで本業に集中できるというメリットがあります。

会計事務所の業務の流れ


会計事務所の一般的な業務の流れですが、まずは依頼に対する相談の対応から始まります。現状の企業規模や経理体制などを把握しながらクライアントと相談をして、会計事務所としての関与の仕方を一緒に決めていきます。

例えば、経理業務をどこまで行うか・税務申告書の作成も行うのか・といったようにどの程度の業務を受託するか決めていきます。経理業務や申告業務をレビューにとどめるのは、アドバイザリーサービスとなります。

一方で、経理業務や申告業務を手を動かして代行するのがアウトソーシングベースとなります。最近は経理人材が不足していることもあり、アドバイザーズベースから、アウトソーシングベースに移行する会社も多いです。

一方で、IPO(株式公開)を目指している会社は、最初は記帳代行や給与計算や税務申告業務をアウトソーシングしていても、その後少なくとも記帳代行業務については内製化します(業界用語で「自計化」)。

サービスの内容に応じて、会計事務所の人間が会社を訪問する頻度も異なってきます。毎月何回も訪問する会社、毎月1回訪問する会社、数カ月に1回訪問する会社などに分かれます。いずれにしても、社長や経理部長や経理担当者とのコミュニケーションがとても大切です。

おわりに


最近では会計税務や経理事務だけでなく、コンサルティング的なサポートができる会計事務所が求めれらるようになっています。時代の流れが劇的に変化しているので、私たち会計業界に身を置く人間としても、専門的知識の研鑽を怠らないようにしていく必要があります。

コンサルティングのみならず、英語や中国語などの多言語対応であったり、ITを駆使した会計や人事サポートなども重要となってきています。

RSM汐留パートナーズはかなり業容の範囲が広いですので、具体的にどういう業務を行っているのかについては、是非説明会や面接などでざっくばらんに聞いていただけると嬉しいです。