格差は必要なのか?

永遠のテーマだと思うのですが大学院に入ってから「格差は必要なのか?」について議論する機会が増えました。経済的な格差は拡大するばかりです。格差の拡大は社会的不和を高めるとともに暴力や紛争を引き起こすことになります。

・欲あるから人間は成長できる
・皆が平等だと競争がなくなり成長もなくなる
・でも努力が報われないような格差はダメ

最終的には「バランスがとても重要」という結論に帰着します。

さて、岸田内閣は「分配」というテーマを掲げ、富の再分配について進める新しい資本主義を打ち出そうとしていたように感じましたが、最近は少しトーンダウンしているようにも感じます。「分配なくして次の成長なし」と言いながらも、再配分の政策は具体策がなく富裕層向けの増税は特に明言されません。

世の中のすべての人が一人も取り残されることなくウェルビーイングであるためには、格差是正は重要なテーマであります。税理士としてできることはあまり多くはありませんが、過度な節税等については、今後一層受け入れられない時代が来ることでしょう。平和な世の中のためにまず身近な所から平和を作っていきたいと思います(それが難しいのですが)。

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前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)
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