株価算定・デューデリジェンス(DD) | RSM汐留パートナーズ
株価算定・デューデリジェンス(DD)
M&Aやファイナンスの局面での株価算定(バリュエーション)業務をご提供します。また、公認会計士・税理士・弁護士・社会保険労務士を中心としたプロフェッショナル集団がそれぞれの専門領域を融合し、フルラインにて財務・税務・人事・労務・法務のデューデリジェンスをご提供しクライアントの幅広いニーズに応えます。
株価算定(バリュエーション)の概要
株価算定は、企業規模や案件によって取るべきアプローチや評価方法は大きく変わってきます。当社では、クライアントがどのような背景で株価算定を必要としているかのヒアリングから最適な評価方法の選択を行い、最良の株価算定をご提供します。
株価算定のアプローチと算定方式
コストアプローチ | 簿価純資産方式 ある時点における評価対象会社の財産価値を貸借対照表をもとに「資産の帳簿価額-負債の帳簿価額」の算式に基づき簿価純資産とみなして評価する方法 |
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時価純資産方式 ある時点における評価対象会社の財産価値を「資産の時価評価金額-負債の時価評価額」の算式に基づき、時間純資産とみなして評価する方法 | |
マーケットアプローチ | 類似業種比準方式 評価対象会社の状況を同業他社や同規模他社の数値と比較することで株価を算定する方法 |
類似会社比準方式 評価対象会社の状況を類似する上場会社の時価総額、事業価値、財務数値等と比較して株価を算定する方法 | |
インカムアプローチ | 収益還元方式 評価対象会社が獲得を予想される価値基準を現在価値に割引して計算することで事業価値、株式価値を算定する方法 |
DCF方式(Discounted Cash Flow) 評価対象会社に期待されるキャッシュフローを現在価値に割引して計算した価額に基づき、事業価値、株式価値を算定する方法 | |
配当還元方式 過去に行った配当金額をもとに、将来的に期待される配当金を資本に還元し、株式価値を算定する方法 |
5つのデューデリジェンス(DD)
デューデリジェンスが必要となるのはM&Aに限ったことではありません。会社の行く末を左右する事業再編や新規投資に際しても正確なデューデリジェンスは欠かすことができません。投資に付いて回るリスクを回避するために、財務、法務、人事労務等、様々な側面から正しい企業価値・事業価値を把握するお手伝いをいたします。また、プロジェクトごとに必要となるデューデリジェンスのアッセンブルも行います。
デューデリジェンス(DD)の種類
- 財務デューデリジェンス(資産の実在性、負債の網羅性、収益性等の調査)
- 法務デューデリジェンス(契約関係、訴訟案件、特許・ライセンス等の調査)
- 労務デューデリジェンス(未払賃金をはじめとした労務項目に関する定量的調査)
- 税務デューデリジェンス(税務リスクや税務ポジションの調査)
- 人事デューデリジェンス(人材構成やキーマン等人事項目に関する定性的調査)
デューデリジェンス(DD)のフィードバック
デューデリジェンスの結果を元に、顕在化していないながらも心配されるリスクや過去の事例等から考えられる今後の注意点等をフィードバックし、クライアントの投資のローリスクハイリターンを実現します。
新株予約権(ストックオプション)評価サービスの概要
上場・非上場を問わず、新株予約権を時価発行する場合、譲渡する場合には評価が必要であり、また、無償発行であっても原則として適正な評価額の算定が必要となります。当社では、会計税務及び金融工学に精通した公認会計士等とも提携しており、数多くの新株予約権及び新株予約権付社債等の評価を実施しています。
新株予約権評価
当社では、発行予定の新株予約権(ストック・オプション)、第三者割当新株予約権、MSSO(行使価額修正条項付新株予約権)、転換社債型新株予約権付社債等の評価を実施いたします。具体的には、新株予約権に投資する投資家の取得時の評価額算定、発行要項による価格の分析、期末の時価評価対応を行っております。
評価モデル
新株予約権等の評価は、ブラック・ショールズ・モデル、格子モデル、シミュレーション・モデル等の金融工学手法を用い行います。
ブラックショールズモデル
(BSモデル) 最も有名な偏微分方程式です。複雑な条件が設定されているオプションの評価を行うことができませんが、一般的な新株予約権評価について最もよく利用されています。
格子モデル
二項モデルなどでオプション価値を評価する方法です。全行使期間を細分化しオプションの価値を計算するため、複雑な条件のオプションも評価が可能となります。
シミュレーションモデル
モンテカルロシミュレーションによってオプション価格を算定します。複雑な条件が含まれている新株予約権においても、シミュレーションモデルの設定次第で評価することが可能です。
RSM汐留パートナーズの株価算定・デューデリジェンス(DD)の特徴
①公認会計士・税理士・弁護士・社会保険労務士等によるワンストップサービス
株式価値は監査法人による監査や証券会社による審査の対象となるため、その正確性が非常に重要となります。また、デューデリジェンスにも複数の種類があり、その種類に応じて関わる専門家も変わってきます。当社では株価算定・デューデリジェンスのいずれに対しても、複数の専門家が在籍しているため、ワンストップで株価算定・デューデリジェンスをご提供いたします。
②フットワークが軽くスピード感を持ったご支援が可能
株価算定は最新の情報を用いてタイムリーであることが求められるため、スピード感が非常に重要になります。またデューデリジェンスも網羅的、多角的にリスクの調査をすることが求められますが、それは時間をかければいいというものではありません。クライアントのニーズにフットワーク軽くお応えし、タイムリーな株価算定、網羅性とスピード感を両立したデューデリジェンスをご提供いたします。
③少数精鋭によるコストパフォーマンス抜群のコンサルティング
当社は広範なプロフェッショナルの集まりです。その特性を活かし、ワンストップで多角的な株価算定・デューデリジェンスをご提供することで、クライアントのコストは勿論、時間の無駄も省くことで、コストパフォーマンス向上に貢献します。
④海外ネットワークを用いたクロスボーダーでのコンサルティングが可能
昨今、M&Aをはじめとしてクロスボーダーの取引は、ニーズが高まっております。国内市場縮小に直面する日本企業にとって、海外進出をはじめとしたクロスボーダーの取引は今後ますます避けては通れないものとなります。当社は加入している国際会計グループであるRSMのネットワークを最大限活用し、海外企業のM&Aに関する株価算定・デューデリジェンス等の業務をご支援いたします。
お問い合わせ株価算定・デューデリジェンス(DD)の料金体系
株価算定・デューデリジェンス(DD)の料金体系については想定業務範囲に基づく想定工数から算出した定額方式又はタイムチャージ方式にてお見積をさせていただいております。ご相談事項によっては、定額方式でのご支援が難しい場合もございますが、RSM汐留パートナーズはクライアントのご予算内で費用対効果抜群のサービスをご提供させていただくことをミッションとしています。まずはお気軽に当社コンサルタントまでご相談ください。