所長ブログ&コラム
タグ「株式」の記事一覧
株主間の株式譲渡については会社の承認を不要とする定款の定めにリスクはあるか
株式会社と株式の譲渡制限規定 株式会社は、その発行する全部の株式の内容として、譲渡による当該株式の取得について当該株式会社の承認を要すると定めることができます(会社法第107条1項)。 譲渡による当該株式の取得について当 […]
取締役にインセンティブとして株式を交付することと出口の設計
取締役に株式を保有してもらう 定款に別段の定めのない限り、取締役は必ずしも株主である必要はありません。 しかし、取締役に対するインセンティブとして株式を交付している会社は意外と少なくありません。 会社が成長することにより […]
相続人等に対する株式の売渡し請求という定款の規定と請求権の行使
株式の相続と売渡し請求 株式は財産の一部を形成しますので、株主が死亡したときは当該株主が所有する株式はその相続人へ相続されます。 被相続人たる株主は、原則として、会社が募集株式を割り当てたか、当該株主への株式の譲渡を承諾 […]
種類株式を廃止して普通株式のみにするにはどのような方法があるか
種類株式を廃止したい 普通株式とA種類株式を発行している株式会社Xがあったときに、株式会社XがA種類株式を廃止して、その発行する株式を普通株式のみにしたいと考えたとします。 A種類株式を廃止して、その発行する株式を普通株 […]
創業者の持株比率を高めるにはどのようにしたらよいか
資金調達と持株比率 2人で創業し、半分ずつ出資し合い株式を半分ずつ持ち合っていたけれどもエクイティでの資金調達をした結果、創業者らの持株比率が大きく低下してしまったとします。 多くの場合、出資者も慈善事業で出資をするわけ […]
株式会社において議決権数に差のある株式を設定することはできるか
1株1個の議決権の原則 株主は、株主総会において、その有する株式1株につき1個の議決権を有しており(会社法第308条1項)、議決権の行使を通じて経営に参加することが可能とされています(経営参加権)。 株式には色が付いてい […]
取締役が退任するときに、退任する取締役から株式を回収することができるか
取締役の退任と株式の行方 創業時に共同経営者がそれぞれ出資をして株式を持ち合うということは少なくありません。 また既にある株式会社において、新たに取締役を追加するときに、インセンティブ目的で株式を付与するということもある […]
取締役になるには、当該株式会社の株式を保有している必要があるか
取締役の株式保有要件 株式会社取締役は、原則として意思能力があれば誰でも就任することができます。 取締役は個人でなければなりませんので法人は株式会社の取締役となることができず、会社と取締役の関係は委任に基づきますので成年 […]
パートナーには何株まで持ってもらう?持株数に応じた株主の権利を確認する
持株数と株主の権利 株式会社を設立するときに、共同創業者に出資をしてもらい株式を保有してもらうというケースは少なくないでしょう。 あまりお勧めはできませんが、関係者や協力者に1株ずつ保有してもらっている会社もあるでしょう […]
株式無償割当ての手続きと登記
株式無償割当てとは 株式会社は、株主(種類株式発行会社にあっては、ある種類の種類株主)に対して新たに払込みをさせないで当該株式会社の株式の割当てをすることができます(会社法第185条)。 これを「株式無償割当て」といいま […]