誰に見られていなくても、誇れる振る舞いを

先日、親しくしているイギリス人の会計士とランチをご一緒しました。彼は日本在住1年半ほどで、日本人の奥様がいらっしゃり、日本と海外の双方を客観的かつフラットに比較できる視点を持っている方です。そのため、日々の何気ない出来事に対する見方にも、私たち日本人とは少し異なる気づきがあるように感じました。

その席で「日本で違和感を覚えることはある?」と尋ねたところ、はっとさせられる指摘がありました。それは、「日本人は店員や清掃員、タクシーの運転手など、二度と会わないかもしれない相手に対して、意外なほど冷たく、時に無礼に見えることがある」というものです。身近な場面の話だからこそ、その言葉は強く印象に残りました。

たとえば、横断歩道を渡ろうとする歩行者に対する車の対応や、道路上での強引な追い越しなど、日常の中には「無意識の冷たさ」が潜んでいるのかもしれません。世界的には「穏やかで親切」というイメージが強い日本人ですが、確かに言われてみると、私自身も思い当たる節がないとは言えません。表面的には礼儀正しく見えても、相手との関係性によって無意識に態度が変わってしまうことは、誰にでもあるのかもしれないと感じました。

「お天道様が見ている」という価値観があるからこそ、日本人は誠実なのだとどこかで信じていました。しかし一方で、その前提に安心し、無自覚のうちに甘えていた部分もあったのかもしれません。この機会に、どんな相手に対しても丁寧で敬意ある振る舞いを当たり前にできるよう、自分自身の行動を見つめ直したいと感じました。

どこで見られていても、あるいは誰にも見られていなくても。自分自身の心に誇れる振る舞いを積み重ねていこうと決意しました。

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前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)
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