会計業界のトレンドと将来予測

2020年日本の中位年齢は48.9歳、それに対して例えばアメリカは38.6歳、フィリピンは25.4歳。全世界は30.9歳となっています(世界の統計2016(総務省統計局)より)。

会計業界のトレンドとして海外の良い記事を見つけましたのでサマリーをご紹介。海外から学ぶというよりは今後の世の中を作っていくマジョリティである若い人たちの考えに継続的に触れていく事が重要であると思います。もはや当たり前の記載も多いので確認も兼ねて。

①電子化(Digital Revolution)
多くの会計人がクライアントの財務や税務に関する課題解決のためコミュニケーションに時間を割くようになり、スマートフォンを用いて会計関連サービスを提供する。ペーパーレスが進んでいく。

②人工知能(Artificial Intelligence;AI)
低コストで高い生産性を達成するために多くの会計人がAIに関する投資をしているし今後もますます増加していく。今後3年間で我々の業務の一部は、AIをはじめとした機械学習に変わっていくし多くの会計人がそれを楽しみにしている。

③クライアントとの直結(Immediate Connections)
会計事務所とクライアントがデータを共有することでビジネスの透明性も高め、一層セキュアな状態を実現することも可能となる。

④会計処理の自動化(Automated Accounting Processes)
リアルタイムな請求処理や月次試算表作成により、データが分類され利用可能となり、意思決定のスピードが速くなっていく。

⑤データ分析(Data Analytics)
今後の会計人は、マネジメントの意思決定に資する情報を正確に提供するのみならず、アドバイザーとしてデータ分析のスキルを身に着けておかなければならない。

⑥アウトソーシング(Outsourcing Accounting Functions)
多くの会計事務所がアウトソーシングサービスを提供するようになり、クライアントはコアビジネス活動へ時間を投下し成長性や生産性にフォーカスする。RPA、記帳、税務申告、口座管理、サイバーセキュリティ等の領域へ大きな影響を及ぼす。

⑦ブロックチェーン(Block chain)
ブロックチェーンの技術はあらゆる産業に関連してくる。会計業界への関わり方も様々ではあるが正確に時系列に取引を記録しておくことが可能となり、会計帳簿の作成や更新と深く連携してくることは間違いない。この領域に対する投資や学習は不可避。

⑧アドバイザリーサービス(Advisory Services)
会計人も今後は成長や利益獲得のためのアドバイスをしなければならなくなってくる。定型的な業務や手作業は本当になくなってくるため、財務に関するアドバイスをサービスとして提供する必要がある。

⑨ビッグデータ(Big data)
ビッグデータはビジネスにおいてとても重要となり、そのうち会計領域に関するデータの読み取りについては会計人の得意な領域になる。ビックデータの分析や最大利用について取り組める会計人が求められる。

⑩オフショア・遠隔採用(Offshore Staffing and Remote Work Setting)
必要なスキルを有する人材を採用していくことは今後もますます難しくなってくるため、オフショア・遠隔採用を通じて候補者を全世界に広げることが重要である。

自身の備忘も兼ねて。何年かしてからこのブログを見た時に予想通りの未来になっているでしょうか。変化に柔軟に対応していきたいと思います。

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