RSM-Shiodome-Partners-blog-banner-text

円高の影響は・・・日本はどうなってしまうのか。。。

円高が進んでいます。

一昔前は1ドル120円だったのですが。懐かしい…

同じ円貨額でより多くのドルを買えるようになったと考えると、通貨価値が上がったということが理解しやすいと思います。120円で1ドルが買えたのが、今や77円で1ドル買える世の中になったとのことです。

一見メリットがありそうですが、円高になると輸出企業の業績への影響が非常に大きいといわれます。そのため製造業をはじめとした輸出企業が、国内の工場を閉鎖し海外に工場を移転する、その結果日本人従業員も海外へ行かなければならないか、又は職を失うことになります。国内における雇用機会の喪失の問題は由々しき問題です。

日本の国債残高もずっと増加しているものの、米国との相違を1つポイントをあげるとすれば、「対外債務」がほとんどないという点です。すなわち、国債の大部分は国内の金融機関向けに販売されていることから自国通貨建てであるため、海外から一気に資金が引き上げられても債務不履行(デフォルト)になるという危険は低いのです。したがって、「円」に人気が集中し、円高になる…と私は理解しています。

企業の海外移転が加速していくと、日本はどうなってしまうのか。
10年後20年後が心配であります。

a0002_011580

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)
Scroll to Top