「自分で成果を出す」から「チームで成果を出す」へ
監査法人で専門職としてキャリアをスタートし、その後マネジメントへと舵を切る中で感じたことを、少しだけ共有させていただきます。プロフェッショナルファームか事業会社かを問わず、部下を持つどなたかの参考になれば嬉しいです。
まず最初に直面するのは、「プレイヤー」から「マネージャー」への意識の切り替えです。「自分で完璧にこなす」ことよりも、「チームで成果を出す」ことの方が、実は難しい。頭では分かっていても、実行に移すのは想像以上に大変なことです。
特に、最初は自分がやった方が早くて正確だと思ってしまいがちです。しかし、そこで口や手を出しすぎると、メンバーの成長機会が損なわれます。「育成し、任せ、信じる」というマインドへ転換することが、いかに大切かを痛感しました。
また、マネジメントでは感情を含む「人の課題」に向き合う場面が増えます。数字やロジックでは割り切れないことも多く、エネルギーを消耗し、時には余裕をなくしそうになることもあります。それでも真摯に向き合うからこそ、チームに信頼が生まれ、組織は強くなっていくのだと感じています。
専門性だけではカバーしきれない領域は増えますが、だからこそ新しい学びがあり、ソフトスキルも磨かれます。視野は確実に広がりますし、人を育てるやりがいは想像以上に大きいものです。
プレイヤーから一歩踏み出すことに迷いがある方もいるかもしれません。専門性を追求しながらマネジメントを担うのは並大抵のことではなく、バランスに悩むこともあるでしょう。
ですが、少しでも興味があるなら、ぜひチャレンジしてみてほしいと思います。挫折を経験した人ほど、人の痛みがわかる分、マネジメントに向いていることもあります。私自身もそうでした。
思っている以上に、やれることはきっと広がっています!
