特定非営利活動法人Forestと障がい者就労支援事業に関する業務提携締結のお知らせ
- 2023.12.01
- 公認会計士・税理士, いい話・格言・理念, ビジネスの話, IR・メディア・お知らせ
弊社は札幌のNPO法人Forestと連携し障がい者の就労支援を行っています。札幌事務所を開設し東京と北海道の架け橋となり、今後もダイバーシティを大切にして経営してまいります。私どもの取り組みについてご覧頂けましたら幸いです。
https://shiodome.co.jp/news/19648/
また、今回のプレスリリースに合わせて、フォレスト代表理事である小野塚さんとの対談動画を作成いたしました。この動画では、今回の業務提携に至った経緯、その背景にある思考、そして両者に共通する北海道への深い愛着などについて幅広くお話しさせていただいておりますのでぜひご覧ください。
青山学院大学大学院の授業に登壇しました
青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科の授業に、私が10月20日、監査役である瀬尾さんが11月24日に登壇し講師を務めさせていただきました。私と瀬尾さんの講義は公認会計士を目指す学生をはじめとした大学院生を対象に、公認会計士としてのこれまでの経験、公認会計士業界の現状と今後の展望、キャリア構築をする上での重要な考え方などについて講義しました。
本日はその瀬尾さんの講義にお邪魔してきました。情勢会計士としてのキャリアをはじめ、監査法人の地方事務所、国際部、国内部での経験、7年に渡る海外生活、上場会社役員のキャリアなどについてお話されました。20年以上の友人ではありますがとても参考になるお話ばかりでした。
青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科には、公認会計士を目指す学生が多く在籍しています。キャリアデザイン・コース2年制、キャリアアップ・コース1年半制の2つのコースがあり、いずれも「会計監査プログラム」を選択して、一定以上の単位を取得することで、修了後に公認会計士短答式試験の一部科目(企業法を除く3科目)の免除申請が行えます。
今後もRSM汐留パートナーズとして、大学・大学院などの授業において積極的に各種講師を務め、教育の側面からも会計業界や地域社会に貢献していく所存です。
RSM国際会議参加のお知らせ
2023年10月31日~11月3日の4日間、RSMの国際会議がスペインのバルセロナで開催されました。RSM汐留パートナーズからは私とインターナショナルコンタクトパートナーの黒住、インターナショナルコンタクトディレクターの許の3名で参加してまいりました。
今回はRSMの2030年に向けたビジョンを共有し、ESG、生成AIを含むテクノロジー、マネージドサービスなどのサービスについてフォーカスし、未来創造の議論がなされました。
また、今回の国際会議において、RSMインターナショナルのCEOである Jean Stephens氏が2024年5月をもって退任されることが発表されました。彼女は17年という長きに渡り、彼女の在任中にRSMは、売上US$2.4bn(約3600億円)、72ヶ国、23,000人という規模から、売上US$8bn(約1.2兆円)、120ヶ国、57,000人を擁する規模へ急速に拡大するなど、多大な功績を残されました。昨年、RSM汐留パートナーズをRSMのメンバーファームに迎えていただき、私たちは短い間でしたが彼女と一緒に仕事をできたことを大変光栄に思います。
今回の会議では世界各国のRSMのファームからメンバーが集まり、ネットワークの構築と交流を深めることができました。
クライアントの皆様にはより一層ハイクオリティなサービス、有益な情報を提供し、より一層社会に貢献してきたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。
RSMインターナショナル加盟1周年
本日2023年11月1日、汐留パートナーズはRSMインターナショナルに加盟して1周年を迎えることができました。
ご縁を頂いたRSM清和監査法人理事長の戸谷さんや東京クロスボーダーズの村山代表、そして応援してくださったすべての皆様のお陰です。RSM汐留パートナーズはRSMが掲げる『2030年グローバル戦略』と足並みを合わせ、RSMの日本におけるメンバーファームとして世の中に貢献していく所存です。
また、RSM JAPANの一員として日本における認知度向上のためのブランディング活動を積極的に行い、5年後には多くの企業やこの業界で働くプロフェッショナルがRSMを知っているというような世界を作っていきたいと思っています。
そして従業員とその家族のWell-beingを経営の根幹とし、皆で汐留フィロソフィを大切にしながら、これからも事業を拡大していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
VUCAの時代
- 2023.10.20
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VUCAの時代と言われますが世の中の不確実性が高まったり、またAIをはじめとしたテクノロジーの進化が激しい時代ですので、リーダーに求められることの1つにゴール自体の再設定や調整があるのではないでしょうか。ゴールの位置やあり方自体を動かしてしまうことに戸惑いもありそうですが、これがこの時代結構重要なポイントなのではないかと考えています。人々が大切にするものやその優先順位も大きく変わってきています。
そしてそのためには一度策定した戦略を変化させていくことも必要ですし組織の変革も不可欠です。変化に対応するべく活動する姿勢やその内容が時には従業員に受け入れられないこともあり、それが不満となることもありえます。上がぶれているんじゃないの?と…。
ですが世の中がこれだけ変化する中でChatGPTやDeepLなどの最新テクノロジーを使わずに気合・自力で学ぶのだというのもおかしいですし、DEIやESGなどがスタンダードな世の中でそれを取り入れずに経営していくことは不可能です。
リーダーが確たる信念を持ちやりきれば、その決定が正しかったと後々結果が証明してくれるのではないでしょうか。
政治と経営は似て非なるものですが、一定の組織規模になると皆のコンセンサスを取りながら進めていくことが難しくなる点が似ていそうです。強いリーダーシップなしには乗り越えていけない時代だと感じる日々です。
多様な方々に暮らしやすい社会
- 2023.10.10
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世界における障がい者の数は13億人とも言われます。日本は936万人、うち精神障がいの方が400万人です。
私は公益法人の役員を務めているのですが、その関係で「障害者」ではなく「障がい者」というように表記するようにしています。
障がいを抱える方のほとんどは、障がいが本人の意志でない生来のものや、病気や事故などに起因するものであり、「害」という漢字を用いるのは不快感を与えますので、法律用語以外ではひらがな表記します。
障がい者支援に関わる機会が増えてくると、特に精神に関してはこんなにも多くの方が支援を必要としているのだと気づかされます。上記の人数よりももっと多いはずです。
手帳をお持ちの方でしたらこちらもそれを知ると優しく接することができますが、グレーゾーンの方が世の中には本当にたくさんいて、その場合うまく仕事やプライベートでご一緒できないと、時には冷たくしてしまうかもしれません。
私も親族に障がいを抱えている者がいたりするので、微力ながら多くの方々に暮らしやすい社会となるように頑張りたいと思います。
キャリアポートフォリオ(Career Portfolio)
- 2023.10.01
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最近”キャリアパス(Career Path)”ではなく”キャリアポートフォリオ(Career Portfolio)”という言葉が好きです。その人しか経験してない事がその人のバリューとなり、まさにオンリーワンです。誰かに決められるのではなく自分で決める。監査→FAS/Taxという道だけではなくポォートフォリオは無限大です。
それはもちろん転職を通じてもできるとも思いますが、個人的な活動やボランティア、そして何より同一組織内でも経験できます。私はEY新日本だけの経験で開業しましたが、様々なことに首を突っ込み、顔を出してきたのが功を奏したように感じます。メンバーのために多様な機会を提供したいと思います。
もし1つのことを集中して極めていくということが苦手な方がいたとしても、今日は全然心配いらないと思います。興味のあることを仕事/プライベート関係なくどれも楽しみながら頑張ればいいのではと思います。私も専門家ですがゼネラリストになりたく様々なことを学びたいという思考でした。
公認会計士なのに税務をやる、そして行政書士業務をかじったり、社会保険労務士の試験を受けてみたり。英語もテクノロジーもやったり。MBAの世界もみてみたくてビジネススクールに行ってみたり。どれも一生懸命やればその人にしか得られないキャリアポートフォリオができあがると思います。十人十色。
これまでのベンチャー投資
- 2023.09.20
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これまで個人と会社で累計15社くらいベンチャー投資をしてきました。具体的には出資等により株式か新株予約権を頂いて参りました。うち1社IPO、1社バイアウト、1社逃亡、進行中10社ちょっと。
これも時々税理士の素晴らしさについて語る時にいうのですが、税理士はシード期のクライアントに出会う機会がとても多い士業だと思います。そしてIPOに関する知見をちゃんとつければ、上場を目指す経営者から信頼を頂ける可能性も高いです。株式を譲り受け、対象会社の顧問は外れても資産管理会社や個人のお手伝いをするなど仕事も継続します。
教科書通り1社のIPOで投資は十数倍になりすべてが回収できお釣りがきます。その利益は労働の利益とは性質が異なり事務所の数年分の利益になりえます。また1社のバイアウトは数ヵ月という短期間で数倍になりました。
とはいえ成功確率はこのくらいのものであります。失敗もつきものです。我々は投資のプロではないので…悔しいのは1社の逃亡。頑張った上での倒産ならいいのですがいつの間にか会社が経営されていませんでした…見る目がなかったです。
これからも自分のドメドメのIPOバックグラウンドをうまく生かし、自分達ではなし得ない素晴らしい夢を掲げる経営者を応援させて頂きます。
サンクチュアリ
- 2023.09.10
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友人の会計士経営者から、経営者に絶大な人気を誇るNo.1の漫画を教えてもらいました。恥ずかしながらその漫画を知らなかったのですが、読んでみると大変刺激が強く…攻め続けなければいけないと奮い立ちます。
政治と極道の漫画で「サンクチュアリ」といいまして、30年ほど前の日本が舞台です。今読んでもとても興味深い内容です。むしろ今だからこそいいと言うか。作者は未来を予言していたのでしょうか。そこから失われた日本の30年…。
貯金を使い果たしてしまった感がある日本ですのでこれからが正念場です。このままだと30年後には…寂しい感じの未来が。私は政治家ではないので、経営者として士業として経済面からの日本の発展に寄与していきたいと思います。
ちなみに私は22歳~34歳まで大変ギラギラした町東京港区在住でしたが、今は引っ越して平和な町に住んでおります(笑)でも思い返せば港区に住んでいた時の自分が最もアグレッシブで攻めていたなと思うので、これからも初心を思い出し色々とチャレンジしていきたいと思います。
離職率が0又は限りなく0に近い状態というのは本当に良いのか?
「離職率が0又は限りなく0に近い状態というのは本当に良いのか?」ということについて真剣に考えたことがあります。一見離職率がゼロと聞くとすごく良さそうです。
日本のGDP成長率が1%程度だとすると日本企業の平均的な人材の成長率や昇給率もおおよそ一緒という考え方もあるかもしれません。それにも関わらず会社が速いスピード、例えば10%以上で成長している場合にはどうしてもそのスピードについてくることができない人もいます。これは仕方のないことでもあります。
成長速度の速い会社に優秀な人材が入りさらに会社は成長していくので、一定の離職はやむを得ないということを、これまで多くの急成長する会社の経営者達から聞いてきました。
私はこの考え方にはどちらかというと賛成するのですが、少しだけ異なる考えを取り入れたいと思っています。単に優秀か否かという軸だけでなく、フィロソフィ(企業理念)に沿って長期的に活躍する人材が流出していないかという点が重要だと考えています。
どうしても組織が大きくなるとこの船に乗っておけば沈没しないだろうという人が増えてしまうのが世の中の常。でもそれではいけません。それでは船が重くなり進まなくなり時には沈没してしまいます。ゆえに離職率が異常なほど低いというのも不自然であると感じます。
組織の発展のためには上記も含めた総合的に優秀な人材が増えて長く定着すべく、公正な評価を行いメリハリのある人事戦略を取っていかなければと思います。もちろんすべての人が昇格や昇給を望んでいるわけではないかもしれません。責任も重くなりますし。
ちなみにRSMの国際会議で各国のパートナーと話すと平均的には離職率10~15%程度と日本よりは高く、コロナ中は20%以上にもなり高いね(でも翌年大量採用で戻す)みたいな立ち話しました。
長くなりましたがよくわからなくなってきたのでこのあたりで…離職率が高すぎるのはまずいが驚くほど低すぎるのは組織が成長していないから何か問題があるかもというのが私の結論です(小規模で所長がすべて見ることができる規模はまた話は別です)。
日本の環境に合わせ、一人ひとり多様な人材が、みな個を輝かせられる世界を作りたいです。