ホーム/サービス/人事・労務/IPO(株式上場)に関する労務コンサルティング
シェア

IPO(株式上場)に関する労務コンサルティング | RSM汐留パートナーズ

IPO(株式上場)に関する労務コンサルティング

RSM汐留パートナーズには、IPOコンサルティングサービスを提供する公認会計士等に加えて、IPOの実務に精通した社会保険労務士等が多数在籍しております。IPOの過程において労務関連の不備が致命傷となり上場を延期あるいは断念するケースが多くございます。一般的な社会保険労務士事務所等では対応ができない領域までも、きめ細やかなサービスを提供します。

IPO準備会社向け労務顧問業務

弊社ではIPO準備会社より、ショートレビュー業務で最初のご縁を頂くことが多くございます。弊社の社会保険労務士によるチームが調査をさせて頂く中で、IPOに向けての人事労務周りの課題が数多く抽出されることが多くございます。その場合、ショートレビューを通じて発見した問題点や課題を解決すべく、ショートレビュー後に労務顧問業務を提供させて頂きます。

例えば以下のような問題点や課題について解決ができず、IPOが頓挫してしまったようなケースがあります。

IPOを延期・断念してしまうこととなった事例

事例1:適切な労務管理システムの欠如

成長企業では、従業員数の急激な増加に伴い、労務管理システムが追いつかないことがあります。効果的かつ効率的な労務管理システムが欠如していると、IPOの準備過程で従業員関連情報の整理や開示が難しくなります。巨額の未払賃金等の発生によりIPOを延期してしまう事例がありました。

事例2:従業員の報酬制度とストックオプション計画の不備

IPO前には、従業員の報酬制度やストックオプション計画を見直し、ベストな制度設計を行う必要があります。これらの計画に不透明な部分があり公平性もなく、キーマンである役員や管理職等の従業員が数多く離脱し、事業計画の達成が困難となり、内部管理体制が崩壊しIPOを断念した事例があります。

事例3:労働関連諸法令の遵守の問題

労働関連諸法令の遵守はIPO準備企業にとっては極めて重要です。過去のコンプライアンス違反や現在進行中の違反がある場合、IPOのプロセスに大きな影響を与える可能性があります。これには、不適切な労働時間管理、みなし管理職等の問題などがあり、治癒が難しくIPOを断念した事例があります。

RSM汐留パートナーズのIPO準備会社向け労務関連業務

上記でみてきたように、IPO準備会社向けの労務関連業務には特殊性があり、すべての社会保険労務士法人・社会保険労務士事務所が対応できるものではありません。RSM汐留パートナーズの創業以来得意としてきた領域であり、高品質なサービスを提供いたします。具体的には以下のような項目について顧問業務を通じて支援いたします。

1.労働関係諸法令の遵守に関するアドバイス

労働基準法、最低賃金法などの労働関係諸法令の遵守についてアドバイスを提供します。

2.就業規則の整備と運用

労働トラブルを未然に防ぐため、上場会社にふさわしい就業規則の作成や改定をサポートします。

3.賃金(残業代)の適正な集計・計算支援

上場審査時に指摘されないよう、残業代や割増賃金の管理制度を適切に整備し、その運用を支援します。

4.安全衛生管理体制の整備

IPOに向けて、業務中の事故や病気リスクを減らす安全衛生教育を支援し、従業員の健康診断やメンタルヘルス対策を提供します。

5.管理監督者の適正範囲の整備・運用支援

IPOの準備過程で問題が生じないよう、管理監督者の適切な範囲を明確に設定し、その整備と運用をサポートします。

6.労働保険・社会保険の適正加入・運用

IPO審査における問題回避のために、労災保険、雇用保険、社会保険への加入状況をチェックし、運用をサポートします。

7.労働者派遣事業と業務請負業の適切な区別

IPO審査において労働者派遣と業務請負の区別についてはしばしば問題となります。法的な問題を回避するため、労働者派遣と業務請負の区別を正確に識別し、適切な判断をサポートします。

8.労働時間の適正管理・運用支援

IPOの過程では労働時間管理が非常に重要であり、時間外・休日労働に関する協定の遵守や労働時間の管理方法についてのアドバイスをします。

IPOを目指すとなった場合、早い段階で顧問業務を開始させて頂くことで、早期に問題点を解消していくことが可能です。

ショートレビュー業務

IPO(株式公開)を目指している会社がIPOを延期あるいは断念してしまう要因の1つに未払残業代、ハラスメント、管理監督者や裁量労働制に関する人事制度の妥当性等の労務関連の問題が挙げられます。IPOを目指すプロセスにおいて労務周りの課題把握を網羅的に実施します。早い段階でIPOの障害となる労務リスクについて網羅的に把握するためにショートレビューをご活用いただいております。

RSM汐留パートナーズ社会保険労務士法人にはIPOに強い社会保険労務士が多数在籍しておりますが、特にクライアントからご質問を頂く内容について「IPO準備会社におけるショートレビューと労務の論点」と題して記事を執筆しました。IPO準備会社における労務の重要性、社会保険労務士によるショートレビュー(短期調査)の必要性、ショートレビュー項目の例などについて詳しく解説しています。また、詳しいサービスの内容については「労務監査・ショートレビュー」のページをご覧ください。

労務に関する内部管理体制の整備支援

企業のコーポレートガバナンスの充実や、人事労務領域に関するコンプライアンス、内部管理、統制の整備・運用は、株式公開準備においても非常に重要な事項となっております。そして、株式公開準備の中でも、最も時間がかかり、かつ、継続的に取り組んでいかなければならない重要課題です。

RSM汐留パートナーズでは、人事制度の構築、諸規程の整備等の様々なサービスメニューを揃えており、人的なリソースが不足しているクライアントに対しては、助言業務にとどまらず、社会保険労務士・コンサルタントがアウトソーシングとして業務をお引受けすることで株式公開をサポートすることが可能です。

就業規則・規程どのような作業をアウトソーシングできるのかという点についてですが、例えば、就業規則の作成、人事関連規程の作成、英文・中文規程の作成、そしてそれらの規程の定期的な改定に関するご支援などがあります。詳しいサービスの内容については「就業規則・規程作成」のページをご覧ください。また、IPO全般に関してコンサルティングを検討しているということであれば、「IPO(株式上場)コンサルティング」のページもご覧ください。

IPO

RSM汐留パートナーズのIPOに関する労務アドバイザリーの特徴

① IPO準備会社のサポート経験も豊富

RSM汐留パートナーズにはIPO(株式公開)関連業務に精通しているコンサルタントが多数在籍しております。労務の領域は企業がIPOを目指す上でも重要な領域となっております。J-SOX(内部統制評価制度)、内部管理体制の整備等への影響も視野に入れた労務アドバイザリー業務をワンストップでご提供することが可能です。株式公開までしっかりとご支援いたします。

② フットワークが軽くスピード感をもったご支援が可能

RSM汐留パートナーズは、フットワークが軽く行動力のあるメンバーが集まっています。IPO支援にあたってスピードは極めて重要ですので、労務アドバイザリーサービスにおきましても、スピード感をもったご支援をお約束いたします。

③ 税務顧問や給与計算サービス等との連携によるワンストップサービスも可能

労務アドバイザリーサービスをご依頼いただくクライアントの多くは、税務アドバイザリーサービス、給与計算サービス、社会保険事務代行サービス等と合わせてご依頼いただいております。税理士法人・社会保険労務士法人が連携することで、効果的かつ効率的なIPO支援が可能となり、さらに多くのメリットを享受していただくことが可能です。

今後の流れ

flow-contact

お問い合わせ

本ページ下部からお気軽にお問い合わせください。

flow-hearing

ヒアリング

対面又はオンラインにて、課題やスケジュール、その他ご希望などを広くヒアリングさせて頂きます。

flow-note

お見積り

ヒアリングさせて頂いた内容を元にお見積りをさせて頂きます。

flow-handshake

ご契約

お見積りにご納得頂けましたら、ご契約をさせて頂きます。

flow-business

業務開始

業務を開始いたします。

お問い合わせ

IPO(株式上場)に関する労務コンサルティングの料金体系

IPO(株式上場)に関する労務コンサルティングの料金体系については想定業務範囲に基づく想定工数から算出した定額方式又はタイムチャージ方式にてお見積をさせていただいております。ご相談事項によっては、定額方式でのご支援が難しい場合もございますが、RSM汐留パートナーズはクライアントのご予算内で費用対効果抜群のサービスをご提供させていただくことをミッションとしています。まずはお気軽に当社コンサルタントまでご相談ください。