難関資格が変えたのは、キャリアではなく「私という人間」そのもの

資格は、自分に自信を与えてくれます。もし私が日本の公認会計士ではなく、ゼロからUSCPAを目指すとしたら、その理由は「なんとなく格好良いと感じたため」というシンプルなものかもしれません。でも、それでいいのだと思います。挑戦を始める理由は、案外そのくらいシンプルなもので十分なのではないでしょうか。

例えば、日商簿記1級や英検1級、TOEIC990点。これらはどれも素晴らしい実績ですが、名刺に書くとなると少し気恥ずかしさや違和感があるかもしれません。一方、USCPA(米国公認会計士)なら、会計と英語の両方の素養があることを堂々と名刺で表現できます。客観的な難易度では「簿記1級×英検1級」の方が高いかもしれませんが、「一言でプロフェッショナルを証明できる」のはUSCPAの大きな強みです。肩書きとしてのわかりやすさや伝わりやすさも、資格の大きな価値の一つだと思います。

もちろん、名刺に書いた以上、実務が伴わなかったり英語が苦手だったりすれば、正直とても恥ずかしい思いをします。だからこそ、合格した後にまた必死に頑張ればいい。動機はシンプルでいいのです。ただ一つ言えるのは、「その山に登った人」にしか見えない景色が確実に存在するということです。そこにたどり着いた人だけが得られる自信や実感は、何ものにも代えがたいものがあります。

先日、中高の同級生と食事をした際、「昔はそんなタイプじゃなかったのにね」と言われました。「暗い性格とまではいかないけれど、今ほど明るくはなかった」とも。難関資格への挑戦と合格は、知識やキャリアだけではなく、性格や振る舞いまで含め、人生を確実に良い方向へ変えてくれる。私はそう確信しています。自信がつくことで、表情や言葉、立ち居振る舞いまで少しずつ変わっていくのだと思います。

かつての私と同じように、何かに挑戦することで自分を変えたいと思っている人は、きっと少なくないはずです。誰かの人生にポジティブな変化が訪れることを、心から願っています。

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前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)
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