大企業だけの課題ではないESG

海外の会議に参加しているとつくづく痛感しますが、ESGはもう大企業だけの宿題ではありません。2050年のネットゼロに向けた規制強化、AASB S1/S2の施行などを背景に、静かに、しかし確実に中堅・中小企業にもその波が来ています。

国際会議でも必ず出てくるキーワードが Scope 3です。サプライヤーを含むバリューチェーン全体の排出量のことであり、大企業が削減を進めるとき、取引先の環境データが必須情報になりつつある、という状況を各国で見聞きします。結局Scope1・2だけでは削減効果には限界があるという認識が広がっているのです。

ESG対応が遅れると、世界ではすでにこんなことが起きているようです。

  • 大手クライアントから声がかからなくなる
  • 入札で、ESGの一項目だけで落ちる
  • 環境配慮型の取引先に選択が偏る

こうした話を、RSMファームのパートナーが口をそろえて語っていました。まだ日本ではそこまで実感はないのですが、確実にその兆しは見え始めています。

世界の潮流を見ると、早い段階でESGに着手した企業ほど選ばれるとのこと。難しく考え過ぎず小さく始めるだけで大きな差がつく分野となっています。私たちはESG・サステナビリティ支援を行っていますが、これから自社の情報開示にも努めてまいります。

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前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)

プロバスケットボールリーグ B.LEAGUE 所属「レバンガ北海道」とコーポレートサポートパートナー契約締結のお知らせ

2025年11月10日、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールクラブ「レバンガ北海道」と、RSM汐留パートナーズ株式会社は、コーポレートサポートパートナー契約を締結しました。

昨日は札幌でホームゲームを観戦し、現場の熱量を肌で感じることができました。

RSM汐留パートナーズは“専門性で支えるスポンサー”という新しいモデルの確立を目指します。単なる協賛にとどまらず、バックオフィス面からクラブ運営の土台に寄り添います。会計・税務、人事・労務、法務、内部統制、ESGなど、当社の強みを生かした支援により、選手・スタッフが競技に専念できる環境づくりを後押しします。

これらの取り組みを通じて、運営効率の向上とクラブの持続的成長を実現し、「経営×人(選手・スタッフ)」を起点とするパートナーシップを推進してまいります。

Webサイト:https://shiodome.co.jp/news/46977/

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資格がなくても士業事務所で輝ける

資格がなくても士業事務所で輝ける。私は、すでにそういう時代になったと考えています。かつて税理士事務所では「税理士以外は修行の身」といった時代もありましたが、いまは当時の何十倍も活躍のチャンスがあります。つまり、士業だから安泰という考えはもはや通用しなくなりつつもあります。

これからの時代に求められるのは、資格だけではなく「考える力」と「巻き込む力」だと感じます。最近は「ホワイトワーカーがAIに代替され、ブルーカラーの時代に…」といったニュースも目にしますが、個人的にはテスラのヒト型ロボットOptimus(オプティマス)を見ると、どちらも同じくらい危ういとも思います笑

士業事務所が組織として成長すれば、もはやそれは一つの事業会社として社会に貢献できる存在になりますし、実際その動きはすでに広がっています。問われているのは、資格の有無に関わらず、自分の得意分野をどう生かすか、どんな形で価値を生み出せるかです。

私は士業ではない方々にも積極的にこの業界に入ってきていただきたいと考えています。士業が持つ国家資格や社会的信頼を、より高い価値のビジネスとして社会に提供していく。そうした新しい挑戦を共に進めていけたら嬉しいです。

士業の独占業務等にとらわれず、枠を超えて多様な仲間とともに成長していく…そんな魅力ある世界を一緒につくっていきたいです。

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