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弊社代表前川のインタビュー掲載のお知らせ

2023年9月8日

RSMインターナショナル本部から弊社代表の前川がインタビューを受けました。以下は日本語に翻訳したものとなります。前川の自己紹介から始まり、RSM加盟の経緯、今後の展望についてなど幅広くお話しさせていただきました。RSM汐留パートナーズはRSMが掲げる『RSM 2030年グローバル戦略』のため、RSMの日本におけるメンバーファーム、そしてRSM JAPANの一員として貢献していく所存です。

RSM汐留パートナーズは、RSMインターナショナルに2022年11月に加盟した事務所です。汐留パートナーズは、2008年に前川研吾がアーンスト・アンド・ヤングの監査部門を退職した後に設立され、国際的に認知されたファームに成長しました。また、慶應義塾大学大学院経営管理研究科にてEMBAを取得。今回のインタビューでは、汐留パートナーズがRSMインターナショナルに加わった経緯、そして2030年グローバル戦略についてお話を伺いました。


自己紹介と、これまでのキャリアの道のりをお聞かせください。

北海道で生まれ、大学まで過ごしました。その後EYに入社し、約5年間、監査やIPO関連の業務に従事し、貴重な経験を積むことができました。

2008年に汐留パートナーズを設立しました。会社は順調に成長していき、サービスラインも拡大し、ワンストップで様々なサービスを提供できるようになりました。

2012年、黒住准の入社によって大きな転機を迎えました。当時、私は経営手腕には自信がありましたが、英語力が不足していました。そこで彼が率先して外資系企業へのサービス拡大を進めてくれたのです。私は国際ビジネスを成長させるチャンスを掴もうと、語学習得に全力を注ぎました。

ネットワークに加盟された経緯を教えてください。

前述の通り、黒住と私は国際ビジネスの拡大に成功し、2018年、PKFのネットワークに加盟することで第一歩を踏み出しました。このネットワークはRSMに比べると規模は小さかったものの、私たちに国際的な提案やコラボレーションの貴重な機会を与えてくれました。

その後、RSM清和監査法人の理事長である戸谷さんと再会する機会が訪れました。彼とはEY時代の同僚であると同時に友人でもありました。彼がRSM Japanとのつながりのきっかけを作ってくれました。「もっと大きな世界で一緒に活躍しませんか?」という魅力的な提案を頂き、ありがたくお受けすることとしました。

RSMについて調べていくうちに、人材、クライアント、テクノロジーを大切にしながら急成長しているネットワークであるという点に大きな魅力を感じ、RSMに加盟することを決めました。

CEO-Kengo-Maekawa

慶應義塾大学大学院経営管理研究科でEMBAを取得されたそうですね。20年間近く公認会計士・コンサルティングのプロフェッショナルとして活躍された後、この資格を取得されたのはなぜですか?

慶應義塾大学のビジネススクールは、日本で最も歴史のあるビジネススクールです。慶應義塾大学のEMBAプログラムは、熟練したビジネスエグゼクティブのための国内有数の2年間の教育機会として高い評価を有しています。非常に優秀な教授陣が指導するカリキュラムが盛りだくさんとなっています。

公認会計士として約20年、経営者として約15年の経験を持つ私は、専門的なスキルだけでなく、多様な経営能力を身につけ、組織内の継続的な成長とイノベーションを促進するために、もっと学ぶ必要性を感じていました。

大学院と会社経営の両立は大変ではありましたが、2年間でプログラムを修了し、EMBAを取得することができました。日本とグローバルの両方で次世代をリードしたいという思いから、長期的かつグローバルな視野を持ち、ビジョナリーリーダーとして永続的なインパクトを与えることを目指しています。

RSM汐留パートナーズの新卒採用プログラムについてお聞かせください。

私たちは、経験豊富なプロフェッショナルの中途採用以外に、毎年5~10名の新卒者またはそれに準ずる若くてポテンシャルのある方を優先的に採用しています。多様な人材に対応するため、20代の従業員に必要なビジネスマナーや特定のニーズに合わせた幅広い研修プログラムを用意しています。

RSM汐留パートナーズでは、スペシャリストとしての専門性を養う一方で、より幅広いゼネラリストとしてのアプローチを受け入れる環境を整えています。当社の研修は、会計、税務、財務の専門性を高めるだけではなく、他部門のサービスや業務の理解、営業活動、業務効率化、さらにはテクノロジーやマネジメント・スキルといった分野にも重点を置いています。

キャリア形成に関しては、特定の分野に特化したい社員、ゼネラリストとして経営に興味がある社員、あるいはその両方を目指す社員をサポートしています。

新入社員研修、コンピテンシー強化研修、OJTの3つの研修体系に加え、総合的なビジネスセンス向上のための研修を提供しています。RSM Campusの研修を最大限に活用するためには、日本人の従業員の英語力が不足しているという課題を認識し、クラウドベースの研修サービスを率先して導入しました。これにより、社員は幅広いトレーニング・リソースにアクセスし、その恩恵を受けることができるようになりました。

RSM-img

RSMに加盟してもうすぐ1年になりますが、ネットワークに対する全体的な印象はいかがですか?

まず、RSMのグローバルなブランド力は紛れもなく素晴らしいものです。グローバル・ミドル・マーケットにおける卓越したクライアントの存在から、このブランド力を日本でのマーケティングやリクルーティングに活用することに大きな可能性を感じています。RSMのグローバル・エグゼクティブ・オフィスと協力することは、日本市場でRSMのブランドを確立し、認知度を高める上で非常に重要です。

さらに、RSM の様々な国際会議に出席した後、RSM のプロフェッショナルの親切さと情熱に心を打たれました。私たちのような新しいメンバーファームとオープンに関わることで、コラボレーションの文化が育まれました。その結果、以前所属していたネットワークに比べ、協力体制が強化され、紹介件数も顕著に増加しました。

最後に、多様性を尊重し、一人ひとりが輝けるようにするRSMの姿勢に深く感銘しています。RSMのダイバーシティとインクルージョンに対するアプローチは、私の心に響き、非常にポジティブな印象を残しています。多様性を受け入れることは、クライアントに信頼されるサービスのレベルを高めるだけでなく、なにより当社の創業時の価値観にも合致しています。

『RSM 2030年グローバル戦略 』について、最も共感することは何ですか?

ベトナムのホーチミンで開催されたAPAC会議でのジーン・スティーブンスCEOとのパネルディスカッションにて、私はRSM2030年グローバル戦略を読んで大変感銘を受けたことについて、最大限の敬意を表明しました。この包括的な戦略は、私たちが向かうべき方向性について、明確さを与えてくれたと思います。4つの戦略ドライバーのうち、私は”テクノロジー”と “人”に大きな関心を持っています。

労働人口が減少する日本では、テクノロジーを活用して効率化を図り、ビジネスの成長につなげることが急務となっています。また、AIをはじめとするテクノロジーの進化に伴い、コミュニケーション力や交渉力など、プロフェッショナルに不可欠なスキルの向上がますます重要になっていると感じています。

2030年グローバル戦略には、数多くの具体的な目標が含まれています。その一つひとつが優れた視点を有しており、重要な意味をもっていると考えます。私はこれらの戦略目標から学び、私たちの日々の業務に取り入れたいと考えています。

私が大きな喜びと興奮に包まれているのは、これからの8年間を私たちだけで乗り切るのではないということを実感しているからです。私たちはグローバルなRSMファミリーと連携し、素晴らしい未来を創造するという共通のビジョンに向かって共に歩むことになります。私たちは一丸となって成功するために全力を尽くすことをお約束します。

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RSM汐留パートナーズの5年後の姿は?

RSM汐留パートナーズは、様々なサービスを提供しておりますが、諸外国のRSMメンバーファームと比べると、まだまだ小さな事務所であると感じております。これは、日本の会計・税務業界の歴史と関係しており、お話すると非常に長くなりますので、詳細は割愛させていただきます。とはいえ、私たちは日本市場での存在感を引き続き高めていきたいと考えています。

より多くのクライアントにサービスを提供するため、マーケティング活動と営業活動に力を入れていきます。同時に、そのようなクライアントに質の高いサービスを提供できる人材を採用し教育ていきます。以上のような活動を通じて、5年後には現在の1.5倍以上の規模にしたいと考えています。

また、サービスの幅をさらに広げるため、IT コンサルティング事業も開始する予定です。テクノロジーを理解し活用することは、RSM の今後の発展に不可欠です。クライアントにITコンサルティングサービスを提供する前に、まずは自分たちが自信を持ってテクノロジーを活用できるようになりたいと考えています。

また、日本におけるRSMの認知度を向上させ、5年後には多くの企業やこの業界で働くプロフェッショナルがRSMを知るような状況を作ることにも積極的に関与していきたいと考えています。

余暇には何をするのが一番好きですか?

余暇は自分が好きな趣味の活動に没頭しています。旅行、ドライブ、ゴルフ、英会話などです。海外では「旅行&英語」、国内では「旅行&ドライブ」や「旅行&ゴルフ」など、これらの楽しみを組み合わせてリフレッシュしています。

幸いなことに、私は同僚たちと強い絆で結ばれています。私たちは一緒にいる時間を大切にし、時には一緒に余暇を過ごすこともあります。私は彼らを単なる同僚ではなく、家族だと思っています。

同僚や家族から、「研吾さんの趣味はすべて仕事につながっている」と言われることがよくあります。個人的には、「仕事に費やす時間は人生の大部分を占めるのだから、仕事自体も思い切り楽しめるようになりたい!」と思っています。

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