『障害者差別解消法』平成28年4月1日より
- 2016.02.25
- いい話・格言・理念, ビジネスの話, プライベート・その他
「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(通称:障害者差別解消法)が2016(平成28)年4月1日から施行されることとなっています。まだまだ、各企業、官公庁、何をどのようにしていくのかわからないことだらけです。もちろん私もです。
そんな中、監査役をさせていただいている会社の取締役会に出席した際に、自分が関与している会社様のビジネスは本当にこの法律の目指しているところと同じベクトルを向いているんだなぁと心から感じてうれしくなりました。具体的には、難聴者向けのスピーカーです。難聴者にも音が格段に聞きやすい仕組みとなっており他の追随を許さないクオリティです。
さて、昔から障害を抱えている方はたくさんいたのに、世界レベルでは2006年12月の国連総会本会議で「障害者の権利に関する条約」が採択されてまだ10年もたっていないことに驚きです。もちろん世の中、まだまだ生きるか死ぬかという地域もたくさん残っておりますので、やっと先進国を中心に、「Diversity(多様性)」ということを議論できる世界になってきたのだと思います。
世の中、人それぞれ個性があります。性別、人種、肌の色、宗教、言語、あらゆるものが多様化している世界なのに、こと「障害」だけはやはり特別視されている気がします。私自身も「会計」「税務」などの仕事に従事しているが故、あまり障害を抱えている方と接する機会はこれまで多くはありませんでした。
しかし、RSM汐留パートナーズの経営理念の3に「プロフェッショナルとして、常に高い志と使命感を持ち、国籍、人種、文化などを超え社会に貢献することを目指します。 」とあり、私たちは設立当初からこの「Diversity(多様性)」ということについて考えていたような気がいたします。もちろん今もお客様と自分たちのことを考えるだけで精いっぱいで余裕がないのは変わりませんが、そのような気持ちは忘れずにいたいと思います。
そして、経営理念の2には「クライアントのよきパートナーであり続けるために、常に進化をし夢を持って働ける職場を目指し、従業員と家族の幸せを大切にします。 」と掲げています。家族や従業員をはじめとした「仲間」に障害を抱えている方がいれば全力でサポートしていけるような・・・もう1歩2歩広いキャパの人間になっていきたいと思います。
以前よりブログでも書いていますが、常に想っていたいことの1つです。
12月決算申告もあと少し!
- 2016.02.24
- ビジネスの話
弊社は外資系のお客様も増えているため12月決算の会社の申告も増えてきております。例えば中国は国として12月決算しか認めておりませんし、アメリカやシンガポールや香港等も12月決算の会社がかなり多いのが現状です。
日本支社も決算期をそろえるということで12月決算となります。また、上場会社等でIFRSにて決算を行う場合にも海外子会社に決算期をあわせるため、12月決算に変更している会社も見受けられます(海外法人を3月にできないなどの理由)
このようにどんどん12月決算が増えて2月末申告となると我々会計事務所はこれからますます冬と夏の仕事のボリュームが変わってくることでしょう。
よく、経理、会計、税務等の仕事は10年後にはずいぶん減っているのでは?という記事を目にしますが人々のITリテラシーが急速に進むとは思えないのでそうなってはおらず、あくまでまだ労働集約的なところもあろうかと思います。なかなか会計事務所というものは大変だなぁと感じます。どの業種でも一緒かもしれませんが(笑)
繁忙期は5月末まで続きますが、終わったらどこかにまた行きたいなと思います。
円高が進んでいますね。
- 2016.02.23
- ビジネスの話
急激に円高が進みましたね。1ドル125円から113円まで10円くらいは円高になったかなと思います。10%くらいでしょうか。
外貨資産を保有してポートフォリオを組んでいたお客様ならば、円高になるとなんだか損をしてしまった気持ちになることがあるようです。
ですが円の価値が上がっているわけなので私たち日本人の大多数は富が増加したこととなります。海外旅行に行くと少し気持ちが楽ですね。
ビジネスも生活も海外にシフトしていくならばこの為替レートの変動についてはどちらがよいのか判断が難しく感じることでしょう。
外貨と円と半分ずつ持つとあまり一喜一憂しなくていいのだなとは思いますがそれはなかなか難しいですね。ふと感じました。
事務所内でインフルエンザ流行
残念なことにこの2月は事務所内でインフルエンザが大流行してしまいました。インフルエンザの予防注射はほとんどのメンバーが打ったのですが、それでもかかってしまうものですね。また新型インフルエンザにかかった者もいました。お休みをいただくことも多くなりご迷惑をお掛け致しました。
昨年度はなぜかほぼ発症者がいなかったのですが不思議です。これはやはり誰かが感染に気が付かずに仕事をしていて一気に広まってしまったということなのかもしれません。どうしても繁忙期ゆえ体が弱っているのだと思います。やはり体が資本ですので、メンバー一同健康には気を付けて繁忙期を乗り越えていきたいと思います。
ハワイ法人の税務申告2015年度
- 2016.02.17
- ビジネスの話
昨日は弊社ハワイ法人の税務申告が完了しました。2015年12月期は弊社の2期目の決算でした。ハワイ法人はもちろん米国法人ですのでIRSへ連邦税の税務申告を行うとともに、ハワイ州税務署へ州税の税務申告を行います。アメリカの厳しい厳しい制度を理解する上でも実体験はとても重要です。
今回の決算にて以下の書類の作成と提出を行いました。
●FEDERAL FORMS(連邦税の申告書関係)
・Form 1120
2015 U.S. Corporation Income Tax Return
(連邦税の税務申告書)
・Form 1120-W
Estimated Tax for Corporations
(連邦税の予定納税に関する書類)
・Form 1125-A
Cost of Goods Sold
(売上原価に関する書類)
・Form 2220
Underpayment of Estimated Tax by Corporations
(連邦税の予定納税の不足に関する書類)
※予定よりも大きく納税が出てしまった場合には延滞税のような利子が発生してまいります。
予定納税を大きくすることでこれを回避することも可能ですが、今回弊社は予想よりも所得が出たため課されています。
・Form 5472
Information Return/Foreign-Owned U.S. Corp.
(外国の法人により所有される法人に関する書類)
・Form 8879-C
IRS e-file Signature Authorization
(IRSへの電子申告に関する書類)
●HAWAII FORMS(ハワイ州の申告書関係)
・Form N-30
2015 Hawaii Corporation Income Tax Return
(ハワイ州税の税務申告書)
・Form N-201V
Business Income Tax Payment Voucher
(納税に関する支払バウチャー)
・Form N-220
Underpayment of Estimated Tax
(ハワイ州税の予定納税の不足に関する書類)
・Form N-3
Corporation Estimated Income Tax
(ハワイ州税の予定納税に関する書類)
アメリカに進出してビジネスをしたいとお考えの日本人や日本企業はやはり一定数いらっしゃいます。なかなかアメリカ進出をトータルでサポートするのは大変でして、そのようなコンサルティング会社も本当の意味では非常に少ないのが現状です。アメリカ全土への進出支援ができるというコンサルティング会社はBig4以外にはなかなかないのではないかと思いますし、Big4と言えどもあくまで会計税務の分野のみではと思います。
そういった意味では、弊社はハワイに関しては、法人設立、銀行口座、会計税務、そして提携先と一緒になり人事労務、法務、不動産関連と幅広いサービスを行っておりますが、業務を進めれば進めるほど、全米に対してのサービスは難しいなと感じる毎日です。デラウェア、ロサンゼルス、サンフランシスコ(シリコンバレー含む)、ニューヨークなどご相談を頂くことはございますが、相当な覚悟とコストを想定しておかなければ難しいと思います。
まずはハワイに関してはスペシャリストとなり、米国ビジネスに対しても一定の理解を持てるように弊社国際部でハワイ進出コンサルティングを進めていければと思います。
ハワイのカカアコ開発の見学
- 2016.02.13
- 出張・旅行
本日は、ハワイのオアフ島において、不動産の見学でした。カカアコというアラモアナの西、発展途上のエリアです。カカアコ地区は、アラモアナセンターからダウンタウンの間に位置していまして、2019年にはモノレールが通りさらに発展を遂げるのだとか。
とても秩序があって洗練されている町。お部屋からのビューも最高です。どんどんと変貌と遂げる街。職住近接型アーバンプレース。大手デベロッパーのハワード・ヒューズ社などによって建設が進められていて2030年まで開発は続くようです。長谷川と、田々辺と色々と見学をさせていただきました。もうすでに多くが売れていると聞き驚きました。
今回はハワイ進出支援を担当しており、1月からハワイ法人Shiodome Partners (USA) Inc.のDirector(取締役)に就任した田々辺が私とお客様をかなりの部分サポートしてくれておりとても助かっております。
意思決定の連続・・・
最近は毎日が意思決定の連続です。小さな意思決定から大きな意思決定まで。と言いましても、経営者の諸先輩方からすると、なんだそんなちっぽけなことか、と言われてしまうような意思決定ではありますが。そもそも毎日意思決定をしているということは、意思決定の権限移譲ができていないことが露呈しているのかもしれませんが。。
さて、「意思決定が苦手であれば経営者にはなってはいけない」と私自身分かっておりまして、経営者になることについて基本的には相当の覚悟がないとお客様や知人などにはおすすめできません。私は比較的意思決定は得意なほうではありますが、一方で意外と1つ1つ悩みます。どちらかというと意思決定後に現れるであろう副作用的な反応などについて自分自身が引きずり、一喜一憂することもあります。
意思決定について「100%これでOKだ!全員がAgreeだ!」というシチュエーションってなかなかないと思います。でもなるべく皆の意見を聞いて、より最適な意思決定をしていこうと常々努力しています。全体最適になるように。方向性も大切ですが、タイミングも、詳細な条件までもが、どれも重要です。
どんなに考えて意思決定をしても、その意思決定に対する疑問や意見はどこかしらから生じるものです。それをどうして自分がそのように考えたのか、すべて事細かに伝えて理解をしてもらうべきなのか、それとも、自分の信念に従い実行したことについてわかってくれる人はいつかわかってくれるから説明しなくてもいいのか(時間的に物理的に伝えることが難しい場合もある)。
意思決定をする際に考えることとして1つ重要なポイントがあります。会社内の「利益追及」と「平等性追及」です。会社は小さいながらも1つの国家のような存在です。他国と貿易を行い利益を上げて国力を増加していく必要があります。そのためにはまずライバルに勝つため会社内でたくさんトレーニングをしてパワーアップをしていく必要があります。
このように、会社が利益を追求する、すなわち資本主義を追求していくと、必ず格差が生まれます。アメリカ合衆国の共和党と民主党の政策の違いにも現れるように政治的な部分もあろうかと思います。私が宗教家だったら、私が仲良しサークルのリーダーだったら・・・違う意思決定をしてしまうと思うのですが、やはり経営者として意思決定すべきです。
常に、お客様を第一に考えて、良いサービスを永続的に提供していくためには、やはり高収益を追求していく必要があります。さて、土日少し体調を壊したこともありおかげでゆっくり休め万全です。月曜日からまた頑張ります。Keep calm and smile.
懐かしの方々との再会が嬉しい
- 2016.02.06
- 会食・交流会・セミナー
本当に懐かしい方との再会が多く嬉しい日々が続いております。私が会計士試験に合格して就職してほとんど最初にお伺いさせていただいておりましたIPO準備会社の経理部長様たちと、10年近い時を経てまたお会いすることができました。
先日は私のことを覚えていただいていた経理部長の方から税務顧問のご依頼。本当にうれしかったです。当時本当に何にもできなかった私に経理のいろはを教えていただいて・・・私はお客様から監査報酬を頂きながら色々なことを勉強させていただいておりました。必ず恩返しをしたいと思います。先日会食でご一緒する機会があり、皆さん歳を取らないなぁと感じましたが、あれから10年、皆歳を取っているので歳を取っていないように感じるのでしょうか。
昨日は立川にてまたまた懐かしい当時の経理部長様との会食。私はよく1年目の時昭島という駅にある会社まで監査にお伺いさせていただいておりました。もう10年近くもお会いしておりませんでしたが、お変わりなくお元気で、お酒もたくさん飲みました。ちゃんと終電で帰りましたが、よく立川で飲むといつもトラブルに遭遇していたことを思い出しました。この日のトラブルとしては、カバンの中で水漏れがありまして、少しびしょびしょになってしまいました。中身が無事で良かったのですが、普段このようなミスを犯すことはないのですが、立川には魔物が住んでいるかもしれません。
今となっては感謝しかありません、今は知識も体力も120%の状態です。恩返しをする万全の体制が整っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
幸せとは無事であること!
- 2016.02.05
- いい話・格言・理念
私は無宗教ですが、先日、お寺の方からいい話をお伺いしたのでご紹介したいと思います。
仏教では幸福のことを「無憂」と言うのだそうです。憂い、つまり心配のないこと、無事であることこそが幸せだと。確かに心配事があると精神的にも大変落ち着きます。
今、わたしたちの社会では「勝ち組・負け組」という言葉が多用されているように、何かにつけて人と比べ、優劣をつけがちなものです。人よりもお金を持っている、いい車に乗っている、いい肩書きを持っているなど、何か人よりも優れている点を自分の中に見つけて、優位に立とうとしがちです。
しかし、ご住職さんの話は人と比べて優位に立つことが幸せではないということを気づかせてくれました。大事なく無事に過ごせた今日を感謝することは、すなわちとても幸せなことだと。幸せとは「無憂」であるということを忘れず、日々さまざまなことに感謝しながら過ごしたいと思いました。
でも・・・できる事なら勝ちたい!それを言い訳に努力を怠ってはいけないはずです。負けず嫌いの前川でした(笑)
公認会計士の秘密チームASK
- 2016.02.04
- 公認会計士・税理士, 会食・交流会・セミナー, ビジネスの話
今日は公認会計士で同じ年で同じ駅に住んでいるIさんが集めたメンバーによる秘密の会合がありました。何か面白いことができないか?いいだしっぺのIさんは体調不良でして、なかなか来ないので私は先に集まったメンバーで日々の会計事務所あるあるなどのお話で盛り上がりました。
さて、私もいつも何か皆が度肝を抜くことをやりたいと考えているんですが、なかなか良い企画が出ませんが、こうして皆で議論していると不思議と画期的なアイディアが出てくるものですね。
良き開発者に恵まれればできそうな気がしています。そんなには甘くないでしょうが、2020年までに1つ新しいことをやってみたいと思います。