所長ブログ&コラム
カテゴリー「商業登記関係」の記事一覧
全部の株式の内容についての特別の定めを設ける(会社法第107条)
全部の株式の内容に関する特別の定め 株式会社は、その発行する全部の株式の内容として次に掲げる事項を定めることができます(会社法第107条1項)。 譲渡による当該株式の取得について当該株式会社の承認を要すること 当該株式に […]
取締役・監査役の任期に関する補欠規定と増員規定
取締役・監査役の任期 取締役及び監査役(以下、合わせて「役員」といいます)には任期があり、任期が満了すると役員は退任します。 ≫取締役、監査役の任期の計算方法 定款で定められた役員の員数以下であれば、役員は株主総会におい […]
代表取締役の就任登記時に添付する印鑑証明書の数が少なくなるパターン
代表取締役の選任登記と印鑑証明書 株式会社の代表取締役の住所・氏名は登記事項であり、代表取締役が就任したときは、その時から2週間以内にその旨の登記申請をします。 代表取締役の就任に関する登記申請においては、原則として、次 […]
種類株式において剰余金の優先配当額を毎年変更できるか
種類株式と剰余金の配当 株式会社は、剰余金の配当について内容の異なる2以上の種類の株式を発行することができます(会社法第108条1項1号)。 ≫剰余金優先配当株式 新たに、剰余金の配当において普通株式に優先する種類株式( […]
株式会社の種類株式に関する登記事項は何でしょうか
株式会社の登記事項 株式会社の登記事項は会社法第911条3項に定められており、種類株式を新たに設定(変更)したときに変更が生じる項目は次のとおりです。 なお、以下公開会社以外の会社(非公開会社)で、かつ、初めて種類株式( […]
新株予約権の行使時に資本金に計上する額
新株予約権の行使と資本金 株式会社の資本金の額は、この法律に別段の定めがある場合を除き、株式の発行に際して株主となる者が当該株式会社に対して払込みをした財産の額とします(会社法第445条1項)。 また、前項の払込みに係る […]
【相談事例】ビットコインを現物出資して合同会社を設立したい
合同会社の設立と現物出資 合同会社を設立するときは、当該合同会社の社員になろうとする者は、定款の作成後、合同会社の設立の登記をする時までに、その出資に係る金銭の全額を払い込み、又はその出資に係る金銭以外の財産の全部を給付 […]
(株式会社)代表取締役の予選を株主総会の決議で行う手続き的なメリット
代表取締役の選定 次の6月に開催予定の定時株主総会の終結時に取締役全員の任期が満了する取締役会設置会社(株式会社)があったとします。 多くの会社では当該定時株主総会終結後に、当該定時株主総会で選任されて就任した取締役が取 […]
組織変更・種類の変更ができる法人とできない法人
組織変更と種類の変更 会社は、組織変更をすることができます(会社法第743条)。 組織変更とは、株式会社が持分会社にその組織を変更すること、あるいは持分会社が株式会社にその組織を変更することをいいます(会社法第2条26号 […]
資本金の額、資本準備金、利益準備金の額の減少手続きに関するよくあるご質問
資本金、資本準備金、利益準備金の減少手続き 次のようなニーズから、資本金等を減少させることがあります。 繰越欠損金の解消 配当金の原資の確保 資本金を1億円以下とすることによる税務的メリット 大会社となることの回避 資本 […]