人事労務DXコンサルティング | RSM汐留パートナーズ

人事労務業務のDX化とそのポイント

人事労務業務のDX化は、人事管理と労務管理の様々なプロセスをデジタル化し、業務を効率化するための一連の取り組みです。人事労務部門の業務をペーパーレス化させデータによる一元管理のスタイルへ革新させ、企業全体の生産性や効率性を向上させることを目指します。以下は人事労務業務をDX化させる上でのポイントです。

人事労務業務のDX化を推進する難しさ

人事労務業務のDX化 は自社だけで対応することも可能ですが、その場合には以下のような難しさに直面する場合があります。

• 経営層の理解不足
  経営層がDXの目的や仕組みを十分に理解していない場合、導入の意義や方針が不明確になり、プロジェクト全体の方向性が曖昧になる可能性があります 。
• 技術的な専門知識の不足
  自社内にDXに関する技術的な専門知識が不足している場合、適切なシステム選択やカスタマイズ、効果的な運用方法の決定が難しくなります。
• リソースと予算の制限
  DXプロジェクトに必要なリソースや予算が限られている場合、導入の効果が限定的になる場合があります。
• 変化への抵抗
  従業員や管理者が新しいシステムやプロセスの導入に抵抗を示すことがあり、その結果、導入後の運用や普及に時間がかかることがあります。
• データセキュリティとプライバシーの課題
  デジタル化された従業員データの管理には、セキュリティとプライバシーの面において厳格な対応が必要ですが、適切なシステムやポリシーの欠如により、情報漏洩リスクを高める可能性があります。
• 継続的なメンテナンスとアップデートの必要性
  DX関連のシステムは常に最新の状態に保つ必要があります。技術革新が早いため新たなサービスがすぐに発売される可能性もあります。一度構築したシステムのメンテナンスとアップデートが特に大きな負担になり得ます。

これらの課題を克服するためには、外部の専門家やコンサルタントのサポート受けることが有効です。専門家による助言やサポートは、DX推進の成功確率を高め、より効果的な運用を可能にします。

人事労務DXコンサルティングを依頼するメリット

• 専門知識と経験の活用
  ITと人事労務業務の両方に精通しているコンサルタントの知識と経験を活用することで、最適なソリューションの選定や効率的な導入プランの策定が可能になります。
• 客観的な視点からのアドバイス
  内部にはない客観的な視点でアドバイスを受けることができるため、自社の盲点を発見し、より効果的なDX戦略を策定することができます。
• リソースの節約
  自社でDXを進めるためには、専門知識を持つ人材の確保や教育が必要ですが、外部の専門家を活用することで、これらのリソースを一定程度節約できます。
• リスクの軽減
  専門家からのアドバイスを受けてプロジェクトを遂行することで、導入時のリスクを軽減することができます。例えば、最良ではないシステムの選定や運用上の問題によるリスクを回避することができます。
• 効果的なシステム移行
  人事労務業務に関するDX化は組織全体のみならず個々の従業員にも直接的に影響を与えるため、システム移行に関する適切な管理はとても重要です。外部のコンサルタントと契約し社内に当該状況を周知することで、従業員の抵抗を少なくし、スムーズなシステム移行を実現できるようになります。
• 最新のトレンドと技術へのアクセス
  ITに精通したコンサルタントは最新の市場トレンドや技術動向に通じているため、最新の情報をもとにした効果的なDX戦略を提案できます。

RSM汐留パートナーズが提供する人事労務DXコンサルティングの概要

1. クラウド型人事労務ソフトウェアの導入支援

人事労務領域においては、労務管理、勤怠管理、給与計算、マイナンバー管理等のプロセスごとにクラウド型のソフトウェアの利用が広がっております。すべてを1つでカバーするものの選定は難しく、企業の業務フローに応じて、いくつかのソフトウェアを連携させて最善の環境を構築していく必要があります。業務効率化やペーパーレスの観点からクラウド型の人事労務ソフトウェアの導入支援を行っています。

2. 人事労務ソフトウェアと経費精算や経理財務等の他のソフトウェアの連携支援

人事労務ソフトウェアの導入後には、経費精算や経理財務等に関するソフトウェアを連携させて導入させるご支援も可能です。企業の各種インプット数値は最終的には財務諸表を作成することにリンクしてまいりますため、常に俯瞰的に見たシステム設計と導入が重要です。社会保険労務士の他に税理士や公認会計士等をアサインすることで、ソフトウェアの導入による総合的なDX化を推進します。

RSM汐留パートナーズでは、人事労務領域以外においてもDXの推進に関するコンサルティングサービスを提供しております。ITインフラの整備やクラウドサービス導入に関しての詳細は、「DX推進サービス」のページをご覧ください。また、DXと共に業務自体を外部にアウトソーシングすることも1つの選択肢になると思います。そのようなニーズにも対応しており、詳細は「マネージドサービス」のページをご覧ください。

人事労務DXコンサルティングのニーズ

人事労務DXコンサルティングは、人事労務業務の様々なプロセスをデジタル化し、業務を効率化するための一連の取り組みでありますが、例えば、以下のような状況の企業には、当社の人事労務DXコンサルティングをおすすめしています。

• 従業員数が多く、人事・労務管理の負担が大きい企業
• 手作業による人事・労務プロセスが多く、効率化の余地がある企業
• 組織的な成長や拡大を計画している企業
• 労働関係諸法令を含むコンプライアンス遵守に課題を抱えている企業
• リモートワークやフレキシブルな働き方を取り入れている企業
• データドリブン型の意思決定を行いたいが、必要なデータや分析ツールが不足している企業
• 従業員のエンゲージメントや生産性を向上させたい企業
• 経営層がデジタルトランスフォーメーションの重要性を理解しており、積極的な変革を求めている企業

人事労務DXコンサルティングの流れ

国際労務コンサルティングは、ご依頼いただいた内容によって提供プロセスが大きく異なりますが、一般的には以下のような流れにより進めさせていただきます。

RSM汐留パートナーズの人事労務DXコンサルティングサービスの特徴

フットワークが軽くスピード感をもったご支援が可能

RSM汐留パートナーズは、フットワークが軽く行動力のあるメンバーが集まっています。またエンジニア出身の社会保険労務士をはじめITに詳しいメンバーが多数在籍しております。人事労務領域のDX化においてスピード感をもったご支援をお約束いたします。

業務プロセスに関するコンサルタントによる改善提案が可能

クラウド型人事労務ソフトウェアを導入する前に、コンサルタントがクライアントの人事労務領域の業務フローについて把握し課題を抽出したうえで、DX化のロードマップをお示しすることが可能です。既存の業務フローを一部変更することでドラスティックに業務効率を向上させることにつながるため、上流からご支援できることが私達RSM汐留パートナーズの強みです。

顧問・給与計算・社会保険事務代行サービスとの連携によるワンストップサービスも可能

クラウド型人事労務ソフトウェアを導入した後には、顧問・給与計算・社会保険事務代行サービスと連携して、業務効率化を一層高めつつ労務コンプライアンスを遵守した企業経営のご支援をワンストップで行います。RSM汐留パートナーズとクラウド型人事労務ソフトの社員マスタDBや勤怠データを連携していただくことでメリットを感じて頂けると存じます。また、人事労務業務のアウトソーシングについてもご活用いただけます。詳細は、「給与計算代行」、「社会保険事務代行」、「マイナンバー管理サービス」のページをご覧ください。

今後の流れ

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