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多様な方々に暮らしやすい社会

世界における障がい者の数は13億人とも言われます。日本は936万人、うち精神障がいの方が400万人です。

私は公益法人の役員を務めているのですが、その関係で「障害者」ではなく「障がい者」というように表記するようにしています。

障がいを抱える方のほとんどは、障がいが本人の意志でない生来のものや、病気や事故などに起因するものであり、「害」という漢字を用いるのは不快感を与えますので、法律用語以外ではひらがな表記します。

障がい者支援に関わる機会が増えてくると、特に精神に関してはこんなにも多くの方が支援を必要としているのだと気づかされます。上記の人数よりももっと多いはずです。

手帳をお持ちの方でしたらこちらもそれを知ると優しく接することができますが、グレーゾーンの方が世の中には本当にたくさんいて、その場合うまく仕事やプライベートでご一緒できないと、時には冷たくしてしまうかもしれません。

私も親族に障がいを抱えている者がいたりするので、微力ながら多くの方々に暮らしやすい社会となるように頑張りたいと思います。

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キャリアポートフォリオ(Career Portfolio)

最近”キャリアパス(Career Path)”ではなく”キャリアポートフォリオ(Career Portfolio)”という言葉が好きです。その人しか経験してない事がその人のバリューとなり、まさにオンリーワンです。誰かに決められるのではなく自分で決める。監査→FAS/Taxという道だけではなくポォートフォリオは無限大です。

それはもちろん転職を通じてもできるとも思いますが、個人的な活動やボランティア、そして何より同一組織内でも経験できます。私はEY新日本だけの経験で開業しましたが、様々なことに首を突っ込み、顔を出してきたのが功を奏したように感じます。メンバーのために多様な機会を提供したいと思います。

もし1つのことを集中して極めていくということが苦手な方がいたとしても、今日は全然心配いらないと思います。興味のあることを仕事/プライベート関係なくどれも楽しみながら頑張ればいいのではと思います。私も専門家ですがゼネラリストになりたく様々なことを学びたいという思考でした。

公認会計士なのに税務をやる、そして行政書士業務をかじったり、社会保険労務士の試験を受けてみたり。英語もテクノロジーもやったり。MBAの世界もみてみたくてビジネススクールに行ってみたり。どれも一生懸命やればその人にしか得られないキャリアポートフォリオができあがると思います。十人十色。

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これまでのベンチャー投資

これまで個人と会社で累計15社くらいベンチャー投資をしてきました。具体的には出資等により株式か新株予約権を頂いて参りました。うち1社IPO、1社バイアウト、1社逃亡、進行中10社ちょっと。

これも時々税理士の素晴らしさについて語る時にいうのですが、税理士はシード期のクライアントに出会う機会がとても多い士業だと思います。そしてIPOに関する知見をちゃんとつければ、上場を目指す経営者から信頼を頂ける可能性も高いです。株式を譲り受け、対象会社の顧問は外れても資産管理会社や個人のお手伝いをするなど仕事も継続します。

教科書通り1社のIPOで投資は十数倍になりすべてが回収できお釣りがきます。その利益は労働の利益とは性質が異なり事務所の数年分の利益になりえます。また1社のバイアウトは数ヵ月という短期間で数倍になりました。

とはいえ成功確率はこのくらいのものであります。失敗もつきものです。我々は投資のプロではないので…悔しいのは1社の逃亡。頑張った上での倒産ならいいのですがいつの間にか会社が経営されていませんでした…見る目がなかったです。

これからも自分のドメドメのIPOバックグラウンドをうまく生かし、自分達ではなし得ない素晴らしい夢を掲げる経営者を応援させて頂きます。

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Harvard Business Review

最近専門サービスを提供する士業向けにHarvard Business Reviewがいくつかの非常に興味深い文章を公開していることに気づき、時間がある時に探して読んでいます。

1つ重要なインサイトとして、そこには“A diffuse profile dilutes a practice’s identity and renders it a jack of all trades and a master of none.”という文章がありました。

私の理解では「手を広げすぎた専門家は何でも屋になり下がり専門性のかけらもなくなる!」というものです😣昔の私はスペシャリストとゼネラリストの同時達成を個人としても目指していました。

しかしながら体験談としてこれはかなり難しいことであり、タイプや得意分野の違うメンバーと共同して組織で達成すべきだという結論に達しました。

例えば、IPOが得意で公会計も得意で、会社設立も記帳代行も給与計算もやりますみたいな事務所があった場合に、仮に数名のスーパーマンがいてできたとしても、事務所のイメージが定まらず、拡大のための戦略が立てにくく再現性が乏しいと思います。

弊社はIPO・上場企業系、そして国際業務からの海外上場会社の日本子会社系と2本の軸がやっと定まってきました。15年を振り返りますとあれこれ手を出して迷子になった時期もありました😭

一方である程度専門性のプライオリティを下げ、広くマスに向けてサービスを提供することで事業を拡大していく、税理士等の資格ビジネスを経営的に鋭く捉え拡大されている事務所もあります。非常に優秀な経営者の方々だと認識しています。

やってみて気づくことも多いので最初からうまくはいかないのですが、色々インプットが多いと何か間違えてしまっても早期に軌道修正できるのだなと思います。というわけで学びは大事だなというお話でした。これからも学び続けていきたいと思います。

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RSM清和監査法人との食事会

先日、Tokyo American Clubにて、RSM清和監査法人とRSM汐留パートナーズの役員メンバー等で食事会を開催しました。RSM清和監査法人Managing Partnerの戸谷さんと私はEYの2003年同期入社です。こうして20年の時を経て”RSM”という素晴らしいグローバルネットワークの冠で一緒に仕事ができているのは本当に嬉しいです。20年前、私たちはよく食事に行く友人関係でした。その後戸谷さんはRSM清和監査法人のパートナーに就任し、また、私は独立開業をし汐留パートナーズを設立しました。開業当初は私もRSM清和監査法人に所属し監査業務を担当していました。戸谷さんの紹介もあり、昨年私達はRSMに加盟することができました。

日本では公認会計士等の業務に関する法律や独立性が大変厳しく、保証業務を提供する監査法人と、それ以外のサービスを提供する法人を分けて経営しなければなりません。そのため、海外の皆様にはわかりにくい組織形態となっているとは思いますが、RSM Japanとして同じ志を持ち世界中のグロバールミドルマーケットのクライアントに対してシームレスなワンストップサービスを提供しております。現在は監査業務の他、税務・労務・法務・ファイナンシャルアドバイザリーサービスを提供できる体制が整っています。今後はテクノロジーに関するコンサルティング領域についても力を入れていきたいと思います。

RSM Japanは日本で総勢350名程の規模ですが、さらに規模を拡大させ成長・発展していきたいと強い決意を持っています。これからも引き続きクライアントにご満足をいただける素晴らしいプロフェッショナルサービスを提供しながら、同時に日本でのRSMの知名度を向上させていきたいと考えています。今後ともご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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RSM APAC 2023

2023年5月29日~6月1日の4日間、RSMのアジアパシフィック会議がベトナムのホーチミンで開催されました。RSM汐留パートナーズからは私とインターナショナルコンタクトパートナーの黒住、インターナショナルコンタクトディレクターの許の3名で参加してまいりました。

今回の国際会議では、CEOのJean、アジアトップのJames、リーダーのJasonたちとパネルディスカッションをさせていただきました。

私はRSMのメンバーファームの中でもおそらく最年少ファウンダー&マネージングパートナーということで、大変光栄なことに今回のパネラーに選んでいただきました。

この程度の英語力で大丈夫かとも思いましたが、せっかくの機会なので登壇させて頂き、最低限の役割は果たせたかと思います。良い思い出になりました。

人とテクノロジーがとにかく大切で投資していきますという決意を表明させていただきました。ただRSMの目指す世界についていくためにはまだまだ仲間が足りませんので、引き続き社内外の皆さまと協力をしていければと思っております。

また、2022年11月に加盟したばかりなのもあり、RSM汐留パートナーズについて英語でプレゼンテーションする機会もいただきました。アジア各国にRSM汐留パートナーズをアピールできたのではと思います。

他にもかなり内容の濃い会議ばかりで、特にESGに関しては本当に学びが多いものとなりました。我々プロフェッショナルファームとしてどのようにESGに対して取り組みサービス開発し市場で投下していくか。日本は全体的に取り組みが遅れているので中堅ファームとして主導権を取れればとも思います。

また、アジア各国が成長著しいという事でGDPの成長率予測の資料が投影され、日本は(ミャンマーとスリランカを除き)かなり低く0.5~1%とかで超低空飛行であります。誰もそれには触れず中国やインド等がクローズアップされていました。既知ですが悲しいことですので、日本企業の支援を通じ間接的にでも日本の再興に貢献したいと強く思いました。

今回の会議で学んだことを生かし、クライアントの皆様にはより一層ハイクオリティなサービス、有益な情報を提供し、微力ながら社会貢献もしてきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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弱音と決意

自分は北海道釧路の田舎生まれ、小学校から大学まで国公立、家系で初めて大学に行かせてもらいました。

会計士になり東京に出て、そして素晴らしい仲間に恵まれ、リーマンショックと東日本大震災で経営危機を感じつつも余裕そうに見せ続け…何とか会社を経営しています。

本音を言うと、東京都心や海外で仕事をすると、幼少期から私立受験・海外留学・帝王学的なものを経験しているキラキラの猛者が多く、競争するのが結構キツいです。

不器用な私はかなり無理をしています(笑)積んでいるCPUやメモリが違うようにも感じます。時々死んだように寝る日があります😩

長くやっていると困難なこともありますが、ここまで来たので引き続き頑張りたいと思いますし、そして様々な職歴や学歴や国籍の人達と楽しく仕事をしていきたいです。

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金融資本、人的資本、社会的資本

財産が「金融資本」「人的資本」「社会的資本」の3つに分けられるならば、会社も個人もバランス良くこれを蓄積していくことがとても重要であると感じます。

例えば自らにお金があっても、良い仲間に恵まれていない場合や社会貢献ができていない場合、なんだか虚無感に襲われてしまうと思います。

良い人に恵まれていても、それに安住してしっかりと利益を出して還元しなければ、あるいはD&Iやワークライフバランスを大切にしていなければ、人的資本が棄損していくでしょう。

様々な物事において2つの両立も難しいのに、3つを同時に存立させることが求められるなんて。神はなんて難しい課題を与えるのでしょう。

一昔前は2つだったのに今は3つが求められる時代なのでやりがいがあるな…とふと考えておりました。一生に一度きりの人生。頑張り甲斐がありますね。

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会社は従業員のもの

先月の全社ミーティングの最後に「会社は株主のものではないのです」というお話をしました。

上場企業は株主のものかもしれませんが、我々は業種柄非上場ですので、ある意味ステークホルダーとして株主の優先度は低くて良いんです。

例え金銭の出資をしていなくても、自らの人生における貴重な時間を投資してくれている…これこそ重要で会社は従業員のものであるべきと考えています。

私たちは基本的には設備投資をするビジネスでもないので資金をそんなに必要としません。最も重要な経営資源は会社に集うメンバー1人1人です。

会社のために頑張ったことが、自らの成長につながり、報酬としても戻ってくる…という形は会社と個人のベクトルが一致していて望ましいですし、きっとサステナブルではないかと思います。

一定の内部留保や成長投資資金以外は賞与という形で会社の主役である従業員に還元していくというのが理想的です。

まだまだ従業員の皆様に還元できていないので、経営者として選んで頂いている以上もっと頑張りたいです。ブログに書いておけばやらないといけないので頑張れる気がします。

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卒業しても繋がっていける関係

大学院を卒業しましたが今後も繋がっていけるというのは素晴らしいなと思います。年齢、国籍、業種等問わず。大学院に入って良かったなと思います。

プチ留学・半年留学・1年留学等選択肢は色々ありましたし、グローバル系や英語系の科目もたくさんありました。事情があって主に国内にいなければならなくても、学べる選択肢ってたくさんあるのだなと思います。

コロナもあって急速にオンラインの授業の体制が整い、フルタイムの学生はやはり対面が良いとは思いますが、リカレントで働きながら学び直す私たち社会人にとって、ハイブリッド環境は最高でした。

出会った方々の間でビジネスがスタートしたり、またスタートアップに出資したり。ブラジル留学に一緒に行った以下写真の友人の会社には出資させて頂きましたので親戚関係になりました。

今年はできることなら1週間KBSにプチ留学してくる学生を英語でおもてなしする役割を担って、大学や教授と接点を持ち続けたいと思います。

写真は先日の食事会、素敵な仲間達に感謝です。ということで国内MBAも意外といいのですよという報告でした。

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