RSM汐留パートナーズでは、日本企業によるニュージーランド進出に関する法人設立について、現地RSM New Zealandと連携し、設立形態の検討から設立手続、現地で必要となる各種登録対応まで総合的に支援しています。
ニュージーランドは、安定した政治・経済環境、透明性の高い法制度、英語圏であることなどから、日本企業にとって海外進出先・投資先として検討しやすい国の一つです。特に、観光、不動産、農業、食品、輸出入、金融サービスなどの分野において、日本企業による事業展開の可能性があります。
ニュージーランドで会社を設立することにより、現地での事業活動、投資活動、取引先・金融機関との関係構築、採用、契約締結などを円滑に進めやすくなります。
1. ニュージーランドで可能な事業形態
ニュージーランドでは主に以下の形態で事業を行うことが可能です。
- ニュージーランド法人
- 外国会社の支店
- パートナーシップ
- 個人事業
- 信託等を活用した投資ストラクチャー
このうち、日本企業による進出において一般的に利用される形態は、ニュージーランド法人の設立です。
2. ニュージーランド法人設立の主な要件
ニュージーランドで会社を設立する場合、一般的に以下の要件を満たす必要があります。会社設立にあたっては、会社名の予約、取締役・株主情報、登録住所、株式情報等の準備が必要となります。ニュージーランドCompanies Officeでは、会社名予約後、20営業日以内に設立申請を完了する必要があるとされています。
会社形態
- Limited Liability Company
- Overseas Company Branch
日本企業がニュージーランド進出を行う場合、多くはLimited Liability Companyの形態でニュージーランド法人を設立します。
役員・株主
- 取締役
- 株主
- 株式数・株主構成
ニュージーランド法人では、取締役および株主に関する情報を登録する必要があります。また、ニュージーランド会社には、ニュージーランド居住者、または一定要件を満たすオーストラリア居住者の取締役が少なくとも1名必要とされています。
登録住所
ニュージーランド会社では、登録住所(Registered Office)や送達先住所(Address for Service)等を設定する必要があります。
設立書類・登録情報
会社設立にあたっては、一般的に以下の情報・書類を準備します。
- 会社名
- 取締役・株主情報
- 株式数・株主構成
- 登録住所
- 取締役・株主の同意書
- その他必要書類
これらの情報・書類を準備し、ニュージーランドCompanies Officeへの登記申請を行うことで、ニュージーランド法人が設立されます。
3. ニュージーランド法人設立の手続き
一般的なニュージーランド会社設立の手続きの流れは、次の通りです。
- 会社名の確認・予約
- 会社形態・株主構成・取締役構成の検討
- 登録住所等の準備
- 取締役・株主の同意書等の準備
- Companies Officeへの設立申請
- 会社設立証明書(Certificate of Incorporation)の取得
- 税務登録・GST登録・雇用主登録等の検討
ニュージーランドで会社を設立した後は、事業内容に応じてIRD登録、GST登録、雇用主登録等への対応を行う必要があります。Companies Officeの設立手続において、これらの税務関連登録を同時に申請できる場合があります。
4. ニュージーランド法人設立後の主な義務
ニュージーランド法人を設立した後は、現地法令に基づき以下の義務を履行する必要があります。
会計
- 会計記録の作成・保存
- 財務情報の整理
- 必要に応じた財務諸表の作成
税務申告
- 法人税申告
- GST申告
- 源泉税・雇用関連税務への対応
- その他事業内容に応じた税務対応
年次義務
- 年次報告・Annual Returnの提出
- 登記情報の更新
- 取締役・株主・住所情報の変更対応
ニュージーランド法人は、設立後も継続的な会計・税務・登記関連のコンプライアンス対応が必要となります。
想定されるご利用ケース
- ニュージーランドで現地法人の設立を検討している
- ニュージーランド進出の目的に照らして、現地法人・支店などの選択肢を整理したい
- 設立手続だけでなく、税務登録や設立後の運営まで見据えて進めたい
- 日本本社主導で進めたいが、現地実務や必要書類の把握に不安がある
- 現地取締役、登録住所、銀行口座開設など、周辺実務を含めて相談したい
- 設立後の会計・税務・年次義務までワンストップで相談したい
ニュージーランド法人設立における課題(一例)
進出目的に対して、最適な設立形態や運営体制の整理が必要
ニュージーランド進出といっても、現地販売拠点、投資会社、不動産保有会社、農業・食品関連ビジネス、輸出入拠点など、目的によって適した設立形態や運営体制は異なります。設立そのものを急ぐのではなく、ニュージーランド法人にどのような機能を持たせるのかを整理することが重要です。
現地取締役・登録住所などの要件整理が必要
ニュージーランド法人では、取締役の居住要件や登録住所の設定など、日本企業にとって事前に確認すべき論点があります。特に、日本本社から管理する場合には、現地側でどのような体制を整えるべきかを早期に検討する必要があります。
必要書類や現地手続の全体像が見えにくい
会社名予約、取締役・株主情報、登録住所、同意書、税務登録など、複数の手続が並行して進みます。日本本社だけで手配すると、どの情報をいつまでに準備すべきか分かりづらく、スケジュールが後ろ倒しになりやすい点が課題です。
設立後の運用まで見据えた設計が求められる
会社は設立して終わりではなく、その後の会計処理、税務申告、GST対応、Annual Return、登記情報の維持更新などが継続的に発生します。設立時点で運用負荷や日本本社との役割分担を整理しておくことが重要です。
RSM汐留パートナーズが提供するニュージーランド法人設立コンサルティングの主なサービス内容(一例)
ニュージーランド法人設立に関するアドバイス・進出方針・設立スキームの整理
進出目的、想定事業、グループ内での位置付け、設立後の運営体制を踏まえ、設立の前提条件を整理します。法人設立を前提にしつつも、税務・会計・管理体制を含めた全体像の確認を行います。
設立要件・必要書類の整理
取締役・株主・登録住所・株式構成等の要件を整理し、必要書類のリストアップ、取得順序、ドラフト確認の進め方を明確にします。日本本社、現地専門家、関係会社の間で作業の抜け漏れが生じないよう支援します。
会社名予約・登記手続支援
会社名の確認・予約、設立申請に必要な情報整理、現地専門家との連携、Companies Officeへの登記申請に向けた準備を支援します。日本語で論点を整理しながら進めることで、社内決裁や関係者説明も行いやすくします。
税務登録・GST登録・銀行口座開設支援
設立後に必要となる税務番号取得、GST登録、雇用主登録、銀行口座開設等について、全体スケジュールの中で前後関係を踏まえて支援します。実務上どこで時間を要しやすいかも見据えて進めます。
設立後の会計・税務・年次義務対応支援
会計記録、税務申告、GST申告、Annual Return、登記情報の更新など、設立後に継続する義務への対応方針を整理します。必要に応じて、記帳、税務申告、レポーティングの支援体制も設計します。
また、RSM New Zealandをはじめとする現地専門家と連携し、ニュージーランド法人設立から設立後の運営まで包括的なサポートを提供しています。日本企業による海外進出支援の経験を活かし、実務的な観点からニュージーランド進出を支援いたします。
ニュージーランド法人設立コンサルティングの提供プロセス(一例)
ニュージーランド法人設立の進め方は、事業内容、体制、スケジュール、関係者構成によって異なります。以下は一般的な進め方の一例です。
Step 1 初期ヒアリング
進出目的、想定事業、関係会社の有無、希望時期、設立後の運営イメージを確認し、前提条件と優先順位を整理します。
Step 2 設立方針・論点整理
法人形態、必要機能、取締役・株主構成、登録住所、必要書類、現地実務の論点を整理し、全体の進め方を設計します。
Step 3 資料収集・書類準備
取締役・株主情報、同意書、登録住所、株式情報、本人確認資料などを収集・確認し、登記申請に向けた書類準備を進めます。
Step 4 設立手続・各種登録支援
現地RSM New Zealandの専門家と連携しながら設立手続を進め、必要に応じて税務登録、GST登録、雇用主登録等の関連対応も支援します。
Step 5 設立後フォロー・運用支援
設立後の会計・税務・年次義務の対応方針を整理し、継続的に回る運営体制づくりを支援します。
RSM汐留パートナーズの海外進出支援サービスの特徴
公認会計士(日米)・弁護士・税理士等のプロフェッショナルが多数在籍
多言語対応・海外ネットワークも含めて海外進出コンサルティングが可能
クロスボーダー取引・国際税務に関する経験が豊富
RSM汐留パートナーズのワンストップサービス

今後の流れ

担当者
前川 研吾 Kengo Maekawa
黒住 准 Jun Kurozumi
許 婧怡 Seii Kyo
山口 壮太 Sota Yamaguchi
ニュージーランド法人設立コンサルティングの料金体系
ニュージーランド法人設立コンサルティングの料金体系については想定業務範囲に基づく想定工数から算出した定額方式又はタイムチャージ方式にてお見積をさせていただいております。ご相談事項によっては、定額方式でのご支援が難しい場合もございますが、RSM汐留パートナーズはクライアントのご予算内で費用対効果抜群のサービスをご提供させていただくことをミッションとしています。まずはお気軽に当社コンサルタントまでご相談ください。
