2016年公認会計士合格発表と大学別ランキング
- 2016.11.11
- 公認会計士・税理士
本日は公認会計士試験の合格発表日でした。私が合格してから13年が経ちました。毎年この時期は自分の合格の事を思い出します。初心忘るべからず。
さて、2016年の公認会計士試験の合格者数は9年ぶりに増加しました。受験者数が10,256人、合格率10.8%、合格者の平均年齢26.2歳となっています。
公認会計士試験の合格率は結構高いなと思われるかもしれませんが、受験資格の制限はないものの、実は受験手数料がとても高いので記念受験(※)をする方はあまりおりません。受験手数料は19,500円となっておりますので、ある程度本気の人しか申し込まないということですね。
※記念受験とは合格の可能性を考えず、時には何らの勉強や対策もせず、思い出作りで受験することをいいます(笑)
また、試験合格者に占める女性の割合は21.3%と2006年以降で最高の数値だったようです。5人に1人が女性会計士になる切符をつかんだということですね。
さて、大学別の公認会計士試験ランキングについてみてみますと、慶應義塾大学からの公認会計士試験合格者が40年以上日本一のようです。すごい。まだ2016年の順位は出ておりませんが、2015年は以下の通りです。
【2015年大学別公認会計士試験ランキング】
第1位 慶應義塾大学 123人
第2位 早稲田大学 91人
第3位 中央大学 64人
第4位 明治大学 56人
第5位 同志社大学 33人
第6位 関西大学 29人
第7位 関西学院大学 28人
第8位 神戸大学 28人
第9位 東京大学 23人
第10位 専修大学 22人
これを見てふと気づきました。以前のTOP5だった東京大学と一橋大学の人数が激減しており、特に一橋大学は10位以内にも入っていないということ。これは東京大学や一橋大学の優秀な学生たちから見て公認会計士の仕事があまり魅力的に映っていないとしたら、残念な事です。
かつては公認会計士試験に合格してもなかなか就職できないという厳しい冬の時代もありましたが、最近は監査法人を中心として採用を積極的に行っており、公認会計士が不足しているように感じます。
とりとめもない話となってしまいましたがなにはともあれ合格者の皆様おめでとうございます。そしてここからがスタートです。