英語対応力とキャリアの可能性

「英語ができる」の定義が曖昧なため、実は十分に英語対応可能な方でも日本人は謙虚さゆえに手をあげにくいと感じます。

①英語が記号に見える
②英語に抵抗はない
③メールのやりとりができる
④少し聞けて軽く会話できる
⑤電話会議もできる

①以外の方にはポテンシャルがあると思います。 ②の方はテクノロジーの利用により道が開けます。 ③がだいたいできるなら素晴らしいです。 ④飛躍するポテンシャルがあると思います。 ⑤から急にできる人が少なくなります。

プロフェッショナルファームでは、例えば会計税務業務や人事労務業務に関して、ミスコミュニケーションを防ぐために電話は多用しません。アメリカ人はCallが好きですが不要なものは避けます。

そのため、一般的なメンバーにおいては、スピーキング&リスニングスキルよりも、しっかりした知識や経験に基づいたリーディング&ライティングスキルが重要です。そして幸運なことにここがChatGPTやDeepLの登場により以前より簡単になりました。

営業やマネジメントに関しては、英語のコミュニケーションスキルが重要ですが、通常求められる英語スキルはそれほど高度ではありません。 そのため、会計事務所や社労士事務所に勤務する方がテクノロジーを駆使してもいいので③レベルの英語スキルを身につけることで、高単価の外資系案件を担当し、より多くの報酬を得ることが可能です。

もちろん、税理士や社労士の資格も素晴らしく、高い専門性を持って難しい案件を担当することで多く稼ぐことも可能です。ただしそこには猛者が多く競争は激しいとも言えます。

一方で、帰国子女でなくても外資系案件に取り組み、英語を活用して活躍する人が増えるのはありだと思っていますのでどんどん推進していきたいと思っています。

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共創と縁

士業の業界において、これからの時代は「競争」ではなく「共創」が重要であると考えています。資格や組織を超えての連携。

先日行ったプロジェクトで、異なる士業や事務所の方々と連携することで、自社単独では得られなかった成果を上げることができました。共に価値を創造することの大切さを強く感じました。

企業の事業活動が多岐にわたり、カバーする領域も広がっているため、1つの士業や事務所だけでは対応できる範囲が限られてきます。一昔前であればライバルという表現を使ったかもしれませんが、今後はより一層連携して価値を創造していきたいと思います。

私もRSM汐留パートナーズも自身もまだまだ成長の途中ですので、これからも多くの方々と協力し合いながら、共創を大切にし皆様とともに成長していきたいです。

4年前に札幌に事務所を出したいとずっと言っていたら素晴らしいご縁をいただき、昨年無事事務所を開設することができました。現在は2名のメンバーが在籍しています。次は西へ…同じく言霊とすべく積極的に発信していきたいと思います。

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「謙虚であること」

「謙虚であること」はすごく大切だと思っています。もっというと「すごいのに謙虚」だと無敵だと思っています。

世の中には素性を隠していますがすごい人たちがたくさん潜んでいます。
そんな人達の前で偉そうに語ると後ですごく恥ずかしいことになります。
常に謙虚に過ごすことのほうがはるかにメリットが多いと感じます。

反対に過分な要求はその人の評価を貶めます。謙虚な方ほどまだまだ学ぶ意欲があり伸び代があります。

“謙虚=自信がない”ということではなく、情熱的だったりハングリー精神があったり高みを目指す謙虚さが好きです。

自分より若い方に会う時や評価に立ち合う際はそんな視点を持って見るようにしています。

弊社にはありがたいことに私より優秀なメンバーがたくさん。でもできればそんなメンバーにまだ一目おいてもらいたい…

自己研鑽をする人生にしてほしいという意味を込め「吾を研く」ということで親が名前をつけてくれました。

皆に愛想を尽かされないように、これからも精進していきたいと思います。

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RSM APAC 2024

5月27日~29日の3日間、タイのバンコクで開催されたRSMのAPAC国際会議に参加しました。RSMメンバーファームの上席者達と人脈を作る「ネットワーキング」のようなイベントです。

今回RSM Japanからは約10名が参加し、監査、税務、コンサルティングについて最新トレンドを学びました。コンサルティングの領域は、IT、リスクアドバイザリー、コーポレートファイナンス、ESG等多岐に渡ります。トレーニングセッションでは早速生成AIの話からスタートでした。

私達RSM汐留パートナーズがRSMインターナショナルに加盟した2022年11月にOPEN AIがChatGPTをリリースしました。士業の仕事がAIに取られるのか、士業がAIを使い倒しより豊かになるのか、真剣に考えなさいと神に言われたように感じました。

そして、素晴らしいプレゼンテーションやワークショップにて多くのことを学ぶことができました。また、今回18年間グローバルCEOを務めたJeanから、新たにCEOを引き継ぐE.J.への交代のスピーチもありました。

Jeanは18年の間に、RSMのグローバル売上高を29億ドルから94億ドル(約1.4兆円)にまでに引き上げ、世界第6位の国際ネットワークにまで成長させた偉大な経営者です。彼女のお陰で私たちRSM汐留パートナーズもRSMファミリーに迎えて頂くことができました。心から感謝しています。

全体写真、これまでのCEOとの写真、新しいCEOとの写真など、思い出に残る写真をたくさん撮ることができました。このような素晴らしい機会において同じ時間を過ごすことができたこと、そして、RSM汐留パートナーズが日本のメンバーファームを務めさせていただいていることを大変誇りに思います。

今後もRSMのネットワークを生かしてグローバルに活躍する企業の支援を頑張っていきたいと思います。

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「言霊」

「言霊」という言葉があるように、発せられた言葉は魂を形成し続けます。

文章をしばらく読んでいるとその方がどんな思いで生きているのかわかってきます。心の内側を覗き見できるような…

SNSによって素敵な出会いがたくさんありますが、一方で避けるべき出会いを見極める助けになっている気もします。自分の知らない所で間接的にでも意図してか攻撃や反論をされるとフラグが立つのではと思います。

また、時々オンラインではすごく尖っていても会うととてもいい人でお調子者で憎めない人もいます。キャラ作りしていると感じます。そのためオフラインの出会いも大切にしていきたいです。

時々生じる乱戦に入っていき思いの丈をぶつけてしまうと、逆に良くも悪くも自分を世に強く印象付けることになりますので、深入りは禁物です。

今後も燃えている場所や紛争地帯を避け心穏やかに過ごしていきたいと思います。人生後半にいたずらに新たな人脈を広げても意味はありません。皆様引き続き仲良くしてください。

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「競争社会において勝つためには競争しない」

年々参加者が減る流れですが、今年も合同就職説明会にブースを出したいと思います。 国内と国際の両方をバランスよく経験できる事務所としてアピールしていきたいなと思います。最近は国際業務で頑張りますという若手が志望してくれるのもまた嬉しいです。

弊法人はそもそも税理士試験科目合格者や会計事務所経験者は年間通じて採用しています。どうしても入りたい事務所があった場合、あえて試験前の5月のこの時期に就職活動するという方法も良いのではと。

つまり、皆様は試験後の夏に就職活動するので一定の競争環境におかれますが、今の時期の就職活動はそこまでの競争にはならないので、入りたい所を回ることができ採用される確率がとても高くなります。さらにはエージェント経由ではなく直接応募することにより、採用側のエージェント手数料がかからず期待値を下げて臨むことができ、採用される確率を上げることも重要です。

これは「競争社会において勝つためには競争しない」というドラッカーの教えそのもので、私はいつもどうしたら競争しないで勝てるのか考えています。

ここまで、採用される側の戦略はわかったのですが、採用する側からすると就職説明会にブースを出すこと自体が競争環境に身を置くことなので堂々巡りです。

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お互いのリスペクトから始まる会社組織

飲み会に心から喜んで参加し仕事を取ってこれる社交的な人と、来た仕事をなんでも調べてしっかりミスなくこなせる専門性の高い人。

お互いタイプは全然違っても、非難しあうのではなく尊敬しあい、同じ志のもと手を組むと最強のチームになります。リスペクトから会社組織が始まります。

ただ、残念なことにこのような二人組の創業はなかなかうまくいきません。三人組だとなおうまくいきません。「俺が仕事を取ってきているんだ」、「俺が仕事をこなしているんだ」、「そういえばあいつは何もやっていないよな!?」というような感じです。分裂をたくさん見てきました。

私の経験上前者の人がマジョリティを持ち経営する場合、業務をしっかりこなすメンバーに最大限のリスペクトがあれば組織拡大できます。一方後者の人がマジョリティを持ち経営する場合、比較的似たタイプのメンバーを集めることで人数はそこまで増えずとも強い組織を作ることができるように感じます。

もちろんこれにあてはまらない例外もあって、日本においてこの数十年間で、本当に凄いカリスマ経営者が真似をできないような方法で、最短で巨大な組織を作った事例もいくつかあります。

自分と同種同類の人たちの限られたコミュニティにいると気持ちよくて確かにすごく快適ですが、勇気をもって外の世界へ飛び出し寛容な気持ちで仕事をするのもありです。どちらが正解とかはなく自分の大切にする価値観にあうかどうかですね。

これからも自分にない感性やスキルや経験を持つ方々に心から敬意をもって過ごしたいと思います。

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5年ぶりのマニラ出張

先週からマニラ事務所に出張に来ております。コロナ渦直前に来て以来なので約5年ぶりの出張となります。5年振りのマニラですが、平日日中は仕事、夕方から英会話レッスンとハードでもあり充実した日々を過ごしております。

フィリピンのオフィスでは全員英語のみで仕事をしています。一緒に来た若手メンバーにはこの環境を十分に経験してもらうべく私の助けはありませんので、2人とも覚悟を決めて片言の英語で積極的に頑張っています。

英会話レッスンはお世話になっている日本人会計士の金光さんが創設した”Grandline”というスクールです。教材は素晴らしく先生方も皆フレンドリーです。私はここにお世話になるのが5回目なので慣れていて、楽しくコミュニケーションできていますが、メンバーには初日から早速疲労感が(笑)これを2人は毎日繰り返し、さらに土日はほぼ缶詰となるハードなプログラムです。

2人のメンバーは、部門は違いますが共に30歳のアシスタントマネージャー。英語を使ってビジネスをすることに対し2人とも高いモチベーションがあります。毎日四苦八苦していますが、思い起こせば私が30歳の時は、全く英語を話せなかったので若手の将来が楽しみです。

私個人としては、コロナ前にフィリピンに来ていた時よりも自分の英語が上達していることを感じて一人で嬉しくなっております。やはり欧米人の早い英語とオンラインで格闘してきた日々、AIの英語の先生と向き合っていた日々は無駄ではなかったと思います。

また、マニラオフィスのあるマカティ・アヤラトライアングルのあたりの物価はなかなか高いと感じます。スタバのこちらのコーヒーが日本円で500円。部分的にですが円安もあって発展途上国と同じ物価水準になっていることを認識し、政治に頼らず他責思考を捨て、危機感をもって経営をしていかねばと改めて思いました。

残りの日数も健康に気を付けてマニラで仕事&英語を頑張ります。

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弊社のMBO(目標管理)について

弊社の各事業部にはMBO(目標管理)の個人別数値があり、これは個人と会社の目標を一致させ評価に繋げる定量的な仕組みとなっています。もちろん数値だけでは測れない定性的評価(コンピテンシー)も大切にはしていますが、やはり私達の業態においては数字も大切です。しっかりこれを構築しなければ在宅ワークやフレックスなどの柔軟な働き方の制度が残念ながら崩壊してしまいます。

プロフェッショナルサービスファームのメンバーとして、自分自身が商品となり活躍するのであれば避けられない指標。私の知る限り弊社に限らず一定規模以上の事務所には必ず存在する仕組みです。

事業会社の管理部門での評価や活躍の仕方とはかなり異なり、経理畑や人事畑の方が転職してこのマルチタスク&数値目標というものが合う・合わない、自身の適性と向き不向きという所にすごく関係してくると言えます。

数値が高いメンバーは忙しくも効率的に業務を行い結果を出していたり、合わせて常に見えないところで自己研鑽をしてスキルアップをし、そのような難易度の高い(≒報酬の高い)業務をこなしているはずなのです。

ちなみに、弊社のMBO数値が高い若手達がいつも笑顔でポジティブに話していていいなと思いました。私も最近忙しいと言ってしまいがちですが、忙しいことは嬉しいので言うとしても常に気持ち悪いくらいの満面の笑みで「忙しいけど全然大丈夫です(お仕事大歓迎です)」と言おうと思います。

依頼する側からすると、暇している人には仕事をお願いしたい気持ちにならないので、そのスタンスでいくとさらにお仕事が頂けるような気がしています。長くなりましたがまとめると「仕事が集まり活躍できる人の特徴」の話でした。

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RSM汐留パートナーズ株式会社創業16周年

本日4月1日はRSM汐留パートナーズ株式会社の設立日です。今年で設立16周年です。16年前の2008年4月1日、私が27歳2か月の時に東京法務局港出張所に会社設立登記の申請を自分で出しに行きました。

実はその時にはすでに現在の汐留フィロソフィの3つの経営理念と3つの行動理念はすでに完成していました。このような素晴らしい未来があることまでは考えられてはいませんでしたが、とにかく寝る暇も惜しんで仕事と自己研鑽をしていましたら、1人、また1人と、応援団が集まってきました。

毎年この日は会社の誕生日であり大変嬉しく思います。こうして長きに渡り成長を続けてこられているのも、過去から現在において貢献して下さっているアラムナイを含むすべてのメンバーのお陰です。この場を借りて御礼申し上げます。

本日入社式がありますが、未来の汐留を担う若い世代を共に大切にしていき、ますます成長・発展していきます。リニューアルしたRSMブランドとともに17年目もどうぞよろしくお願いいたします。

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