所長ブログ&コラム
カテゴリー「商業登記関係」の記事一覧
黄金株の株主が亡くなった後はどのような手続きが必要になるか
種類株式としての黄金株 株式会社や特例有限会社の事業承継の一環として、いわゆる黄金株が用いられることがあります。 黄金株とは会社法上の用語ではなく、一般的には拒否権条項(会社法第108条1項8号)が付いた種類株式のことを […]
一般社団法人の基金制度とその募集、引受けに関する手続き
このページでは一般社団法人及び一般財団法人に関する法律を「法人法」といいます。 一般社団法人の基金制度 一般社団法人には資金調達の方法として基金制度があり、その特徴は次のとおりです。 利用するには定款の定め […]
令和4年度の休眠会社等の整理(みなし解散)と継続の手続き+登記
休眠会社等の整理 長年登記をしていない株式会社、一般社団法人又は一般財団法人(以下、「休眠会社等」といいます)に対してここ最近は毎年、一定の手続きを経た上で登記官が登記簿にみなし解散の登記を入れています。 ≫法務省:令和 […]
株式会社における株主名簿管理人廃止の登記手続き
株主名簿管理人を廃止する 株主名簿管理人を置いている株式会社が、株主名簿管理人を置くことを止めたときはその時から2週間以内にその旨の変更登記をします(会社法第915条1項)。 株主名簿管理人を廃止するときは、主に次のどち […]
株式会社の募集株式の発行における募集事項等の通知内容
募集株式の発行と募集事項の通知 株式会社が募集株式の発行を行うときは、募集事項を株主総会で決議し、申込者に対して募集事項等を通知→引受けの申込み→募集株式の割当て→出資の履行と進めていきます。 第三者割当による募集株式の […]
2022年12月31日までに減資をするには、いつまでに手続きをスタートさせるべきでしょうか
事業年度末までに減資をしたい 期中に増資をした株式会社が、事業年度の末までに資本金を1億円以下に減資したいというニーズは少なくありません。 事業年度末が12月31日である株式会社が2022年12月31日までに減資をするの […]
【ケース別】株式会社の設立時、定款認証で求められる実質的支配者の特定
株式会社の設立と定款認証 株式会社を設立するには、発起人が定款を作成しなければならず(会社法第26条1項)、発起人が作成した定款は、公証人の認証を受けなければ、その効力を生じません(会社法第30条1項)。 発起人が作成し […]
株主総会の決議によって取締役を退いてもらうには解任又は任期満了
取締役を辞めてもらいたい 唯一の株主Aが、唯一の取締役(=代表取締役)としてBに会社を任せているケースにおいて、AがBに取締役を辞めて欲しいと考えたとします。 コミュニケーションによってBに辞任してもらえるのであれば、そ […]
株式会社における資本金の額の減少(減資)の効力発生日の変更
減資の手続きと効力発生日 事業年度末までに資本金の額を1億円以下に減少したいというニーズは一定数あり、資本金の額の減少(減資)手続きは次のとおりです。 ≫株式会社の資本金の額の減少(減資)手続きと登記 減資の効力発生日は […]
【相談事例】有限会社において株価の低いうちに子へ株式譲渡し、属人的株式で議決権比率を高める
特例有限会社の株主総会の決議 X氏が株式の100%を保有する特例有限会社(以下、有限会社)あり、この有限会社にこれから不動産を持たせる等をする前に子3名に株式の大部分を渡しておき、その後に有限会社の価値を高めたいというニ […]