会社は従業員のもの

先月の全社ミーティングの最後に「会社は株主のものではないのです」というお話をしました。

上場企業は株主のものかもしれませんが、我々は業種柄非上場ですので、ある意味ステークホルダーとして株主の優先度は低くて良いんです。

例え金銭の出資をしていなくても、自らの人生における貴重な時間を投資してくれている…これこそ重要で会社は従業員のものであるべきと考えています。

私たちは基本的には設備投資をするビジネスでもないので資金をそんなに必要としません。最も重要な経営資源は会社に集うメンバー1人1人です。

会社のために頑張ったことが、自らの成長につながり、報酬としても戻ってくる…という形は会社と個人のベクトルが一致していて望ましいですし、きっとサステナブルではないかと思います。

一定の内部留保や成長投資資金以外は賞与という形で会社の主役である従業員に還元していくというのが理想的です。

まだまだ従業員の皆様に還元できていないので、経営者として選んで頂いている以上もっと頑張りたいです。ブログに書いておけばやらないといけないので頑張れる気がします。

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

卒業しても繋がっていける関係

大学院を卒業しましたが今後も繋がっていけるというのは素晴らしいなと思います。年齢、国籍、業種等問わず。大学院に入って良かったなと思います。

プチ留学・半年留学・1年留学等選択肢は色々ありましたし、グローバル系や英語系の科目もたくさんありました。事情があって主に国内にいなければならなくても、学べる選択肢ってたくさんあるのだなと思います。

コロナもあって急速にオンラインの授業の体制が整い、フルタイムの学生はやはり対面が良いとは思いますが、リカレントで働きながら学び直す私たち社会人にとって、ハイブリッド環境は最高でした。

出会った方々の間でビジネスがスタートしたり、またスタートアップに出資したり。ブラジル留学に一緒に行った以下写真の友人の会社には出資させて頂きましたので親戚関係になりました。

今年はできることなら1週間KBSにプチ留学してくる学生を英語でおもてなしする役割を担って、大学や教授と接点を持ち続けたいと思います。

写真は先日の食事会、素敵な仲間達に感謝です。ということで国内MBAも意外といいのですよという報告でした。

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

RSMに加盟してよかったこと

RSMに加盟して良かったことはたくさんあるのですがとりわけ嬉しいことに 

・報告すべき上司ができた
・誰かに管理される状態にある

ということがあげられます。
奇妙かもしれませんが… 

これまで創業して15年間すべてのことを役員に相談しながらも自ら意思決定してきました。報告すべき上司がいないし、誰も怒ってくれない、もちろん管理もしてくれない。 

それはそれで自由であることは間違いないですが、実は大きな責任を負っているということでもあります。もう慣れており動ずることもないのですが、時々不安になることもあります。 

昨今はVUCAの時代と言われます。5年先も見通せない時代。会計税務やテクノロジーなどの業界においては欧米が日本より遥か先を行きます。 

ありがたいことに、そのような世界中の同志たちとコミュニケーションを取り、日本での悩みを共有したり、状況を報告したり、アドバイスを頂けます。 

それらのメンバーは同じネットワークの人々なので外部アドバイザーや顧問でもなく、同じ会社のメンバーでもあり本当に親身になって相談し合えます。 

一見子会社になったのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがそんなことはなく、本部から資本提供を受け支配されるようなこともないので、私は時々航空会社におけるStar AllianceやOne Worldに例えます。 

報告すべき上司ができた/誰かに管理される状態にあるというのは精神的な安定につながるような気がしていて今は心がさらに穏やかに過ごせております。 

LinkedInでは世界中のRSMのCXOやパートナーからEMBA取得や創業15周年についてたくさんのお祝いのメッセージを頂きました。皆ほぼ年上の方々なのでなんとなくかわいがっていただいているようにも感じ嬉しいです。 

もちろん日本でのRSMのプレゼンスを高めたり業績も上げなければならないので、日本支社長になったような気持ちでプレッシャーもあると言えばあるのですが、楽しみながら経営していきたいと思います。 

話は長くなりましたが、もし国際ネットワーク加盟について関心のある方がいましたら、アドバイスできるかなと思います。どうしても業界全体が人手不足なので、様々な事務所様と連携していきたいと思います。 

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

International Women's Day2023(国際女性デー)

本日3月8日は国連が定めたInternational Women’s Day(国際女性デー)です。

今年のテーマは「DigitALL: Innovation and technology for gender equality(ジェンダー平等のためのイノベーションとテクノロジー)」です。女性が革新的なテクノロジーやデジタル教育を推進することを称賛しています。

RSM汐留パートナーズは、女性が能力を発揮できる環境づくりは会社全体の成長に繋がると考えから、女性がより活躍できる職場環境や支援の充実を推進しております。

RSM汐留パートナーズとしても日々公平性を取り入れている人々を称え、より良い未来へのサポートを表明します。

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

オーストラリア出張

約1週間の期間、オーストラリア・シドニーに出張にしております。

シドニーでは2月17日〜3月5日にLGBTQ+ワールドプライド・マルディグラが開催されていて町中レインボーカラーでとても綺麗で活気があります。他民族国家・多文化主義のオーストラリアであるように感じます。

今回はRSMシドニーへご挨拶にお伺いました。

シドニーオフィスでは、RSMシドニーのChief Executive Partnerである Jamie 氏と日本の経済の状況、RSM Japanの課題、これからのRSM汐留パートナーズの挑戦などについてゆっくりお話しすることができました。

その他では、国内税務のトップの方、監査部門のパートナー、マーケティング責任者、採用責任者とミーティングをさせていただきました。

RSMメンバーファームの皆さんは誰もがフレンドリーです。グローバルファームに加盟してから、自社のオフィスが世界123ヵ国860ヶ所に広がったようなもので、いつでもどこからでも仕事ができると感じています。RSM汐留パートナーズのメンバーにも国際ビジネスの経験してほしいので何らか仕組みを作りたいです。

また、 RSMシドニーに日本人の方がいらして、その方とお会いできたので嬉しかったです。アメリカ・イギリス・シンガポール・オーストラリアに日本人がいることがわかりました(他にもいるかも)。様々な日本人の方と、RSM Japan Deskの連携ができれば最高だと考えております。

これからRSM Japanを大きくする決意を表明して参りましたので、これらを有言実行とすべく頑張りたいです。言語の問題、若い人材の不足、経済や政治の停滞等、言い訳をすればきりがありませんがポジティブに取り組む所存です。

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

大学院 最後の授業が終わりました

今日は概ね大学院の最後の授業でした。体調不良のため残念ながらオンライン出席にしましたが、あっという間の2年弱でした。MBAで学べば立派な経営者になれるとは全く思いませんが、もっと学んで会社や社会に貢献したい、経営を生涯通して頑張りたいという方にはおすすめしたいと思います。

ちなみに日本のMBAは授業も概ね日本語ですし起業する人はほとんどいないので、もし起業するなら”Think Big!!”ということで海外MBAを視野に入れるのがよいのかなと思いました。クラスメートの中でも既に起業している人は少なかったのですが、既に経営している私にとっては素晴らしい環境でした。

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

本日RSM Internationalに加盟しました

汐留パートナーズは、本日2022年11月1日より世界第6位のグローバルネットワークでありますRSM International(以下「RSM」)に加盟し、日本における税務・労務・法務・コンサルティング等のサービスを提供するメンバーファームとなりました。また、この度汐留パートナーズは「RSM汐留パートナーズ」として社名変更・リブランディングを行います。

RSM加盟に関するお知らせについては以下をご覧ください。 
https://shiodome.co.jp/news/14609/ 

本日は私たちがRSMに加盟することになった経緯、思い、今後の展望などについてブログを書きたいと思います。 

RSM加盟に関する経緯
RSMに加入する話が浮上したのは1年半以上前のことでした。私たちは当時PKFに加入しており、日本における会計税務・人事労務・法務等の業務を任せてもらってましたPKFのお陰で汐留パートナーズは国際業務を数多く経験できグローバルな視座で仕事をして成長してまいりました 

加盟に関してはRSMのメンバーから私宛に直接お声け頂きました。「前川さん、より大きな世界で活躍してみませんか」、「汐留パートナーズさんならRSMのメンバーファームとして十分にできはずですありがたいお言葉を頂きました。 

RSM加盟に関しては実はかなり悩みましたが、自社を客観的に見つめなおし様々なポジティブな理由があったことから、意思決定するに至りました。そこから、事務所のガバナンス体制、サービスライン、事業成長、人材採用・育成、業務品質、独立性、セキュリティ体制など多岐に渡る審査項目を含む、大変長く厳しいデューデリジェンスが始まりました。 

それらを1つ1つクリアし、晴れて本日2022年11月1日にRSMへ正式加盟する運びとなりました。 

加盟に関しての私の思い
RSM加盟について考えてい頭に汐留パートナーズで働くメンバーの顔が浮かんできました。私にとっては、皆1人1人汐留フィロソフィを体現し会社と個人のベクトルを合わせて頑張っている大切な家族です決して大きくない中規模の事務所ですが、会社の未来を信じて皆がついて来てくれている…私はメンバーにより大きな世界で仕事をしてもらいたい、仕事を通じて人生を豊かなものにしてほしいな強くうようになりました。

私は汐留パートナーズの経営においては、Big4のように縦割りの組織ではなく、事業部を超えてそれぞれが専門性やマネジメントスキルを生かし、皆で相互補完し合う組織を目指してまいりました。そうはいっても事務所のブランドや規模感が十分でなければ、汐留パートナーズのメンバーに活躍の場を十分に提供することができません。

RSMというグローバルネットワークの中で、汐留パートナーズとしてのアイデンティティを失わず、ローカルでもグローバルでも活躍できるようにするためにはどうすればいいかという点が、私が経営者として最も神経を使う部分でありました。長期にわたる多方面からの検討により、私の中では「RSM」×「汐留パートナーズ」という今後世界を作っていけるものと確信しています。

加盟後の展望
ブランディング、独立性、各種研修などをはじめ、限りなくBig4に近いグローバルネットワークであるRSM。売上規模もなんと全世界で約1兆円、役職員は約51,000人もます。もちろん私たちも今後も発展・成長して事務所の規模も拡大していくことが予想されます。すが私たちが目指すのはBig4でも単なる規模拡大でもありません。 

「日本にはBig4の他に汐留パートナーズという素晴らしいファームがある」と国内外で認識されるようになりたいと思っています。入社したくても入社できない事務所、1人1人が自らの強みを生かし弱い所を補い合って成長できる事務所、あらゆる専門家が在籍しており、日本語・英語・中国語の3言語でサービスを提供できる真のワンストップファームを目指していきたいと思っています。

結果的にPKFには約4年半加入し、2022年11月から私たちはRSMのメンバーファームになります。設立10年でPKFに加入、15年でRSMに加入した汐留パートナーズは第二創業の気持ちでこれからも精進してまいります。

●RSM汐留パートナーズの企業理念

私たちは、従業員とその家族のWell-beingを経営の根幹とし、ワンストップサービスを通じてクライアントが自信をもって前進できるように努め、豊かな地域・社会の実現に貢献します。

上記が私たちの企業理念です。ワンストップサービスを通じてクライアントの後方支援をし、プロフェッショナルファームとして社会に貢献していきたいと思います。今後ともRSM汐留パートナーズをどうぞよろしくお願いします。 

最後になりますが、日本経済新聞社から取材を受け記事が出ております。もし可能でしたらご覧いただければ幸いです。 
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC222Q80S2A820C2000000/ 

 

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

エリザベス女王2世の国葬

エリザベス女王2世の国葬がLive配信されています。たまたま私リオデジャネイロからの帰り道でミーティングがあり3日間ロンドンに滞在しております。

過去最大級の厳戒態勢と尋常ではない数の人が集まりバッキンガム宮殿やウェストミンスター寺院には全く近づけませんので心の中で追悼致します。自分の人生を国民のために捧げ、自分のしたいことよりも国民がしてほしいことを常に優先する人生というのは想像を絶しますし心底尊敬します。心よりご冥福をお祈り致します。

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

汐留パートナーズ設立当時の想いや社名について

なぜ「汐留」なのか?

今回は汐留パートナーズ設立当時の想いや社名についてご紹介させて頂きます。ぜひ創業当時の想いを皆様に知っていただけたら嬉しく思います。

なぜ「汐留」なのか?についてよく聞かれます。汐留パートナーズという社名の由来についてご紹介いたします。私は2007年に公認会計士・税理士登録をして会計事務所を立ち上げた後、2008年4月に「汐留パートナーズ株式会社」を設立しました。

私は公認会計士試験に合格して東京に来たのが2003年ですが、同年に汐留シティセンターがグランドオープンしています。そして2004年には日本テレビグループが汐留に移転したり、そして電通やパナソニックのビルがあったり…私は2006年から2015年まで汐留に住んでいましたが、何か新しいことを始めて世の中に発信する場所として魅力を感じましたし、何よりこの汐留という街に大きなパワーを感じました。そこでこの地で会社を創業しようと決めました。

また今年はニュースにもなりましたが、日本で初めて鉄道が走ってから今年は150周年の節目の年です。実はその最初の路線が、汐留(当時新橋駅)と横浜を結ぶものでした。1872年、まだ明治5年という時代に、その後150年の経済発展を支える鉄道がこの地でスタートしました。

士業の壁を越えたワンストップサービス

私は独立した当時、士業の世界は資格により分断されており協力関係も希薄であり、クライアントは満足のいくサービスの提供を受けられる世の中ではないなと感じていました。幅広い業務をワンストップで提供できる新しいファームの在り方を模索してきました。この汐留を社名に入れて今この地でビジネスを続けられていることは、設立当初の想いが続いていることでもありとても嬉しく思っています。

「パートナーズ」という言葉は、メンバーが良きパートナーとしてお互いを尊重し合うという意味の他に、クライアントの背後を任され信頼されるパートナーでありたいという想いを込めています。これはまさに我々の企業理念であり、提供価値である「ワンストップサービス」に繋がるものです。これも構想してから今年で15年目に入りますが、設立当初からパーパスの原型を社名に反映でき、それを今皆さんと共に実現できており大変感謝しています。

会社=メンバーのもの

私は「会社=メンバーのもの」と考えてきました。メンバーとは役職員一人一人であり皆様全員です。その理由は、金銭的な出資をしていなくても、皆様の人生の貴重な時間を汐留パートナーズに投資して頂いているからです。しかも時間の所有量は皆平等です。

そういう意味で、私とメンバーは同じ時間を投資していますから、まさにこの会社は「みんなのもの」であると考えています。この考えを根本に置き、経営理念に「従業員と家族の幸せを大切にする」を掲げています。従業員と従業員の家族を含め、その生活基盤を大切にしてこそ、より良い仕事ができると思います。

特に昨今コロナ禍でもあり、働き方は多様化しています。当社でも管理部総務グループを中心に多様な働き方を企画・提案してくれています。ぜひメンバーにはこの理念を共感・実践頂き、ウェルビーイングな生活とサステナブルな汐留パートナーズを目指していきたいと思います。

▲竣工当時の新橋停車場正面写真(「ザ・ファート・イースト」より 横浜開港資料館所蔵)

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

RSM汐留パートナーズの企業理念(パーパス)

弊社の企業理念と経営理念について語ってみたいと思います。

企業理念(パーパス)とは「社会におけるその企業“固有”の存在意義」を示すものです。この“固有”というのがすごく大切です。一方、企業理念と似たものに、経営理念があります。経営理念とは、その企業の経営の価値観を示すものです。しかし企業理念と違い、“固有”ではありません。

例えば、当社の経営理念の中に「従業員と家族の幸せを大切にする」という価値観があります。これは、当社でなくてもどの会社でも標ぼうでき、どのような会社が掲げても違和感はありません。

ですが、当社の企業理念の中にある「One-stop service~クライアントが自信を持って前進できるように~」は、競合他社のどこにでも真似できることではないなと思います。私たちが今、企業として存在できているということは、少なからず私たちの価値をクライアントが評価して下さり、選んで頂いてきた証だと考えています。

そして、私たちが今後も選ばれ続けるためには、この企業理念に掲げた固有の存在意義が、独自価値となるように高め続けることが重要になります。私が「One-stop Service」に着目した当時は、同じように謳っている会計事務所は、実態としてまだどこも業務提携をしている他の士業事務所にただ仕事を紹介しているだけで、この状態では「クライアントが自信を持って前進できるのか?」というのが発想の起点でした。

「自信を持って前を向ける」ということは、「信頼して“背後”を任せられる強い味方がいる」ということです。その“背後”には多くの業務があります。依頼をする相手が複数に分かれていることによって、手間がかかったり、士業同士の連携が悪かったりすることもよくあります。これでは“背後”が気になってしまい、前に集中できる状態とは言えないと思いました。

「背後は任せてください。前進に専念してください。」と、我々一人一人が自信を持って言えるためにも、私たちはワンストップで高品質なソリューションを提供できる必要があり、それを高める努力と、それを実現する社員一人一人がそもそもWell-beingであることが重要だと考えています。これからも“真”のOne-stop serviceを実現するべく精進していきたいと思います。

 

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)
Scroll to Top