Harvard Business Review

最近専門サービスを提供する士業向けにHarvard Business Reviewがいくつかの非常に興味深い文章を公開していることに気づき、時間がある時に探して読んでいます。

1つ重要なインサイトとして、そこには“A diffuse profile dilutes a practice’s identity and renders it a jack of all trades and a master of none.”という文章がありました。

私の理解では「手を広げすぎた専門家は何でも屋になり下がり専門性のかけらもなくなる!」というものです😣昔の私はスペシャリストとゼネラリストの同時達成を個人としても目指していました。

しかしながら体験談としてこれはかなり難しいことであり、タイプや得意分野の違うメンバーと共同して組織で達成すべきだという結論に達しました。

例えば、IPOが得意で公会計も得意で、会社設立も記帳代行も給与計算もやりますみたいな事務所があった場合に、仮に数名のスーパーマンがいてできたとしても、事務所のイメージが定まらず、拡大のための戦略が立てにくく再現性が乏しいと思います。

弊社はIPO・上場企業系、そして国際業務からの海外上場会社の日本子会社系と2本の軸がやっと定まってきました。15年を振り返りますとあれこれ手を出して迷子になった時期もありました😭

一方である程度専門性のプライオリティを下げ、広くマスに向けてサービスを提供することで事業を拡大していく、税理士等の資格ビジネスを経営的に鋭く捉え拡大されている事務所もあります。非常に優秀な経営者の方々だと認識しています。

やってみて気づくことも多いので最初からうまくはいかないのですが、色々インプットが多いと何か間違えてしまっても早期に軌道修正できるのだなと思います。というわけで学びは大事だなというお話でした。これからも学び続けていきたいと思います。

shutterstock_658017568

Share:
前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)
Scroll to Top