代表司法書士 石川宗徳の 所長ブログ&コラム
フリーウィルズキャンペーン(遺贈寄付の専門家報酬助成)- 2022年8月22日~31日まで –
フリーウィルズキャンペーン 一般社団法人日本承継寄付協会らが、「日本初」の試みとなる寄付遺言書の作成助成を行う啓発活動「フリーウィルズキャンペーン(遺贈寄付の専門家報酬助成)」を開催します。 【フリーウィルズウィークとは […]
外国会社の日本における代表者として個人だけではなく法人も登記可能に
外国会社と日本における代表者 外国会社の登記事項は会社法第933条2項に列挙されており、その一つに「日本における代表者の氏名及び住所」があります。 以前は、日本における代表者は個人に限られていました。 これが今般、大きく […]
特許業務法人から弁理士法人への名称変更の手続きとその期限
弁理士法の改正 弁理士法の一部が改正され、2022年4月1日から施行されています。主な改正点は次のとおりです。 業務内容として農水知財(植物の新品種・地理的表示)業務の追加 弁理士の欠格事由の追加 法人名称の変更 一人法 […]
募集株式、募集新株予約権の発行と総数引受契約証明書
募集新株予約権の引受けの申込みを証する書面 募集新株予約権の発行の登記申請をするときは、 その引受けの申込みを証する書面(申込証) 又は その総数引受契約を証する書面(総数引受契約書) の添付が求められます(商業登記法第 […]
株式会社が臨時株主総会を開催するまでの手続き(株主数名程度を想定)
本ページは、対象を非公開会社であり株主が数名程度いる株式会社が、書面投票制度又は電子投票制度を採用せずに臨時株主総会を開催することを前提としています。 株式会社の株主総会 株式会社における株主総会は、会社法 […]
株式会社の基準日について(定時株主総会、配当、株式分割、有償・無償割当て)
株式会社における基準日とは 株式会社は、一定の日を定めて、当該日において株主名簿に記載され、又は記録されている株主をその権利を行使することができる者と定めることができます(会社法第124条1項)。 この一定の日を「基準日 […]
事業年度を変更したときに、会計監査人の任期が終了するタイミング
会計監査人と任期 会計監査人には任期があり、その任期は、選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までとなっています(会社法第338条1項)。 会計監査人は選任された以降、定時株主総会 […]
【相談事例】一般社団法人の登記内容に漏れがあったので修正したい
一般社団法人及び一般財団法人に関する法律を以下「法人法」といいます。 一般社団法人の登記事項と登記漏れ 一般社団法人の設立登記を申請するときは、その登記の内容として登記すべき事項を網羅する必要があります。 […]
資金調達(エクイティファイナンス)をするときに利用される種類株式の内容
種類株式を用いた資金調達 中小企業、特にIPOを目指すベンチャー企業においては、種類株式を用いて資金調達が行われることがあります。 細かい記載の仕方や、会社・投資家の有利不利による内容の違いはありますが、当該種類株式の内 […]
多くの中小企業において、官報で行う決算公告には何を記載するか
株式会社の決算公告義務 株式会社は、定時株主総会の終結後遅滞なく、貸借対照表(大会社にあっては、貸借対照表及び損益計算書)を公告しなければならず(会社法第440条1項)、公告方法が官報又は日刊紙である株式会社は、貸借対照 […]
監査等委員会設置会社の取締役(監査等委員を含む)全員の再任手続きと登記
監査等委員会設置会社 平成27年(2015年)5月1日施行の改正会社法により、監査等委員会設置会社という機関設計を選択することができるようになりました。 監査等委員会を置く株式会社のことを監査等委員会設置会社といい(会社 […]
株式会社は株主総会のみで本店移転の決議を行うことができるか
本店移転の意思決定機関 株式会社が本店を移転し、本店の移転にかかる登記手続きするには、当該株式会社においてその旨の意思決定をしたことを証する書面が求められます。 株式会社の本店の所在地は定款の記載事項ですので(会社法第2 […]
取締役会設置会社(株式会社)の定時株主総会のスケジュールと手続き
この記事では、取締役会設置、監査役設置、監査役会非設置、会計監査人非設置、大会社ではない非公開会社を前提としています。 計算書類の作成と定時株主総会 株式会社は、各事業年度に係る計算書類及び事業報告並びにこれらの附属明細 […]
指名委員会等設置会社の取締役、各委員及び(代表)執行役の重任の手続きと登記
指名委員会等設置会社の役員構成 指名委員会等設置会社とは、指名委員会、監査委員会及び報酬委員会(以下「指名委員会等」といいます。)を置く株式会社のことを指します(会社法第2条12号)。 指名委員会、監査委員会又は報酬委員 […]
士業法人の社員の入退社にともなう登記すべき事項は「加入」「脱退」
士業法人の社員と登記事項 士業法人の社員の住所及び氏名は登記簿の記載事項であり、社員が複数いるときに代表社員を置いたときは、当該社員の資格は代表社員として記載されます。 東京都港区●●● 社員 甲野一郎 東京都中央区●● […]
株式会社の公告方法は約83%が官報であり、官報で実際に決算公告をしている株式会社は1.5%
株式会社の公告方法 株式会社は、公告方法として、次に掲げる方法のいずれかを定款で定めることができます(会社法第939条1項)。 官報に掲載する方法 時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲載する方法 電子公告 定款で公告 […]
後継者の最低限のリスクヘッジとしての一行遺言
後継者と株式の相続 株式会社Xを代表取締役社長A(株式会社Xの株式を100%保有)が創業し、後継者であるAの長男Bが一緒に働いているというケースがあったとします。 株式会社Xにおいて、社長Aも長男Bも、株式会社Xの他の役 […]
相続人間の話し合いは終わっているのでいつでも相続登記できます、の勘違い
遺産分割協議と相続登記 相続財産に不動産が含まれているケースにおいて、相続人間で遺産分割協議が無事にまとまり、被相続人の長男が不動産を相続することが決まったとします。 このときに長男は、被相続人名義の不動産を自分名義にす […]
2022年4月1日から成年年齢が引き下げられることにより変わること
民法の一部改正と成年年齢の引き下げ 2022年3月現在、民法第4条に「年齢20歳をもって成年とする」と定められているところ、2022年4月1日からは「年齢18歳をもって成年とする」とその内容が変更されます。 つまり、20 […]
代表取締役、代表社員又は代表理事の住所変更登記に住民票の添付を要しないことの善し悪し
代表取締役等の住所変更登記 株式会社の代表取締役、合同会社の代表社員、一般社団法人や一般財団法人の代表理事(以下、「代表取締役等」といいます)の住所は登記事項とされています。 合同会社の場合、代表社員が法人であれば当該法 […]