努力で勝てる領域を選ぶということ
公認会計士として国内を中心にキャリアを積んできましたが、汐留パートナーズを創業後、「後発でも勝てる領域はどこか」と考え、たどり着いたのが国際分野でした。今振り返ってみると、ここは努力次第で何とかなる世界だった気がします。
少し余談ですが、高校時代は100mの選手でした。11秒3とまずまずの記録でしたがそれでは通用せず、200m、400m、800m、1500m、5000mと距離を伸ばしていきました。その過程で痛感したのは、100mは速筋、5000mは遅筋というように、生まれ持った資質の影響が大きい世界があるということ。短くても長くてもダメ…。
そこで800mに活路を見出し、北海道大会まで出場し、好タイムを記録することができました。ここで学んだのは、努力で届く領域とそうでない領域があるということ。努力をいとわないのであれば、自分の努力が報われる世界に身を置くべきだということでした。
その考えは、大規模でも小規模でもない「中堅ファーム」という立ち位置の選択や、努力で切り開ける領域を選び続けるという、今の人生の選択にもつながっているような気がしています。
さて、話は戻りますが、30代前半で国際業務を始めた当時は英語もほとんどできませんでした。そこから34歳でUSCPA(米国公認会計士)を取得し、その後も10年以上、英語を学び続けています。
今は何とか最低限の議論ができ、意思決定に関与できるレベルにはなってきたと思います。これも国際経験が豊富な優秀な経営メンバーに支えられたからこそ。「RSM」への加盟までたどり着くことができました。
仲間と環境に恵まれたことに心から感謝しています。今では、皆の期待に応えたくて努力を重ね、国際経験のあるマネージングパートナーになったと、少しは言えるようになってきたかもしれません。もちろん、まだまだ学ばなければならないことばかりですが。
1回目の職業人生は、人の3~4倍働くような肉体派で思い切り走り切りました。こうして2回目は国境を超えるチャレンジングな職業人生を歩ませていただいていることにも、改めて感謝しています。
長くなりましたが、もし3回目があるなら、フィランソロピー(慈善事業)的な領域にも取り組んでみたいと思っています。まずは60歳以降に向けて、もう一段成長していきたいです。頑張っている人、努力をしている人が正しい方向に向かって進めるようにこれからも応援しています。
私自身も、皆さんに負けないよう、自分の信じた道を全力で走り続けていきます。
