日本で働く外国人が知っておくべきビジネスマナーと社会保険制度
2023年1月17日
日本には独特のビジネスマナーが多く存在しており、それらを知らずに外国人が働き始めた場合、日本人との間で問題が起きかねません。本記事では、外国人が日本で働く前にぜひ知っておいてもらいたいポイントを紹介します。外国人を雇用する予定の企業様はぜひお読みください。
日本のビジネスマナーや文化に適応すること
1つ目は、日本や日本人を理解し、尊重することです。 日本には上司・部下の関係の他にも、先輩・後輩の上下関係も重要視されます。これを理解せずに、自分よりも入社時期が早い人に敬意を欠いた言動をとってしまうと「失礼な新人だ」と思われます。その結果、職場に馴染めず孤立することにもなりかねません。
外国人であっても、日本の職場で働く以上は「郷に入れば郷に従え」の精神で仕事に臨むことが大切です。
給料からあらかじめ控除されるものがある
日本は「皆保険制度」をとっている国であり、原則として日本で生活するすべての人が公的医療保険及び年金に加入することになっています。 そのため、報酬や給与の総支給額から保険料が引かれた金額が従業員に支給されます。
この他にも、所得税や住民税などの税金、雇用保険の対象者であれば雇用保険料なども、総支給額から合わせて引かれます。そのため、総支給額と実際に支給される金額(手取り)に5万円以上差が出るということも珍しくありません。
このような控除額(引かれる金額)に関する知識を知らなければ、手取りを見た時に「取り決めた金額よりも会社が少なく支給している」と思い込み、一方的に不信感を募らせたり、会社とトラブルになったりすることが考えられます。外国人を雇用する際には、日本の給料や社会保険制度について丁寧に説明しておくことが重要です。
おわりに
本記事では、外国人が日本で働く前にぜひ知っておいてほしいポイントについて紹介しました。日本のビジネスマナーは諸外国と比べ、少し独特という声をよく聞きます。外国人が日本流の働き方になじめないということもよく聞きますので、事前に説明するなど、しっかりとサポートしていく必要があります。
弊社では外国人の雇用に関するトータルサポートを実施しています。もし外国人の雇用に関してお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。