成年後見関係 リーガルサポート、名簿登載
リーガルサポート
私は、司法書士の有志が立ち上げている「公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート」(以下、単にリーガルサポート)に所属しており、当該社団の会員となっています。
リーガルサポートとは、成年後見制度を専門とそる司法書士の団体であり、ノーマライゼーションの実現のために、司法書士がその専門知識と経験を生かし、高齢者、障害者等が自らの意思に基づき安心して日常生活を送ることができるように支援し、もって高齢者、障害者等の権利の擁護及び福祉の増進に寄与することを目的としています。
名簿登載制度
リーガルサポートの会員で、一定の研修を修了している会員は「後見人候補者名簿」「後見監督人候補者名簿」にその氏名・事務所所在地が登載されます。
つまり、名簿に登載されている者は成年後見関係業務において、一定の水準を保っているということになります。
私もリーガルサポートの研修を終え、先日ようやく上記名簿に登載されました。
高齢者の多い社会と成年後見制度
日本は高齢者の多い社会に突入しており、その結果成年後見制度の利用は増えていくと思います。
不動産の売買、介護施設等の利用、遺言の作成、遺産分割協議、会社の役員変更、株主の議決権行使、生前に財産を処分をする場合など、成年後見以外の司法書士の業務と成年後見制度は関わり合いを持つことはあり、総合的な知識と経験が必要となるケースが少なくありません。
この記事の著者
司法書士
石川宗徳
1982年4月生まれ。早稲田大学法学部卒業。
司法書士。東京司法書士会所属
(会員番号:7210、簡易裁判所代理業務認定番号:801263)
2009年から司法書士業界に入り、不動産登記に強い事務所、商業登記・会社法に強い事務所、債務整理に強い事務所でそれぞれ専門性の高い経験を積む。
2015年8月に独立開業。2016年に汐留パートナーズグループに参画し、汐留司法書士事務所所長に就任。会社法及び商業登記に精通し、これまでに多数の法人登記経験をもつ。
また不動産登記や相続関連業務にも明るく、汐留パートナーズグループのクライアントに対し法的な側面からのソリューションを提供し、数多くの業務を担当している。