故郷釧路の魅力

2023年、釧路港が1991年以来32年ぶりに水揚げ量日本一になったらしいです。釧路は昔は9年間も続けて水揚げ量日本一だったりしました。出身者としては嬉しいニュースです。

そんな釧路を含めた道東の魅力はなかなか伝わりにくいのですが、ここまで猛暑が続くとここの涼しさが魅力的です。

釧路が30度なんてめったにないので、この日本全国猛暑の時代、大自然がたくさん残る涼しい釧路の人気がもっと高まるよう、微力ながら応援したいと思っています。鶴もご飯も最高なんです!一度行かれた方は好きになって頂けるはず…。

一方で、日本一生活保護割合が多いとも言われる私の地元釧路では貧困の連鎖があると感じます。

父は生前に親族が釧根地方唯一の児童養護施設に住み込みで子供たちのお世話をしていたんだよと話していました。無論若い時はそんなことなんて気にもとめず…でしたが途中からわずかばかりのサポートをしています。この歳になりもっと何かできるはずと思う日々。

生まれ育った地元への恩返しも微力ながら続けていきたいと思います。

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大阪事務所開設のお知らせ

この度、RSM汐留パートナーズ株式会社は大阪事務所(梅田)を開設しました。

大阪は経済規模、交通アクセス、人材の供給、行政サポートの観点から、関西圏における最適な拠点となると考えたため、最初の西日本進出の拠点として決定しました。

大阪事務所の開設は、

①西日本におけるRSMブランドの認知度向上
②リクルーティングの強化
③従業員リテンション効果
④顧客基盤の拡大

を目的としています。

大阪事務所の開設により、これらを希望する方々が地元で安定した職を得ることができ、地方経済の活性化に寄与します。また、リモートワークやハイブリッドワークの普及に伴い、多様な働き方が可能となります。地方拠点での勤務は、従業員一人ひとりのライフスタイルに柔軟に対応する手段となり、ワークライフバランスの向上に繋がると考えています。

このように、新拠点の開設は、単なる事業拡大に留まらず、雇用の安定性とサステナビリティに繋がる重要なステップだと考えています。関西エリアの皆様との協力関係を深め、共に成長していけるよう尽力してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

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USCPAの日本における活躍の場

会計士や税理士業界は英語を使える人が少ないため、英語と会計のスキルで国内にいながら外貨を稼ぐことも魅力だと思います。USCPAの方々は、日本の公認会計士が持たない経験やスキル、視点を有しており、多くの気づきを与えてくれます。USCPAの皆様にも思いっきりご活躍いただきたいと思います。

USCPAは米国で仕事をしない限り、スペシャリストというよりはゼネラリストとして業務をしています。取得すると活躍の場は広がります。

  • 外資系企業の会計責任者(CFO/子会社CFO)
  • グローバル企業日本法人に対するBPO
  • クロスボーダーM&AのFA/DD/株価算定
  • 日本企業に対する海外進出コンサル等

時々「USCPAのみ保有者だったら何をしますか?」と質問を受けます。USCPAはグローバルライセンスで、海外では認知度が高いと言えます。プロマネとしてローカル資格者を束ねクロスボーダー案件をこなせば、非常に高いバリューを発揮できるのではないでしょうか。

また日本人USCPAが米国で勝つのは至難の業ですが、以下のスキルがあると日本では高いプレゼンスを発揮できます。

①リーディング&ライティング
②日本の会計実務
③日本の税務実務
④スピーキング&リスニング
⑤営業力&交渉力
⑥US会計税務実務

①は必須
②と③があると良く
④と⑤までできると無敵
⑥は+α

これらのスキルを磨き上げ、日本国内でも高い価値を提供できるUSCPAとして、さらなる飛躍を遂げていただきたいと思います。

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若い士業の方々は今後何をすべきか

若い士業の方々から自分は今後何をすべきか相談を受けることがあります。そんな時私は英語や国際ビジネスを学ぶことをおすすめしています。世界は広く、私も30代でこれらに触れ人生観が大きく変わりました。

グローバルで考えるとマーケットはどんどん拡大しています。業務を部分的にみるとテクノロジーのお陰で、人間とAIとの間で仕事の代替が行われています。

これから外資や外国人向けにサービスを提供する会計士や税理士は増えていくかもしれません。 正直な所どの事務所も受けられないくらい人材不足の状況です。報酬は数倍レベルで外貨獲得モデルでありチャンスでもあります。

例えばUSやUKは賃金は高いが物価も高いです。一方で日本はそれよりは賃金も低いが物価も安いです。

であれば、USやUKから業務を受注し日本からサービス提供できれば、メンバーのウェルビーイングを大切にしていくことができるのではないか?という気がしています。

実際のところ、こんなに真面目に仕事をしてくれて、手先も器用で細かい作業もできる、おまけに賃金もとても安い日本人最高!ということで、外資系企業の工場がどんどん増加… RSM汐留パートナーズとしては日本進出支援や会計税務や在留資格関連でビジネスチャンスになるはずですが、個人としては複雑な気持ちです。

そんな弊社も、英語で会計税務サービスを提供し始めた時「バイリンガルサービス」と銘打って+1万円~で受注。これが苦難の始まりでした。外資系企業向けサービスを提供しているBig4税理士法人の調査をすれば良かったと思います。リサーチ不足からの経営判断ミスは多くのメンバーに苦労を掛けることになります。

理解が不足していたのは

  • 外国人個人出資の日本法人
  • 外資系企業の日本法人

の違いです。求めているサービスが大きく異なりました。加えて親法人がどの国にありどの程度大きな企業なのかのリサーチも大切でした。

苦しみながら学びメンバーの頑張りによって何とか乗り越えました。

個人の国際関連の税務相談のお話を頂くことが多くありますが、弊事務所は基本的にBtoB向けサービスなので、事業承継や相続対策と関連する部分のみでの支援となります。そのため手がまわらず富裕層以外はお受けできないのが実情です。

個人で海外に資産を少し持っていたり海外に移住するというようなご相談や、外国人個人からの日本や母国と関連する税務相談(+英語)などの業務については、一定程度の難易度があり語学の障壁もあったり、お受けしている事務所が少ないのではと思います。

個人向けの国際税務関連は報酬水準の設定が難しいとは思いますが、税務×英語の領域としてホームページを作成し集客すると比較的ライトにはじめられる領域かもしれません。現時点では適正な税務処理ができていない方も多いのではと思います。

今後クロスボーダーに人が行き来する時代なのでその領域のニーズは増加することは間違いなさそうですが、うまくマネタイズできるか、組織として取り組んでいけるのかという所がポイントになりそうですね。

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低価格戦略への警鐘

大好きな稲盛さんの言葉に「値決めは経営」というのがあり創業時は常に心がけていました。

職員が増えると低い報酬でも、受注することを優先して低利益で数だけ増えていきました。

その時は辛かったかもしれません。でもあの時期があったから今があるかもしれず。やはり値決めは難しいと感じます。

しかし本来、士業事務所では価格が理由でコンペで勝ってもそれは喜ばしい事ではありません。安価で良いサービスをすると職員に負荷がかかります。にも関わらず職員に還元できず、結果サービス品質が悪化します。誰も幸せになりませんので、受注率自体にはあまりこだわらず常にベストプライスを提示していきます。

また「上下の関係」を度外視して事務所経営をしています。報酬と労働は等価交換であり、お金を払っている方が偉い事はありません。我々が顧問先にサービスを提供する際も同じ考え方です。等価交換の原則が崩れると関係も崩れます。

昨今少しずつインフレが浸透してきた世の中においても、士業の世界では安価にプロフェッショナルサービスを提供する事務所がまだとても多いように感じています。

これは所長1人で自宅などでやると決めた場合にはいい方法だと思います。自分の見きれる範囲で直接対応し、高クオリティのサービスをリーズナブルに提供し、顧客と信頼関係を築き追加の仕事を受注する。受けきれなくなったら職員を採用するのではなく、値上げをお願いしたりお断りする。

ですが職員を1人でも採用する場合、一気にいい方法ではなくなってしまいます。所長と比較して生産性や品質が低いメンバーが入ることにより、当初の所長の目論見が崩れてきます。十分ではない待遇や教育や福利厚生も相まっての職員の離職、そして新規採用活動により非常にストレスフルな状況になります。

ただし、もっと視座を上げるなら、果てしなく高い志、あるいは、大きな資本力がありスケールメリットを出すまでやり遂げるならば、これはまたいい方法だと思います。例えば1000人の事務所を作るまでとことんやる、最初から5億円以上投資できるetc. 顧客が増えて一斉に値上げやクロスセルで追加サービスの提案など攻め手が増えます。

テクノロジーを利用して低価格で高品質なサービスを…という世界は非常に理想的なのですが、個人的な経験ではそこにビジネスチャンスと成長するマーケットがあれば、巨人が参入してくると感じています。

最近ではBPaas(BPOとクラウドコンピューティングを組み合わせ)に関しても巨大資本の参入が始まっているので、舵取りは極めて重要だなと感じる日々です。

一方で「ここ2年値上げがなかったので」値上げさせてという理由は日系企業では簡単には受け入れられないかもしれませんが、経済成長やインフレを感じ経営している国の会社であれば十分に受け入れ可能。日本企業が企業努力で解決するのだという精神が、世界競争において裏目に出てしまっていることを強く感じます。

海外の会議に参加すると、皆人手不足とは言いつつも、高単価の案件をいかに大量に獲得するかという視点が相当強いです。つまり、それが昇格や昇給のために重要な要素になっているということなのでしょう。

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資格は「武器」ではなく「防具」

弊社には働きながら資格取得を目指しているメンバーが多くいます。資格を目指すなら、せっかくなので集中的に勉強してなるべく早く取得してほしいと思っています。取得後にはぜひ一緒に新しいこと(IT、英語、経営etc.)に取り組みましょうという思いで待っています。

そのためにRSM汐留パートナーズには資格取得を応援するさまざまな制度を用意しています。その一つとして試験休暇があり、税理士試験や社労士試験などの試験を受ける場合、5日間休むことができます。時期や条件は資格によって異なりますが、多くのメンバーが活用しています。

税理士の統計データを見てみると、「60歳以上の比率は54%超、20代の税理士は0.6%」となっており、平均年齢が60歳以上と特殊な業界です。さまざまな意見があると思いますが、若い方々が税理士になることは本当に希少であり、私は税理士を志している方々を心から応援しています。

また社労士の試験勉強も応援しています。これからより一層人が大切な時代であり、税理士と社会保険労務士の相性は抜群です。IPO、M&A、組織再編の局面でも大活躍できます。国際的な事務所/ワンストップの事務所で仕事をしてみたいという方に魅力を感じていただける社労士法人にしたいと思います。

次に資格を取るメリットについて触れたいと思います。このメリットは「年収が上がる」というよりも、「年収が下振れしない」という意味の方が大きいかもしれません。もし年収を上げていきたいのであれば、テクニカルスキルに加え、さまざまなソフトスキルを一つ一つ身に着ける必要があると感じます。

資格を取り、それで十分なご飯を食べていく時代は終わりを迎えているのかもしれません。固定観念を捨て、資格を「防具」と考えたいです。どんなに打たれても撃たれても簡単には死なない(食いっぱぐれない)素晴らしい鎧です。

最後に資格のコスパについて触れますと、関係してくるのは投下時間とお金だけです。自分が成し遂げたいことや思いがあって、その資格に関する勉強をして仕事を頑張りたいという場合にはあまり関係がないものです。自分の心の声に従い、その資格が必要であればやる、思いがなければやめるということで、周りは気にせずにいいと思っています。

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良い人脈を築くためのネットワーキング

私はCPAカンファレンスのサポートメンバーになっており、先日そのCPAカンファレンスのアフターパーティーがありました。著名な公認会計士の方々がたくさん集まり大変刺激を受けた夜となりました。公認会計士でありながら上場会社創業者や社長となられた方も多く、公認会計士が経営領域でどんどん活躍していることを実感しました。

別の機会にはBig4の法人経営者の方とお食事させて頂き、私が悩んでいることは概ね体験済みではと思うくらい経験豊富で何よりオーラがありました。終始勉強になるお話ばかりで、業界全体のことも考えていらっしゃる魅力的な方かつ謙虚な方で…ながらファンになってしまいました。

また、良い人脈を得るためには良いコミュニティに入ることが重要です。

①自己研鑽を惜しまない
➁Give & Take/Win-Winの精神がある
③常にポジティブシンキング

よいコミュニティのこのような人たちの仲間に入れてもらうためには、やはり自らもそのようなスタンスで過ごしていくことが不可欠ですね。

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英語対応力とキャリアの可能性

「英語ができる」の定義が曖昧なため、実は十分に英語対応可能な方でも日本人は謙虚さゆえに手をあげにくいと感じます。

①英語が記号に見える
②英語に抵抗はない
③メールのやりとりができる
④少し聞けて軽く会話できる
⑤電話会議もできる

①以外の方にはポテンシャルがあると思います。 ②の方はテクノロジーの利用により道が開けます。 ③がだいたいできるなら素晴らしいです。 ④飛躍するポテンシャルがあると思います。 ⑤から急にできる人が少なくなります。

プロフェッショナルファームでは、例えば会計税務業務や人事労務業務に関して、ミスコミュニケーションを防ぐために電話は多用しません。アメリカ人はCallが好きですが不要なものは避けます。

そのため、一般的なメンバーにおいては、スピーキング&リスニングスキルよりも、しっかりした知識や経験に基づいたリーディング&ライティングスキルが重要です。そして幸運なことにここがChatGPTやDeepLの登場により以前より簡単になりました。

営業やマネジメントに関しては、英語のコミュニケーションスキルが重要ですが、通常求められる英語スキルはそれほど高度ではありません。 そのため、会計事務所や社労士事務所に勤務する方がテクノロジーを駆使してもいいので③レベルの英語スキルを身につけることで、高単価の外資系案件を担当し、より多くの報酬を得ることが可能です。

もちろん、税理士や社労士の資格も素晴らしく、高い専門性を持って難しい案件を担当することで多く稼ぐことも可能です。ただしそこには猛者が多く競争は激しいとも言えます。

一方で、帰国子女でなくても外資系案件に取り組み、英語を活用して活躍する人が増えるのはありだと思っていますのでどんどん推進していきたいと思っています。

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共創と縁

士業の業界において、これからの時代は「競争」ではなく「共創」が重要であると考えています。資格や組織を超えての連携。

先日行ったプロジェクトで、異なる士業や事務所の方々と連携することで、自社単独では得られなかった成果を上げることができました。共に価値を創造することの大切さを強く感じました。

企業の事業活動が多岐にわたり、カバーする領域も広がっているため、1つの士業や事務所だけでは対応できる範囲が限られてきます。一昔前であればライバルという表現を使ったかもしれませんが、今後はより一層連携して価値を創造していきたいと思います。

私もRSM汐留パートナーズも自身もまだまだ成長の途中ですので、これからも多くの方々と協力し合いながら、共創を大切にし皆様とともに成長していきたいです。

4年前に札幌に事務所を出したいとずっと言っていたら素晴らしいご縁をいただき、昨年無事事務所を開設することができました。現在は2名のメンバーが在籍しています。次は西へ…同じく言霊とすべく積極的に発信していきたいと思います。

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「謙虚であること」

「謙虚であること」はすごく大切だと思っています。もっというと「すごいのに謙虚」だと無敵だと思っています。

世の中には素性を隠していますがすごい人たちがたくさん潜んでいます。
そんな人達の前で偉そうに語ると後ですごく恥ずかしいことになります。
常に謙虚に過ごすことのほうがはるかにメリットが多いと感じます。

反対に過分な要求はその人の評価を貶めます。謙虚な方ほどまだまだ学ぶ意欲があり伸び代があります。

“謙虚=自信がない”ということではなく、情熱的だったりハングリー精神があったり高みを目指す謙虚さが好きです。

自分より若い方に会う時や評価に立ち合う際はそんな視点を持って見るようにしています。

弊社にはありがたいことに私より優秀なメンバーがたくさん。でもできればそんなメンバーにまだ一目おいてもらいたい…

自己研鑽をする人生にしてほしいという意味を込め「吾を研く」ということで親が名前をつけてくれました。

皆に愛想を尽かされないように、これからも精進していきたいと思います。

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