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「ありがとう!」と言われるビジネスマンになるには?

私見ですがアフターコロナの世界においては「ありがとう」と言われるビジネスマンになる事は重要です。これは公認会計士・税理士等の士業に限らずすべての仕事の関係性において必要なことであると考えています。

どのような業務をするかというよりもどのように日々考えて行動するかということがファーストステップとして重要なように感じます。

プロフェッショナルファームにおいては、

①クライアントと事務所の関係(クライアント→事務所)
②事務所と従業員の関係(事務所→従業員)


という価値と報酬の流れがあります。 すなわち価値を提供しなければ「ありがとう!」とはならず報酬も伴いません。資本主義経済においては、価値の提供=感謝(ありがとう)=報酬だと考えています。=時間ではないです。

ただし我々プロフェッショナルファームにおいては短い時間で価値を提供するためには実は無報酬での陰での果てしない時間投下・自己研鑽があります。

テレワークの世界においては、この意識が極めて重要です。自分が何をやっているかが評価者(クライアント・上司)には伝わりにくいです。本当に価値を提供しなければ存在意義がなくなってしまいます。

ある意味雇用が強く守られている日本だからこそぬるい感じになっていると思いますが、もし従業員と業務委託者で比較して「もはや従業員でなくてもいいじゃない?」となると、欧米並みに結構厳しい感じになると思います。個人的には会社の仲間は同じ釜の飯を食う家族なので、理想かもしれませんが、全員にしっかりと自己研鑽をしていただき、一方で私達経営サイドとしては生涯お金に困ることはないようにしてあげたいと思っています。

このマインドがとても重要で、そうでなければ会社の発展もないし、個人の発展もありません。なぜ売上が上がらないのか、給与が上がらないのかという問いに、原因を他責で誰かのせいにすることは簡単です。

ですが自社・自身が本当にバリューを提供しているかを今一度考えてみる事が大切です。 考えに考え抜いて「自分はバリューを提供している」という結論に至り「正当な評価がなされていない」という確信を得たのであればその時に居場所を変えるべきですが、「真の意味でバリューを提供できていないかも」と思う所があれば自己研鑽を続けていく事をお勧めしたいなと思います。

生涯自己研鑽。

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会計士なのにどのように税務の勉強をして詳しくなったのか?

「どのように税務をがむしゃらにやったか?」とご質問を頂きました。長くなりますがお付き合いください。回答については昔の話ですので参考にはしていただきつつも絶対にまねはしないでください…。

弊社グループは私が公認会計士ではありますが税理士法人が最も規模が大きく、税務を柱として会計・労務・コンサル・法務等のサービスを提供しております。そのために税務はこれまでも、そしてこれからも主要なサービスラインの1つでございます。手前味噌ですが優秀な若手税理士が多くそろっております。

通常は監査法人から税理士法人を経て独立開業するので税務業務ができますということなのですが、私は監査法人から飛び出していきなり会計事務所を設立してしまいました。

【開業前】2007年~2008年(26歳~27歳)

EY新日本有限責任監査法人時代はIPOの部署におり比較的小規模のクライアントを担当しておりました。上司にも恵まれて成長する事ができましたので感謝しかありません。

具体的には2007年くらいからIPO準備クライアントの監査業務をする中で常に税務の領域には気を配っていました。税金等や税効果関連の科目を担当する時には、税務申告書をかなり隅々まで見ておりました。監査的には意味のないクロスリファレンスをふっておりました(税務的には意味があるかも)。

最近はメンバーファームの税理士法人にタックスレビューをお願いしてそれっきりということもあるようですが、是非監査を通じて得られる税務項目にも気を配っていただければと思います。

【開業後】2008年~2014年(27歳~33歳)

2008年開業後はすぐリーマンショックが起こりIPO案件が少なくなってしまったので、税務にフォーカスし契約を取り、記帳代行から税務申告まですべて自己完結をして疑問点を解消すべく手を動かしながらも勉強もしました。最初は会社設立も給与計算もやってみました。書籍も様々購入し深夜まで読み漁っておりました。

営業で聞かれそうな税務論点や経営者やCFOが喜びそうな税務論点などもくまなく勉強しました。あまり専門的な領域までは踏み込めませんでしたが、資産管理会社、組織再編、連結納税、ストックオプション、税務上の株価算定等までは広く勉強しました。

またどうしても書籍に書いていないような実務的な論点や税務調査関連は、非常勤の監査法人の先輩方に相談してかなり頼っておりました。皆様経験豊富な税理士でもあったので、裏話も含めてたくさんご指導くださいました。感謝しかありません。

会食や交流会等がなければリアルに深夜2時~3時まで仕事&勉強をする日が続いておりました。自宅と事務所は徒歩10分以内というのと27歳で独立したので35歳くらいまでは体力が無限にありました。

当時は監査の非常勤も行っており朝9時半~17時半は監査法人の非常勤、その後自社の税務のお仕事、その後税務の勉強ということで毎日無限に仕事or勉強をしておりました。昔のブログ等を見るとそれでも楽しく社員旅行に行ったりはしていたようにも思い出します。

「仕事」とか「勉強」とかと考えると辛くなってしまうはずなので私はきっとそう思わなかったのだと思います。「仕事×勉強=趣味」として考えられたからこそ身についたと思います。そのためTwitter等で発言する時も「楽しいかどうか」「好きかどうか」に重きを置いています。そうではないならばその道を選ばないほうがいいとさえ申し上げることがあります。

やらされているのではなく自らやっているのだというマインドが極めて重要です。資格試験もそうですが。そしてそれは自分で気づかなければなりません。一目置かれる専門家やビジネスマンになるためにはやはり長い時間自己研鑽をしなければならず、極論天才ではない限り、それが無給か有給か、仕事中か仕事の後かは置いておき相当勉強しないといけないと思います。

個人的には成長したいのであれば多少忙しくてもお給料をもらえて勉強できるというのは素晴らしい事なんじゃないかと考えております。自宅で黙々と書籍を読んで勉強したりセミナーに行くのもそれはそれで大変ですので、OJTも最高の勉強方法かと考えております。

さて、このような時期が2014~2015年くらいまで6~7年続きました。監査の非常勤は少なくなり税務にコミットしつつ鬼のように若手メンバーを教育しておりました。もちろん私の教育スタイルは正しいとは言えませんので多くの者が離脱しました。

【~現在】2015年~(34歳~)

シニアパートナーの長谷川が官報合格し2015年税理士登録しました。国内業務の責任者に就任しました。また私も同年USCPAの試験に合格して国際業務へ自らの業務ウェイトをシフトしました。パートナーの黒住と外資系クライアントの獲得のため国際業務の勉強をし営業やマーケティングに明け暮れました。そしてPKFに加入し今に至ります。

今は経営に関する業務の割合が多いため「税務に詳しい公認会計士」とは言えませんで過去の話ですが、若い時にがむしゃらにやった経験は必ず一生ものとなります。これからも自己研鑽を続けてまいる所存です。ちなみに私の名前「研吾」は親が「吾を研ぐ」(=自分を磨く)という意味でつけてくれました。そのため一生自己研鑽する運命なのかもしれません。

参考になれば幸いですが、心身ともに健康でなければ意味はありません。そのため繰り返しになりますが真似しないでください。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)事業者対応情報

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で影響を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

新型コロナウィルス感染症に対応する事業者向けの情報は日々アップデートされておりますので汐留パートナーズでは以下特設ページを設置しています。

事業者様におかれましてはキャッチするのが本当に難しいと思うのでこのような時にこそ私達税理士や社労士などの専門家を頼っていただければと思います。

日本語:https://shiodome.co.jp/covid-19-update/
英語: https://shiodome.co.jp/en/covid-19-update/
中国語: https://shiodome.co.jp/cn/covid-19-update/

お気軽にお問い合わせ下さい。

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新型コロナ感染症の影響を踏まえた企業決算・監査等への対応

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私達汐留パートナーズと同じPKFメンバーファームであるひびき監査法人が大手監査法人と連名でコメントを発表しました。

私達はコンサル/税務という立場ではございますが上場企業に対してサービスを提供している点では同様のため、柔軟な決算、監査、開示、総会等のスケジュールを求めたいと思います。

https://www.pkf-hibiki-audit.com/newsrelease/20200416-1.pdf

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2020年公認会計士試験修了考査の合格発表

今年の修了考査の合格発表がありました。合格された皆様おめでとうございます。狭い業界でございますので、公認会計士として今後ご一緒できることを楽しみにしております。

さて気になったのが、「対受験願書提出者数合格率」は45.0%となり、昨年の51.8%から6.8%の大幅減…ということで合格率が非常に低くなっているようです。

今は修了考査の合格率がこんなにも低くなっているのですね。昔は「一般的な監査業務従事者は普通にやれば全員合格するのだ」と上司にかなりプレッシャーをかけられ詰められておりましたが…。

令和元年度_修了考査_対受験願書提出者数合格率_対受験者数合格率の推移グラフ_2019年

URL:https://cpa-navi.com/archives/46014

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汐留パートナーズ㈱設立12周年

4月1日は汐留パートナーズ株式会社の設立日でございます。リーマンショックの2008年に設立して12年になります。ご支援を頂いております皆様方本当にありがとうございます。

さてこれより13年目に入りますが、本年2020年は第1四半期から波乱の幕開けとなりました。まだ3か月しかたっていないとは思えないほど色々とございます。何とも経営のかじ取りが難しい時代です。

逆転の発想でポジティブに考え、なんだかんだいい年だったなとなれるよう皆で力を合わせて一丸となり事業に邁進していきたいと思います。引き続きご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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コロナショックからの景気下降局面において

世の中がコロナショックで停滞感があります。

2008年 リーマンショック発生
2020年 コロナショック発生

リーマンショック後に創業したRSM汐留パートナーズを少し振り返ってみました。

2008年
・8月31日にIPOに強い会計士として自信満々に新日本有限責任監査法人を飛び出して独立開業
・9月15日にリーマンショックが発生して景気がどん底へ向かって進んでいく

2009年
・IPO件数が年間13社まで激減し、まわりでIPOを目指す会社が全然ない
・一番得意な業務であるIPOコンサルティングを封印せざるを得ない状況
・この時期から税務業務をしっかりと習得し1つ1つ積み重ねていく

2011年
・東日本大震災があり景気回復の兆しがまた遠のく
・引き続き税務業務をしっかりとこなしていきクライアント数を増加していく 

-2019年
・税務/労務/国際で固く事務所が発展 する
・景気がよくなったため数年で得意だったIPO関連業務を思いっきりできている

振り返ってみてやはり人生は予想通りにはいかないものです。

そして2020年…
どのような時代となるのでしょうか。
楽観的なので何とかなるとは思っていますが。

今だからやるべきこともたくさんございます。
いたずらに不安になる必要もありません。ただし、自身のバリューが試されることでしょう。そして会社のバリューも試されるでしょう。

日々自己研鑽。 

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お金で仕事を選ぶのはお金で結婚相手を選ぶのと一緒?

かつてかの有名なウォレン・バフェットがお金で仕事を選ぶのはお金で結婚相手を選ぶのと一緒だと言っていました。

私であれば例えば以下のように仕事を選びますし、組織の中でもそのように活躍できるように上司に掛け合って見たいと思います。掛け合って見る以上自分もコミットしなければなりません。

・やりたい事ができている
・良い仲間に恵まれている
・能力が上がる環境である
・会社と社会に貢献できている実感
・実績に応じ公平に評価され報酬が配分

上記ならば結果お金も比例するように思います。お金で仕事を選ぶわけではないが、自分が価値を生み出せていれば、報酬もついてくる世界が心地よいと思います。

さてコロナに沈む政界経済。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイはどう立ち回るでしょうか。

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PKFの世界大会・リージョナルミーティング

本日はPKFインターナショナルの会議についてご紹介したいと思います。

PKFでは毎年1回の世界大会(Global Gathering)、毎年1回のリージョナルミーティングを開催しております。汐留パートナーズとしてもパートナーを中心に参加しています。

私達はAsia Pacificというアジア環太平洋リージョンに所属しており、その中では細分化されたいくつかの会議も開催しています。サブリージョンミーティングとして適宜開催しています。

世界中の会計士とFace to Faceのコミュニケーションができることはとてもよい機会であり、会計ファームの戦略、リーダーの役割、テクノロジー、将来のトレンドなどについて、外部講師を招き皆で学んだり、積極的に議論できるワークショップを数多く設けております。

この中で学んだことを自社のみならず日本の会計業界に持って帰りたいと思います。2020年は以下の会議が予定されています。

2020年3月 サブリージョナルミーティング@香港
2020年7月 リージョナルミーティング@フィジー
2020年9月 世界大会(Global Gathering)@シカゴ

 

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賢くないとお笑い芸人になれない

私お笑いが大好きです。今は抱えていることがいくつかありセーブしているのですが、以前は録画して毎週見ていました。

思うに賢くないと継続して売れるお笑い芸人にはなれないと思われます。その上彼ら彼女らも空気も呼んで立ち振る舞っていかねばなりませんし、さらに業界での上下関係も大切にしていかないといけないでしょう。

事業と一緒で一瞬ヒットして売れることはできても「売れ続ける」ことはなかなか大変です。常に変化に対応しながら、新しいものを生み出してくイノベーションに対する貪欲さ。

チャンスがあればお笑い芸人の方とお知り合いになって、色々とお話を聞いてみたいと思います。

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