所長ブログ&コラム
カテゴリー「商業登記関係」の記事一覧
外国会社の日本における代表者として個人だけではなく法人も登記可能に
外国会社と日本における代表者 外国会社の登記事項は会社法第933条2項に列挙されており、その一つに「日本における代表者の氏名及び住所」があります。 以前は、日本における代表者は個人に限られていました。 これが今般、大きく […]
特許業務法人から弁理士法人への名称変更の手続きとその期限
弁理士法の改正 弁理士法の一部が改正され、2022年4月1日から施行されています。主な改正点は次のとおりです。 業務内容として農水知財(植物の新品種・地理的表示)業務の追加 弁理士の欠格事由の追加 法人名称の変更 一人法 […]
募集株式、募集新株予約権の発行と総数引受契約証明書
募集新株予約権の引受けの申込みを証する書面 募集新株予約権の発行の登記申請をするときは、 その引受けの申込みを証する書面(申込証) 又は その総数引受契約を証する書面(総数引受契約書) の添付が求められます(商業登記法第 […]
株式会社が臨時株主総会を開催するまでの手続き(株主数名程度を想定)
本ページは、対象を非公開会社であり株主が数名程度いる株式会社が、書面投票制度又は電子投票制度を採用せずに臨時株主総会を開催することを前提としています。 株式会社の株主総会 株式会社における株主総会は、会社法 […]
株式会社の基準日について(定時株主総会、配当、株式分割、有償・無償割当て)
株式会社における基準日とは 株式会社は、一定の日を定めて、当該日において株主名簿に記載され、又は記録されている株主をその権利を行使することができる者と定めることができます(会社法第124条1項)。 この一定の日を「基準日 […]
事業年度を変更したときに、会計監査人の任期が終了するタイミング
会計監査人と任期 会計監査人には任期があり、その任期は、選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までとなっています(会社法第338条1項)。 会計監査人は選任された以降、定時株主総会 […]
【相談事例】一般社団法人の登記内容に漏れがあったので修正したい
一般社団法人及び一般財団法人に関する法律を以下「法人法」といいます。 一般社団法人の登記事項と登記漏れ 一般社団法人の設立登記を申請するときは、その登記の内容として登記すべき事項を網羅する必要があります。 […]
資金調達(エクイティファイナンス)をするときに利用される種類株式の内容
種類株式を用いた資金調達 中小企業、特にIPOを目指すベンチャー企業においては、種類株式を用いて資金調達が行われることがあります。 細かい記載の仕方や、会社・投資家の有利不利による内容の違いはありますが、当該種類株式の内 […]
多くの中小企業において、官報で行う決算公告には何を記載するか
株式会社の決算公告義務 株式会社は、定時株主総会の終結後遅滞なく、貸借対照表(大会社にあっては、貸借対照表及び損益計算書)を公告しなければならず(会社法第440条1項)、公告方法が官報又は日刊紙である株式会社は、貸借対照 […]
監査等委員会設置会社の取締役(監査等委員を含む)全員の再任手続きと登記
監査等委員会設置会社 平成27年(2015年)5月1日施行の改正会社法により、監査等委員会設置会社という機関設計を選択することができるようになりました。 監査等委員会を置く株式会社のことを監査等委員会設置会社といい(会社 […]