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池田 孝太 Kota Ikeda

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池田 孝太 Kota Ikeda

コンサルタント  / 申請取次行政書士

建設工事の分類・種類、建設業の種類~電気工事業における注意点~

2023年9月25日

29種の工事・工事業

現在、以下の29種の工事・工事業があります。これから建設業の許可を受けようとする場合はそれぞれ必要な工事を選びそれぞれの要件を満たして取得することとなります。

解体工事解体工事業
土木一式工事
General civil engineering work
土木工事業
Civil engineering business
建築一式工事
General building work
建築工事業
Construction business
大工工事
Carpentry work
大工工事業
Carpentry business
左官工事
Plastering work
左官工事業
Plastering business
とび・土工・コンクリート工事
Scaffolding work, earth work and concret work
とび・土工工事業
Scaffolding and earthwork business
石工事
Masonry work
石工事業
Masonry business
屋根工事
Roofing work
屋根工事業
Roofing business
電気工事
Electrical construction
電気工事業
Electrical construction business
管工事
Plumbing work
管工事業
Plumbing business
タイル・れんが・ブロツク工事
Tile, brick and concrete block work
タイル・れんが・ブロツク工事業
Tile, brick and concrete block business
鋼構造物工事
Steel structure work
鋼構造物工事業
Steel structure construction business
鉄筋工事
Steel reinforcement work
鉄筋工事業
Steel reinforcement business
ほ装工事
Paving work
ほ装工事業
Paving business
しゆんせつ工事
Dredging work
しゆんせつ工事業
Dredging business
板金工事
Sheet metal work
板金工事業
Sheet metal business
ガラス工事
Glazing work
ガラス工事業
Glazing business
塗装工事
Painting work
塗装工事業
Painting business
防水工事
Waterproofing work
防水工事業
Waterproofing business
内装仕上工事
Interior finishing work
内装仕上工事業
Interior finishing business
機械器具設置工事
Machinery and equipment installation work
機械器具設置工事業
Machinery and equipment installation business
熱絶縁工事
Heat insulation work
熱絶縁工事業
Heat insulation business
電気通信工事
Telecommunications engineering
電気通信工事業
Telecommunication engineering business
造園工事
Landscaping work
造園工事業
Landscaping business
さく井工事
Well drilling work
さく井工事業
Well drilling business
建具工事
Fittings work
建具工事業
Fittings business
水道施設工事
Water and sewerage facilities work
水道施設工事業
Water and sewerage facilities business
消防施設工事
Fire protection facilities work
消防施設工事業
Fire protection facilities business
清掃施設工事
Sanitation facilities work
清掃施設工事業
Sanitation facilities business

一式工事と専門工事

1の表中の土木一式工事、建築一式工事は一式工事といわれ「総合的な企画、指導、調整のもとに行う工事」と定義されています。建築一式の例でいうと例えば建築確認が必要な新築・増改築などが建築一式工事に該当します。その他の工事を専門工事といいます。一式工事をもっていればすべての工事を行えるわけではなく、例えば冷暖房設備工事など専門工事を行う場合は別途管工事の許可が必要になります(軽微な工事を除く)。

電気工事業の注意点

電気工事業を自社で施工する場合は注意が必要です。この場合、500万円未満の軽微な工事を除き建設業法に基づく建設業の許可と共に電気事業法に基づく電気工事業の登録も必要になります。一方、元請けとして電気工事業を請負う場合であれば電気工事業の登録は不要です。電気工事業には①主任電気工事士が在籍していること②必要な機械器具を保有していることが求められます。扱う電気工事の種類が一般用電気工作物、自家用電気工作物によって①と②それぞれ求められる人的要件や機械器具、また登録の種類が変わります。

一般用電気工作物とは600V以下で受電する一般家庭、商店等の屋内配線設備等をいい、自家用電気工作物とは600Vを超える電圧で受電する大規模マンション、ビル、工場等の設備が該当します。

一般用電気工作物
主任電気工事士の資格:第一種電気工事士もしくは第二種電気工事士
必要な機械器具:絶縁抵抗計・接地抵抗計・電圧計(回路計)

自家用電気工作物
主任電気工事士の資格:第一種電気工事士
必要な機械器具:絶縁抵抗計・接地抵抗計・電圧計(回路計)・電流計・低圧検電器 ・高圧

検電器・継電器試験器・耐電圧試験器

一般用電気工作物のみ又は一般用電気工作物等及び自家用電気工作物を施工する場合に必要な手続きはみなし登録電気工事業者の届出です。
自家用電気工作物のみ施工する場合に必要な手続きはみなし通知電気工事業者の通知です。

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