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森 祐子 Yuko Mori

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森 祐子 Yuko Mori

コンサルタント  / 申請取次行政書士

日本における査証(ビザ)の政策の概要と種類・免除の論点

2023年6月22日

こちらのページでは、日本の査証(ビザ)の政策・免除等について解説します。

日本の査証政策とは?

日本を含めた多くの国では自国へ入国する外国人に対して査証、いわゆるビザを所持させることによって外国人の活動の管理を行っています。そして、日本の査証政策の中では、出入国管理及び難民認定法に基づき、それぞれの国で発行されているパスポート及び日本政府から発給されているビザを所持しなければならないと規定しています。

査証の免除について

ビザには長期滞在を目的としたものと短期滞在を目的としたものとがあります。観光や親族訪問、商用を目的とした短期滞在ではビザが免除されている国があります。2023年6月時点では短期滞在のビザが免除されている国・地域は69あります。しかし、ビザ免除の対象でも一部の国と地域の出身者においては、ICAO標準の機械読取式旅券(MRP:Machine-Readable Passport)またはICAO標準のIC旅券以外のパスポート所持者でビザを持っていない場合、入国審査が極めて厳格になるなど、誰もが円滑に入国できる訳ではないため、注意が必要です。

また、スイスやイギリスなど一部の査証免除国では最長6ヶ月の滞在が認められていますが、90日を超えて滞在する場合は出入国在留管理庁へ更新手続きが必要になるため、手続き漏れのないよう注意が必要です。

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