年末のご挨拶

RSM汐留パートナーズは本日が年内の最終営業日です。

2024年は、私たちにとって飛躍と挑戦の一年でした。皆さまからのご支援とご信頼に、心より感謝申し上げます。

これからも従業員とその家族の”Well-being”を経営の根幹とし、ワンストップサービスを通じてクライアントが自信を持って前進できるように努め、豊かな地域社会の実現に貢献していきたいと思います。

どうぞ、2025年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

皆さまにとって明るく実り多き新年となりますよう、心より願っております。

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前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

合格はゴールではなく、新たな挑戦の始まり!多様な視点で切り拓く『人間的な公認会計士』の未来

公認会計士論文試験合格者の皆様へ

今年も残りわずかというタイミングではありますが、2024年は皆様の人生で特別な1年になったのではないでしょうか。公認会計士試験合格という偉業を成し遂げられた皆様に、心よりお祝い申し上げます。こうして多くの合格者の皆様にメッセージをお伝えできる機会に感謝するとともに、私自身の経験から、これからのキャリアに少しでもお役に立てるお話をさせていただければと思っています。

成長は終わりなき旅路:資格を超えて広がる未来

まず皆様にお伝えしたいのは、公認会計士試験という難関資格試験に合格した後も、成長を止めないための意識を持ち続けることの大切さです。ゴールに到達したと考えるか、スタートラインに立ったと考えるかで、その後の成長が大きく変わってきます

公認会計士という資格を活かしてスペシャリストとして特定の分野を極める道もあれば、ゼネラリストとして幅広い視点を持って成長する道もあります。どちらの選択肢も素晴らしいものであり、どちらが優れているということはありません。特に多くの方々が、監査、会計、税務、コーポレートファイナンスなどといった分野のスペシャリストとして社会に貢献されていることを、心から敬意を表します。

ただし、どの道を選ぶにしても、資格が自分の成長の限界を決めてしまうような状況にはならないようにしたいものです。公認会計士の資格は「自身の可能性を広げるための基盤」であり、その先でどのような分野に挑戦し、どのように成長していくかは、皆様自身の選択と行動にかかっています。

内向型でも大丈夫!社会人としてのソフトスキルを磨く

ゼネラリストであれスペシャリストであれ、どちらの道を選ぶ場合でも、コミュニケーションスキルは極めて重要です。この業界ではコミュニケーションに自信がなく内向的であり、だから難関資格を志したという方も少なくありません。私もキラキラした陽気なクラスメートにはかなわない気がして、一般の就職活動をしませんでしたのでそうだった気がします。ただ、現実は違い、公認会計士としてクライアントや同僚との信頼関係を築くことは、業務の質や成果に直結してきます。いずれにしてもコミュニケーションスキルを含むソフトスキルの重要性について、働き始めた皆様は大いに感じていかれることかと思います。

そういう私も会計士試験に合格した時はコミュニケーションスキルが0の状態になっておりました。勉強しかしていなかったので顔もやつれ人相も悪くなっておりました。廃人のようになっていた当時の私の合格体験記をご覧頂き、大いに安心してください!

ゼネラリスト思考で広がるキャリアの選択肢

さて、私はこの20年以内に独立開業を果たした公認会計士として、比較的大きな事務所を経営している者の一人です。本来であれば公認会計士という資格を活かし、スペシャリストとして活躍する道を選ぶのが一般的ですが、私はゼネラリストへ方向転換を図り、士業経営者としてその道を進んできました。

ゼネラリストとしてのキャリアの魅力は、多岐にわたる分野を横断しながら、自身の知識や経験を広げ続けられる点にあると考えています。イメージしやすいのは、上場会社やIPO準備会社のCFOや管理部長のキャリア、外資系金融/コンサルやファンドやベンチャーキャピタル等で活躍するキャリア、士業事務所の経営者などでしょうか。

例えば、ある分野で80点のスキルを習得したら、次に異なる領域を学び、また80点を積み重ねていく。100点を目指して一つの分野を極めることも素晴らしい挑戦ですが、それとは異なるアプローチで、多角的な視点や柔軟性を手に入れられるのが、ゼネラリストの魅力です。

なぜ、公認会計士試験に合格してこれから意気揚々としている皆様に、スペシャリストではなくゼネラリストとしてのお話をするのか?と疑問に持たれる方もいるかもしれません。その理由は非常にシンプルで、「特に大手監査法人には化け物みたいに優秀な猛者が山ほどいて多くの人はすぐに挫折を味わうことになる」ためです。でも安心してください。会計や監査のスキルでかなわないすごい先輩や同期や後輩がいても、それがすべてではありません。1人のビジネスマンとして、それ以外の様々なスキルをレベルアップして総合点で勝負していくという道があるということをぜひ知ってもらいたいと思います。

余談として、少し変わった視点かもしれませんが、私はビジネスマンとしての思考法を、愛してやまないゲーム「信長の野望」と「三國志」から多く学びました。これらのゲームは、広い視野を持ちながら戦略を練り、限られた資源をいかに最適に配置し、成果を最大化するかが問われます。このプロセスは、まさにゼネラリストが必要とするスキルそのものです。是非これらのお話をもっと聞きたいという方は個別にご連絡下さい。

AI時代に輝く公認会計士:人間的価値の追求

公認会計士という資格の価値は、単に「年収が上がる」というメリットだけではありません。むしろ、この資格がもたらす最大の恩恵は「年収が下振れしない」ことであり、安定した基盤を提供してくれる点にあります。しかし、もし年収をさらに上げていきたいと望むのであれば、テクニカルスキルとソフトスキルの両方について一つずつ積み重ねていく必要があります。資格を「武器」ではなく「防具」として捉え、どんな状況でも食いっぱぐれないのだと自信を持ちながら、新しい挑戦に臨んでほしいと思います。

公認会計士の仕事は、まさに「会計」というビジネスのインフラを担うものです。近年はここに「IT」や「クロスボーダー」といったテーマが加わり、難易度が上がってきて複雑化しています。単純作業はITやAIに代替されていく一方で、人間だからこそ提供できる価値は、今後も変わらず重要であり続けます。だからこそ、皆様には「人間的な公認会計士」を目指していただきたいと思います。これには、専門知識だけでなく、相手の立場に立って考え、共感する力が求められます。社会に出ると挫折することもあると思います。そんな時に、ゼネラリスト思考、そして、人間的な専門家を目指すという視点も思い出していただければ幸いです。

最後に

さて、この業界は非常に狭い世界です。いつか何らかの形で皆様と一緒に仕事ができる日を、心より楽しみにしております。合格直後の新たなスタートラインに立たれた皆様が、これからのキャリアを歩む中で、謙虚さと誠実さを忘れず、そして情熱を持って日々の挑戦に取り組まれることを願っています。汐留より未来へ向けての希望と皆様へのエールを込めて。

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若さは何にも替えがたい武器

私が修了考査を終了した日は、2006年12月24日クリスマスイブでした。当時25歳、同期と盛大にお疲れパーティーをしました。

そして、会計士の修了考査に合格し昇給することを見込んで、汐留のタワマンに引っ越しました。家賃は当時で1LDK 20万円超えだったのでなかなかの野心家だったかもしれません。結果その部屋の一室で創業したので”汐留パートナーズ”という社名になりました。

その後、監査法人を退職して1年後にオフィス(現 近鉄銀座中央通りビルⅢ)を借りました。新橋駅徒歩5分、35坪で家賃60万円弱、敷金12か月。不安と興奮が入り交じった工事着工前、背水の陣の例です。

貯金がなくなっても後悔はなかったですが、よく考えれば顧客も人員も増えていく前提の攻めた意思決定でした。若いからできることというのもあると思うので、若さは何にも替えがたい武器だと今も思っています。

このビルは大きな交差点の角にありとても見栄えはよく、非常に薄長い建物なのですが見方によっては後ろまで空間がありそうで、オフィスの格を3倍くらいに見せハッタリを利かせることができたので良かったです。

若さゆえの勢いと覚悟で踏み出した挑戦が、今の礎となりました。これからもその原点を忘れずに、挑戦し続けていきます。

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ホノルルマラソン2024

先日、ホノルルマラソン(フルマラソン)に参加して、無事に完走してきました!ずっとやりたいと思っていたことだったので、こうして実現できたことが本当に嬉しいです。

コース中は本当に幸せな時間を過ごせました。美しいホノルルの景色を楽しんだり、給水所で出てくる色々な補給食を試したり。地元の方々や他のランナーたちの応援にも背中を押されて、楽しく走れました。そんな中、なんとRSMのLAオフィスの方にも声をかけられるという驚きの出来事もありました。

タイムは誰でも見れるようで、FBで私の記録がさらされていました(笑)。タイムはさておき、完走できたことが嬉しいです。

今回、死ぬまでにやりたいことリストの1つであった「ホノルルマラソンを完走する」という夢を叶えることができました。私の夢に日本からハワイまで一緒に着いてきてくれたメンバーにも感謝です。

「今日が残りの人生の中で最も若い日。」
そう考えると、やりたいことを先送りせず、どんどんチャレンジしていきたいですね。

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中堅事務所が更なる飛躍のために意識したいこと

中堅事務所の一角となり売上と利益を上げ続けるためには、当然ながらブランディング、そして、ブランドを守るための品質向上のためのIT活用とサイバーセキュリティ対応が今後の成功の鍵であるように感じます。中小事務所が更なる飛躍をする上で意識していくべきことの1つです。

そのために経営者は、企業が当然に取り組んでいることを理解しつつ、自らも組織としてそれを実行していかねばなりません。今後士業経営者にはITに関する鋭い感覚がより一層求められます。そしてそれは士業経営者だけでは不可能でもあります。

具体的には

  • インフラクラウドツール(Microsoft 365, Google Workspace)
  • 業務管理システム(CRM, ERP)
  • AIツールの活用(ChatGPT, Copilot)
  • 業務効率化ツール(専用アプリ, RPA)
  • データセキュリティ(情報漏洩防止策)

など時代に合わせたIT活用が生き残りの鍵。

選択や設計を間違えるとリカバリーが非常に難しい点に注意が必要です。特に、クラウドツールや業務管理システムの導入、データセキュリティ対策は慎重に進めるべき。経営者の正しい判断が業務効率や信頼性を大きく左右しますね。そのためプレッシャーがあり学びが不可欠です。

私も自己研鑽を続けていこうと思います。

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